木村拓哉さんと工藤静香さんの次女で、国内外で活躍しているモデル・Koki,さん(本名=木村光希 きむら・みつき 18歳)の高額なギャラが、中国でも物議を醸していると週刊誌『週刊新潮』のWeb版『デイリー新潮』が伝えています。
『デイリー新潮』によれば、中国で物議を醸しているのは、中国で開催の男性アイドルオーディション番組『創造営(CHUANG)2021』への出演料といいます。
Koki,さんはこの番組に特別審査員としてゲスト出演し、オーディション参加者のパフォーマンスを見てコメントしたり、参加者たちが挑戦する番組主題歌の英語バージョンの作詞を担当するなどしていました。
<↓の画像が、『創造営2021』に特別審査員として登場のKoki,さんの写真>
- 『創造営2021』で審査を行うKoki,さんの動画(Twitter)
そして、番組がスタート後に週刊誌『女性セブン』が報じた記事では、中国の芸能事情に詳しいジャーナリスト・周来友さんが番組のギャラについて、「現在、中国のエンタメシーンはバブルの様相を呈しています。アジア中からスターを集めようとしていることもあり、出演料が高騰しています。『創造営2021』でのKoki,さんの出演料は、1本300万元(日本円で約4,800万円)はくだらないと見られています」
と語っていました。
この報道の一部を中国メディアが切り取って翻訳し、紹介したことがきっかけで、中国のネット民たちも激しく反応していたそうです。
中国の芸能事情に詳しいジャーナリストは、「中国のSNS上では『ちょっとコメントしただけで300万元?その価値ある?』『この金額は木村拓哉の価値で彼女の価値ではない』『木村拓哉はたしかにすごいけど、彼女は何の代表作もない』『代表作は産まれて来たこと、それだけ』などと、否定的な意見が多く寄せられました。こうした反感の声を紹介した記事も現地で複数配信されました」
と明かしています。
こうした批判が噴出した背景については、「新人のKoki,が、日本では到底得られないであろう出演料を中国で稼ぐ図式が反感を呼んだのです。『中国芸能界での活動は本当にいい金儲けだね!』といった声がSNS上で多く出ています。実際、この番組でのKoki,の出演シーンは、特別審査員として短時間オンラインでコメントしただけということもあって、“中国で楽して金儲け”のイメージがついてしまった」
と説明しています。
Koki,さんは、中国でも高い人気・知名度を誇る『SMAP』の木村拓哉さんの娘として、現地でも大きな話題を呼び、「最強星二代」とも現地メディアに報じられていたそうです。
この意味について同ジャーナリストは、「一代で財を成した富裕層の子供は『富二代』と呼ばれますが、『星二代』はスターの二世のことです。“最強の二世芸能人”といった意味です」
としています。
そうしたこともあって、中国でも「それだけ出演料を出すなら木村拓哉を呼んでよ!」「木村拓哉なら代表作がたくさんあるから大金をもらってもわかるけど、この子は何も実績がない」などと、否定的な声が噴出する事態となったそうです。
そして、ネット民から非難の声が上がり始めたこともあってか、これまではKoki,さんを絶賛する記事が圧倒的に多かったものの、報道内容が微妙に変わりつつあるといいます。
この報道を受けてネット上では、
- 中国ネット民の指摘、的確過ぎる。ごもっともですわ…
- 普通に美人だしスタイルもいいのに、売り方がひたすら下手くそで勿体ない…
- 娘たちは母親以外のちゃんとした人が最初からプロデュースしていたら、少しはマシだったかもしれないね
- コーキはもう学生ではないよね?ならば親元から離れて一から出直すことを真剣に考えた方がいいよ。
まだ若いし優秀なプロデューサーのもとで頑張れば良い方に向かうかも。 - 「代表作は産まれて来たこと、それだけ」まさに、その通り!!ま、容姿や七光りも才能のうち、ともいえるけどね。
- 凄いねえ、ワールドスタンダードで「何も成し遂げていない高給取り七光タレント」って認識ができつつあるのか。
- 木村拓哉と工藤静香はすごいけど娘は娘で違うんだよね。お父さんとお母さんみたいに頑張らないと。
競馬の馬だって良血馬も努力してるし。成績悪いと重賞にも出してもらえないよね。 - 代表作は「産まれてきただけ」確かにそのとおりかもしれないね。
モデルといってもウォーキングやポーズの撮り方など、他のモデルと比較すると劣っているように見える。
モデルを名乗るなら、まず本格的に勉強するべきじゃない? - 中国版プデュにメンターとして出てたけど、本当に日本の恥だなと思った。実力はもちろん、実績もないのに上から目線でコメント。
中国だけでなく、日本やタイなど海外からも努力で未来をつかみ取ろうとする若者が切磋琢磨している番組なのに、よく恥ずかし気もなくドヤ顔で出られたもんだよ
などの声が上がっています。
Koki,さんは親のコネをフル活用し、2018年にはファッション誌『ELLE JAPON』の表紙でモデルデビュー、その後は『ブルガリ(BVLGARI)』や『シャネル(CHANEL)』のアンバサダーに就任、『大塚製薬 ボディメンテ ドリンク』でCMデビューも果たしました。
そうした活動によって、同年には『Yahoo!JAPAN』の検索大賞・モデル部門を受賞、2019年には平成最後の『ViVi』で表紙を飾り、シャネルのコレクションでパリコレのランウェイデビューも果たしたほか、中国で放送の『メンソレータム』『ユニ・チャーム シルコット』『ロート製薬 肌ラボ』のCMイメージキャラクターに起用されました。
今年に入ってからは、アメリカの大手化粧品ブランド『エスティローダー(Estee Lauder)』や、イタリアの高級ファッションブランド『ヴァレンティノ(VALENTINO)』のキャンペーンモデルに起用されるなどし、国内外で活躍を続けています。
しかし、これらの活動を巡っては実力が伴っていないとして、以前から批判の声が上がっていましたが、中国でも同様の声が上がり始めているというのは痛いですね。
『女性セブン』が報じた記事では、中国の都市部ではKoki,さんの広告を見かけることも珍しくなく、最近では「親の七光り」といった声も消えているとし、中国での活動姿勢や努力する姿が中国ファンの心を掴んでいると伝えていました。
そのため、『デイリー新潮』が伝えている中国のネット民による非難の声は、ごく一部の可能性もありますが、複数の中国メディアが反感の声を紹介するなどネガティブな報道が増えることによって、Koki,さんに対するイメージが徐々に変化し、アンチが激増する恐れもありますね。
Koki,さんは中国版Twitter『微博(ウェイボー)』のアカウントを持ち、現時点でのフォロワー数は104万人超え(木村拓哉さんは約258万人)で、中国でも支持されている様子ですが、今後も活動内容を巡って中国でも否定的な声が上がるようだと、中国での様々な活動展開は難しくなるかもしれないですね。