若者を中心に人気上昇中のお笑いコンビ『EXIT(イグジット)』のボケ担当・兼近大樹さん(かねちか・だいき 28歳)が、芸人になる前の逮捕歴を週刊誌『週刊文春』によってスクープされ、これによってレギュラー番組の出演見合わせなど、次々に仕事がキャンセルになるなど大きな波紋を呼んでいます。
『週刊文春』が報じたのは、EXIT兼近大樹さんが芸人を志す前の19~21歳にかけての逮捕歴で、2011年11月に少女売春斡旋(あっせん)の疑いで逮捕され、罰金10万円の有罪判決を受けていたことが明らかにされました。
また、2012年8月には地元の人気ホストの自宅マンションから現金1000万円を盗んだとして、当時働いていたサパークラブのオーナーらと共に逮捕されています。
『週刊文春』の取材に応じたEXIT兼近大樹さんは、少女売春斡旋での逮捕と有罪判決は認めた一方、2012年の窃盗事件では10日間勾留されたが逮捕はされていないと否定していましたが、当時の新聞には逮捕者としてEXIT兼近さんの名前も掲載されており、その事件で逮捕されたのは間違いないようです。
<↓の画像が、EXIT兼近大樹さんの逮捕報道の写真>
そして、『週刊文春』の報道に対してEXITの所属事務所『吉本興業』は、出版元の『文藝春秋』に対して抗議を行い、民事・刑事上の法的措置を検討しているとしており、大きな騒動に発展しているのですが、そもそもなぜEXIT兼近大樹さんの逮捕歴が発覚したのか、『週刊文春』はどこからこの情報を手に入れたのか気になるところですが、ニュースサイト『覚醒ナックルズ』は報道の裏側、リーク元について報じています。
EXIT兼近大樹さんは地元・北海道での交友関係を完全に切るため、それまで使用していた携帯電話を解約し、さらには自ら死亡説を流して上京したと告白しているのですが、北海道時代のEXIT兼近さんに恨みを抱えている人間もいたようです。
『覚醒ナックルズ』の記事では夕刊紙記者が、「兼近の北海道時代のツレのX氏が今年上京して、さまざまなルートを探って現在の兼近の連絡先を手にいれた。過去のイザコザは別として単純な懐かしさで兼近に何度か電話をしたが『もう昔の俺は死んだし、過去のことも忘れてくれ』との一点張りだったそう。そっけない対応に怒ったX氏が、文春に兼近の過去をタレこんだと聞いた」
と語っています。
そうした情報は今年の春前に『週刊文春』にリークされていたそうですが、それから間もなくEXITの人気が上昇し、そろそろ記事を出そうとしたころに、『フライデー』が吉本芸人の闇営業問題をスクープし大騒動に発展したため、闇営業騒動が落ち着くのを見計らい、満を持してEXIT兼近大樹さんのスキャンダルをスクープしたそうです。
『覚醒ナックルズ』はこのように、EXIT兼近大樹さんのスキャンダルがスクープされた裏側について報じているのですが、『週刊文春』の記事でも札幌市の知人が、「ちょうど兼近が売れ始めた時期、彼は携帯番号を変え、過去の悪さを知っている昔の仲間と関係を絶ち始めたんです。『あんなに世話してやったのに何なんだ』と怒っている地元の人間は少なくないですよ」
と証言しています。
この知人がEXIT兼近大樹さんの逮捕歴などをリークしたのかは定かではありませんが、過去の人間関係をキッチリ精算することなく、一方的に関係を切ったことで恨みを買ってしまい、過去を知る人物に情報を売られたのはほぼ間違いないのかもしれませんね。
EXIT兼近大樹さんは『週刊文春』の取材に対して、「正直いつか絶対バレることなんで、吉本にはずっと話していて。絶対に誰か気付くんで、それが今、文春さんが知ってくれたということで正直嬉しかったです。『やっと、今、言えるんだ』って!吉本からは『誰にも言うな』『絶対ダメ』って言われて」
などと語っており、今後さらに黒い交際や過去のトラブルなどが出てくる可能性は低いとみられますが、他にもまだ何かあるんじゃないかという不安は少しあります。
しかし、EXIT兼近大樹さんは過去の過ちを認めた上で、「過去と未来は変えられないんで。未来と自分だけ変えていくんで。ヒュイゴー(Here we go)しましょう、未来に!」
と前向きな発言をしているほか、多くのファンたちも変わらずEXITを応援していくとしており、黒いイメージは付いてしまったものの、これからどれほど人気を伸ばし活動の幅を拡げていけるのか、引き続き見守っていきたいですね。