BTS日本公演開始、東京ドームライブでメンバー初コメント。所属事務所が原爆バンザイTシャツ騒動などを謝罪。
昨年着用していた原爆バンザイTシャツなどによって、物議を醸している7人組K-POPグループ『BTS(防弾少年団)』が13日から、予定通り世界ツアーの日本公演を開幕しました。
日本公演は来年2月17日まで、東京ドーム、京セラドーム大阪、ナゴヤドーム、福岡ヤフオクドームの4大ドームで全9公演開催し、約38万人を動員予定としており、日本公演は13・14日の東京ドームで開幕となり、会場には数多くのファンが集まったといいます。
各報道によると、BTSのメンバー7人が横一列に並んで順番に話をする中で、原爆バンザイTシャツを着用していたリードボーカル・ダンサーのジミンさん(JIMIN 本名=パク・ジミン 23歳)が、日本語で「この数日僕のせいで…」と切り出し、「このような状況なので、アーミー(ファンの総称)の皆さんだけでなく、全世界の皆さんが驚かれ、ご心配されていたと思います。僕たちはこれからも会える機会がたくさんあると信じています。今日、皆さんとした初めての東京ドーム公演を忘れられないと思います。幸せな気持ちになってくれたらうれしいです」
などと話し、特にファンに対して謝罪の言葉は述べなかったとのことです。
<↓の画像は、騒動の発端となった原爆バンザイTシャツを着用するBTS・ジミンさんの写真>
また、この日の東京ドーム周辺では抗議活動をする人も現れ、原爆バンザイTシャツを受けてBTSとファンを批判する街頭演説が行われ、それに対してファン等が「うるさい」と声を上げると、抗議を行う演説者が言い返したり、演説はヘイトスピーチだとして批判する団体も登場するなどし、多数の警察官も現場に集まるほど物々しい雰囲気になっていたようで、コンサート開演前にマイクを持った男性が最寄りの地下鉄駅前で、「日本が嫌いなアーティストは日本に来るな」などと演説していたとのことです。
<↓の画像が、東京ドーム周辺で抗議活動を行った活動家らの写真>
そして、今回のコンサートでのBTSメンバーの対応などに対してネット上では、
- 問題に対して謝罪した訳じゃないし、何の意味もない。これほど無意味なと言い切れる対応はなかなかない。
- 心配とか驚くとか、、そのコメントに呆れてしまう。心配はしてないが謝罪は必要。
このままスルーしたいようだけど、無理でしょうね。 - ファンは応援したい気持ちはわかる。。ただこれは許される事ではない。正式に謝罪会見もせず、堂々とライヴ出来る神経がわからない。。
韓国人好き嫌いの次元ではないくらいの重大な問題です - 事務所から謝罪文が出たらしいですが本人達からは謝罪なし。
米団体に謝罪を求められたから事務所は謝罪したのでしょうが、本当は謝罪なんてする気なかったでしょうね。 - 日本活動をするなら、ファンを大切に思うならこれからは安易な反日活躍はやめてほしいですね。
彼らの音楽が素晴らしいことは分かっているので今後の態度が大切かと思います。日本活動がどうなるかは分かりませんが。。
などのコメントが寄せられています。
BTSのメンバーから直接謝罪の言葉などは無かったのですが、BTSが所属する韓国の芸能事務所『ビッグヒットエンターテインメント』は13日にフェイスブックを更新し、今回の一連の騒動に対する謝罪コメントを韓国語で発表しています。
そのコメントでは、「防弾少年団をはじめ、当社所属のすべてのアーティストたちの活動は、戦争や原爆などを支持しておらず、原爆投下で被災された方々に傷を付ける意図は全くなく、これからもありません」
とし、着用していたTシャツも意図して着用したものではなく、グループに反日的な思想はないといった弁明をしています。
最後には、今回起こした一連の問題を解決していくために最善の努力を尽くすとし、今後の活動においても心に傷を負うような方が出ないよう注意を払うとし、これまでの活動ではそうした面に不備があったことを改めて謝罪した上で、今後の対応については、「日本と韓国の原爆被害者協会の関係者に接触していき、今回の問題に対する説明や心に傷を負った方々に謝罪を行っていきます。」
としています。
同時に、BTSはナチス・ドイツの「鉤十字」(かぎじゅうじ ドイツ名=ハーケンクロイツ)などがデザインされた帽子を着用するなどしていた問題も謝罪しており、謝罪を求めていたユダヤ系人権団体『サイモン・ウィーゼンタール・センター(SWC)』に対して、謝罪の手紙をまずは送付したことなどを明らかにしています。
なお、問題の原爆バンザイTシャツを作成した韓国のデザイナーは、韓国メディアの取材に一応釈明をしていましたが、結局は再びTシャツの販売を再開させることを明言しており、『直撃LIVE グッディ!』(フジテレビ系)の取材に応じたデザイン会社の従業員は、「反響が大きいからまた再販することにしたよ。日本人からの問い合わせもすごいです」と語り、やはり全く反省などはしていない様子です。
こうしたところを見ると、BTS側も結局は今後の活動のため、お金のために表面的に謝っただけなのかなと思ってしまいますが、今回の謝罪を受けて一連の騒動は収束していくのか、それとも引き続き粗探しが行われるのか、今後の展開にも注目したいところです。
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