GLAYのボーカル・TERUさん(本名=小橋照彦 47歳)が6日、大雪の影響によって北海道・新千歳空港で約3時間も足止めされたことを自身のツイッター上で明かし、遅延した航空会社側に対して「誠意を持って対応して欲しいと強く願います」などと綴ったところ、ネット上では批判の声が殺到し炎上状態になっています。
北海道・函館出身のTERUさんは4日に、上空から撮影した富士山の写真をインスタグラムで公開し、その後は北海道で撮影した写真を複数枚投稿しており、6日まで北海道に滞在していた様子なのですが、6日18時半過ぎにツイッターを更新し、「どんな理由があるのか?理解できないが。千歳から自分が乗る予定の便が2時間10分遅れになり、自分が乗る予定の便の30分後に出発する便が30分遅れで出発、1時間半後の便も30分遅れで飛ぶ予定。なぜこの便だけ2時間10分遅れなんだろう?」
とツイートしました。
<↓の画像が、GLAY・TERUさんのツイート写真>
その後の投稿では事の経緯を説明しており、TERUさんが搭乗予定の飛行機はすでに空港には到着していて、そこから予定よりも1時間半出発が送れるというアナウンスがあり、時間が来たことで一度は並んだものの、さらに40分遅延することが発表されたといいます。
<↓の画像が、GLAY・TERUさんのツイート写真>
その際のアナウンスは、使用機の到着遅れから「使用機材の遅れ」に変更されたといい、これに対してTERUさんは「使用機材の遅れってなんだろう?」と疑問を抱き、それから約10分後には、「えええ!ずっと機体はあったのに、今、搭乗口から乗客が出てきた 機内で待機させられてたのかな?不思議すぎて笑う。どうなってるんだろ?あああ…3時間10分遅れに…。原因が知りたい。使用機到着遅れが原因ではない!ちゃんと見たので、これは確実です。不運。」
とツイートしました。
<↓の画像が、GLAY・TERUさんのツイート写真>
それから約20分後にTERUさんは、「使用機到着遅れで済まされてしまうのは、とても理不尽な感じですね。」「ちゃんとアナウンスしてくれないのは困る。」
などと不満を漏らしました。
<↓の画像が、GLAY・TERUさんのツイート写真>
TERUさんはその後、「日本は素晴らしい。誰一人としてクレームを入れる人がいない。企業には、これに甘んじることなく誠意を持って対応して欲しいと強く願います。やっと乗れるようです。3時間10分遅れ。」
と、航空会社側に誠意ある対応を求めるツイートをしました。
<↓の画像が、GLAY・TERUさんのツイート写真>
一方でTERUさんは、「係りの方や、カウンターで対応していたスタッフの方々も本当にお疲れだったと思います。企業としての対応マニュアルもあると思うのでスタッフの方々も板挟みになり大変ですよね。お疲れ様でした。」
と空港スタッフのことを気遣い、20時半過ぎにはようやく搭乗機が動き出したことを報告した上で、「遅くまで作業ありがとうございました!」「お疲れ様でした!」と除雪作業をしていたスタッフを労っていました。
<↓の画像が、GLAY・TERUさんのツイート写真>
そして、23時前には無事に帰京した様子で、「無事荷物を受け取りました。長い1日だった~(笑)明日から学校の子達も多いですよね~。子供も沢山いたから心配ですね。少しでも早くお布団に入れますように」
と、飛行機の遅延に巻き込まれた子供たちにも気遣いを見せていました。
<↓の画像が、GLAY・TERUさんのツイート写真>
TERUさんはツイッター上でこのように状況を伝えていたのですが、これらのツイートに対してネット上では、
- 誠意ってなにかね
- 十分対応してんだろ、何様だよ
- クレーム付けたいけど、いい人イメージも損ないたくない。どっちつかずの無意味なツイート
- シンディローパみたいにイライラしてる人たちを落ちつかせるために空港で歌えよ
- 別に人的ミスで遅れたわけでもないし、そもそも飛行機3時間遅れたくらいでガタガタ言うな
- 飛行機2時間、特急2時間の遅れを見越して動くのが真の冬の道民
- こういう問題に有名人が言うのは反対。空港は当たり前のように客にクレーム来ないように動く。有名人が言うことでファン達が動く可能性がある。
空港に電話してTERUさんがこう言ってるんです。すぐになんとかしてくださいとか、余計なことするのが考えられる - 滑走路のライトが見えないくらいの雪が降れば離着陸できないから、そりゃ欠航になるよ
雪が降るところに住んでいたんだから、自然相手には無力だって学習しただろうに - 対応してるじゃん。これ以上説明したところでなんか意味あんのか?理解もできないだろうし、理解できたとこで早く終わるわけでもねーだろ
- 3時間待ったけど『飛んでくれてありがとう』なら好感度上がったのに
などの批判コメントが殺到する事態となり、炎上状態になっています。
TERUさんは自身が搭乗予定の便だけが大幅に遅延していたことに始まり、使用機材の遅れなどの理由によって遅延していることがどうにも納得がいかなかった様子なのですが、当初の予定からズルズルと時間が遅れることに対してイライラするのも分かります。
しかし、気象庁発表のデータによれば、5日から6日にかけての新千歳空港の積雪量は20センチを超えており、これによって飛行機の発着時間が大きく乱れてしまったのは仕方がないことかと思います。
TERUさんは誠意ある対応を求めるとしていますが、航空会社側としては安全かつ迅速に飛行機を飛ばせるよう尽力していたわけなので、自身が持つ影響力なども考え、空港でのイライラをSNSで発信するのは避けてほしかったですね。
ちなみに、TERUさんと同じ北海道出身のシンガーソングライター・松山千春さんは、2017年8月に新千歳空港で1時間以上も足止めを食らった際に、搭乗した機内の雰囲気が悪くなっていることを感じ取り、客室乗務員に「機内が和むように、歌いますよ」と申し出て、アカペラで代表曲『大空と大地の中で』のワンフレーズを歌唱して場を和ませ、この情報がツイッター上で拡散されたことで大きな話題になりました。
TERUさんにも同様のことをしてもらいたいとまでは思いませんが、今回の発言によってネット上では炎上騒動に発展しており、イメージダウンもしていることから、今後はツイッターでの言動には特に注意してほしいですね。
【追記 1/8 17時20分】
TERUさんが8日、自身のツイートがネットニュースに取り上げられるほど反響を呼んでいることを受け、改めてツイッター上で真意を説明しました。
TERUさんは6日の新千歳空港の天候について、「悪天候ではなく日中は晴れ間が見えるくらい、空は安定してました。」とした上で、「アナウンスをもっと早くとお伝えしたのも搭乗時間に並んで下さいと言われ並んだら出発時間過ぎてから遅延のアナウンス。それが2回続いたので『誠意ある対応を』と言いました。」
と綴っています。
<↓の画像が、TERUさんのツイート写真>