今年デビュー35周年を迎えた『B’z』の全国ツアー『B’z LIVE-GYM Pleasure 2023 -STARS-』会場で大事故が発生し、ネット上で物議を醸しています。
福岡県警中央警察署の発表によると、16・17日にB’zが福岡PayPayドームでライブを開催後、スタッフがセットの解体作業を行ったところ、18日午前1時半頃に作業員が鉄骨の下敷きになる事故が発生したとのことです。
この事故は、ワイヤーで吊るしていた鉄骨が落下したことで、20~50代の男女7名が負傷し、30・50代の男性2人が重傷を負っているものの、命に別状はないといいます。
警察はこの事件に対して、業務上過失致傷の疑いもあるとみて経緯を詳しく調べているとのことです。
こうした事件の発生を受けて、B’zの所属事務所『B ZONE』(旧名・Being)と傘下の個人事務所『VERMILLION』はバンドの公式サイトで、ライブのセットを解体中に事故が発生したことを報告し、「この事故により、ツアースタッフ・アルバイトスタッフが負傷し、現在病院で手当を受けており、会場では警察の方々による現場検証が行われました(重軽傷7名・怪我をしたスタッフは命に別状はございません)」
としています。
この事故を受けて、21~24日の大阪・ヤンマースタジアム長居でのライブ開催については慎重に協議し、検証を行うとしており、開催の可否については19日に発表予定としています。
そして、B’zのライブ会場で発生した人身事故に対してネット上では、
- ユーミンのコンサート会場の解体と設置の様子をテレビで見たけど、時間との戦いだったよ 重いもの高い場所危険な仕事
- PayPayドーム参加してて余韻に浸ってたから通知きてびっくりした。ステージセット破損だと今週末は厳しそうだね..
- 重軽傷も心配で残念だけど死者が出なくて不幸中の幸い
- B’zだからね、特効とかすごそうだし、重機と人手交互に入って慎重に崩してたんでしょ それでも事故は起きるんだから怖いよね
などの声が上がっています。
7人のスタッフが鉄骨の下敷きとなり、うち2人が重傷という大事故ながらも、命に別状はないというのは不幸中の幸いでした。
最近では、野外音楽フェスティバル『WATERBOMB(ウォーターボム)JAPAN 2023』のリハーサル中に、水噴射装置「ウォーターキャノン」から出た大量の水を顔面に受けた男性スタッフが、「顔面負傷による脳挫傷」で死亡するという大きな事故が発生しています。
また、昨年7月には香港の人気ボーイズグループ『MIRROR』のコンサート中に、天井に吊るしていた重さ600kgの巨大モニターが落下し、その下にいたメンバーに直撃して大ケガを負うという衝撃的な事件もあり、この事件ではコンサート関係者5人が逮捕されました。
大きな会場のライブでは当然セットが大掛かりとなり、一歩間違えば大きな事故に繋がる恐れがあり、今回の鉄骨落下は人為的なミスで発生したものなのか否かは不明ながら、これからしっかりと検証して原因を突き止め、再発防止対策をとった上でライブを再開させてほしいですね。