大麻事件で懲役6ヶ月・執行猶予3年の有罪判決を受けたベーシスト・KenKenさん(本名=金子賢輔 33歳)が18日、2011年からサポートメンバーとして参加していたロックバンド『Dragon Ash(ドラゴンアッシュ)』での活動終了を発表しました。
KenKenさんは18日に自身のツイッターを4ヶ月ぶりに更新し、「保釈後にメンバーにお詫びと今後の活動についての話し合いの機会を頂き、その場で、これ以上バンド及びメンバーに迷惑をかけることはできないので、サポートを終了させていただきたい旨申し入れをしました。サポート終了のご報告の発表については、極力バンドに迷惑をかけないように両者で協議の上で決めさせて頂き、本日発表とさせて頂くことになりました。」
とドラゴンアッシュのサポート終了を報告しています。
そして、「様々なバンドと並行して活動していましたが、Dragon Ashでの時間はとても貴重で、素晴らしい時間を過ごさせていただいたと深く感謝し、改めて反省しております。サポートには全力を尽くさせていただいたと思っています。8年間、本当にありがとうございました。」
と綴っています。
今後の活動については、「時間をかけながらでも、これからも『今』」できることを全力で取り組んでいきたいと思っております」
とし、「私が言える立場ではないことは十分に承知しています」とした上で、「Dragon Ashが今後も素晴らしい音楽を紡ぎ出していってくれることを心から願っています。改めまして、今まで本当にありがとうございました。」
と締めくくっています。
<↓の画像は、ドラゴンアッシュのメンバー写真>
また、ドラゴンアッシュの公式サイトも18日に更新され、「Dragon Ashの今後の活動におきまして、KenKenと別々の道を歩むことに決めました。」
とKenKenさんのサポート終了を報告しています。
続けて、「2011年、バンドのオリジナルメンバーであるIKUZONE(Bass)の急逝というバンド最大の危機をKenKenは救ってくれました。以降、ライブだけではなくレコーディングやプロモーションにいたるまで、サポートメンバーの枠を超え、活動を共にしてまいりました。」
と振り返りながら、KenKenさん本人から「今後のバンド活動において袂(たもと)を分かちたい」(袂を分かつ:関係を断つの意味)との申し出があり、メンバーそれぞれ様々な思いを抱えながらも、ファンや関係者のことを第一に考えた末、KenKenさんからの申し出を受け入れることを決めたと説明しています。
最後に、「KenKenには8年間の活動を支えてくれたことにあらためて感謝するとともに、今後、完全な更生を果たされ、本人の望む方向に復帰されることをお祈りしています。」
と綴っています。
この発表を受けてネット上では、
- 実際のところクビだろ。DA無視して勝手に復帰しようとしたし。
- なによりかっこ悪。いままで何度もいろんな人に注意されてきたのに。
- 判決後の行動がとどめだった気がします。もう二度とDAのLIVEで”THE LIVE”が聴けないのは、本当に残念、、
KenKenのプレースタイルは大好きでしたが、逮捕後の苦しい言い訳や判決後の行動は大嫌いです。 - ツアーに穴開けて、復帰がDAライブ同日の別のイベントと発表されたんじゃ筋は通らないよな。絶縁ものだよ。
- 今でもDragon Ash好きで、Zepp行くけどKenKenには感謝しているファンも多いよ。でも薬物はアカン。これから薬抜くのは大変だろうけど、しっかり向き合ってほしい
- KENKENベース上手いしカッコよかったのにな。ステージでも映えてた。もうライブで見れないから映像で楽しむことにする。
いろいろ思うことはあるけど基本、おぼっちゃまなんだろうな、と残念でならない。 - Dragon Ashを8年間支えたのは事実。お疲れさまでした。いつかお互い全力で対バン出来る日が来ると良いね。
- 一言の詫びもなくしれっと復帰しようとしたからね。Kjはステージで謝罪までしたのに。ファンとしてもあなたはいりません
- すっげームカツク気持ちと、すっげー残念な気持ち。IKUZONEならなんて言うかな。。でも俺は本当に好きだった。
などのコメントが寄せられています。
KenKenさんは7月に大麻所持で逮捕、8月に起訴、保釈されており、その後にドラゴンアッシュのメンバーと話し合いの場を持ち、バンド脱退を申し入れたとのことですが、有罪判決を受けてから間もなく、ギタリスト・佐藤タイジさんのライブにゲスト出演することが発表され物議を醸しました。
KenKenさんの逮捕によってドラゴンアッシュは急遽、別のベーシストを入れて全国ツアーなどを行っていましたが、ドラゴンアッシュのライブと同日に佐藤タイジさんのライブに参加することが判明し、ドラムの桜井誠さんはKenKenさんの名前は出さずに「愕然。全く聞いてないし、俺らの事なんてどうでもいいのか。」とツイートし、ファン等の間でも批判の声が噴出し炎上状態となっていました。
これを受けて佐藤タイジさんはKenKenさんのライブ出演中止を発表するとともに、「ドラゴンアッシュのツアースケジュールを確認せずに発表してしまいました。反省しております。ごめんなさい。完全に私のミスです。」「ドラゴンアッシュのみんなごめんね。」
などと謝罪していたのですが、KenKenさんの不義理に対するファンの怒りは収まらず、今回のサポート終了発表に対しても厳しい声が多く見受けられます。
KenKenさんは2006年から『RIZE(ライズ)』のベースを担当しながら、2011年からは馬場育三さん(別名=IKUZONE)に代わってドラゴンアッシュでベースを担当し、サポートメンバー扱いながらもバンドに不可欠な存在となっていただけに、大麻事件が原因でサポート終了となってしまったのは非常に残念ではあるものの、バンドに大きな迷惑をかけてしまったからには仕方がないですね。
KenKenさんは今後どういった活動をしていくのかは分かりませんが、今後は大麻や違法薬物を使用することなく、今後またベーシストとして活躍できるよう頑張ってもらいたいです。