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防弾少年団の新曲『Bird』お蔵入り? 秋元康とコラボにファン怒り、アーミーが事務所に徹底抗議でシングルから除外決定

BTSと秋元康のコラボ中止、日韓ファンのARMY激怒で騒動。右翼的思想、女性蔑視を韓国人は問題視し…

現在世界的に高い人気を得ているK-POPグループ『BTS(防弾少年団)』が、11月7日に日本でリリース予定のトリプルA面シングル『Bird/FAKE LOVE/Airplane pt.2』でトラブルが発生し、放送作家・作詞家で音楽プロデューサーの秋元康さんが手掛けた楽曲『Bird』の収録取り止めを発表しました。

11月7日にリリース予定の日本9枚目シングルは、秋元康さんが手掛ける日本オリジナル楽曲『Bird』に加えて、『BTS』が5月に韓国でリリースしたアルバム『LOVE YOURSELF 轉(てん) ‘Tear’』に収録されている『FAKE LOVE』、『Airplane pt.2』の日本語バーションを収録予定でした。

<↓の画像は、『BTS(防弾少年団)』のメンバー写真>

『BTS』と秋元康さんが出会った経緯は、所属事務所『BigHit Entertainment』のパン・シヒョク代表と秋元さんは約1年前に初対面してから交流を続け、パン氏が秋元さんの詞の世界観が好きだったことから作詞を依頼し、『BTS』と秋元康さんのタッグが実現したとのことでした。

これらの情報は13日に解禁されたのですが、『BTS』のファンたち(通称:ARMY)は秋元康さんとのコラボに否定的な声を上げており、日本と韓国のファンたちから怒りを買う事態となっていました。

ニュースサイト『WEZZY』によると、『BTS(防弾少年団)』というグループ名には「10代、20代に向けられる抑圧や偏見を止め、自身たちの音楽を守り抜く」という意味合いが込められているといい、楽曲の歌詞も恋愛ソングなどを歌うだけでなく、若者たちの精神的な部分の問題、貧困や雇用などの社会問題も歌詞に盛り込んでいるそうです。

『BTS』の日本8枚目シングル『MIC Drop』ミュージックビデオ

また、『BTS』はアイドル的なボーイズグループではなく、HIPHOPプロジェクトとして始まり、作詞・作曲にもメンバーたちが積極的に関わるなどして若者たちの声を代弁し、そうした部分も若者たちから支持される要因になっていることから、AKB48グループや坂道グループなどの総合プロデューサーとして有名な秋元康さんが『BTS』の楽曲を手掛けることに対して、不満をもったファンが多かったようです。

さらに、韓国では秋元康さんの政治思想などが問題視されてしまったようで、韓国のファンが「秋元康は安倍政権の右翼的政策に賛同する作詞家」などと声を上げ、『BTS』が秋元さんとコラボすることでイメージ悪化に繋がるとして、「右翼、女性嫌悪の作詞家とのコラボを直ちに中止して関連資料の全量廃棄を要求します」と訴える文書を作成、それがネット上で拡散されたことによって韓国ファンの間でも騒動になっていたとのことです。

<↓の画像は、秋元康さんと安倍晋三首相のツーショット写真>

韓国メディアによると、AKB48が靖国神社前で公演(2006年『桜フェスティバル』出演)したり、メンバーが靖国神社を参拝をしたり、その他にも旭日旗を模したデザインの衣装を着用していたことによって、総合プロデューサーの秋元康さんは「右翼」だと指摘され、「歌詞などで女性の性を商品化している」とも批判されていたそうです。

<↓の画像は、旭日旗を模したデザインのAKB48の衣装写真>

こうした騒動に発展した結果、『BTS』の所属事務所は15日に公式ファンクラブサイトを通じて、「本社は11月発売予定の日本シングルに対するファンのみなさんの懸念を十分に認知している。これを基に関連協議を進めているため少しだけ待ってほしい」というコメントを発表しました。

そして、16日に同サイトを通じて「11月7日発売のニュー・シングルの内容を制作上の都合で変更します。発表直後の変更になった事、お詫び申し上げます」と、秋元康さんとのコラボ曲『Bird』をシングルから除外することを明らかにしました。

このような騒動に発展したことに対してネット上では、

などのコメントが寄せられています。

韓国のファンたちが秋元康さんは右翼的政治思想を持ち、女性蔑視をしているとしてコラボ中止を訴え、それが実現してしまったことから、韓国のファンを批判する声も噴出する事態となっているのですが、日本のファンたちも秋元さんとのコラボに拒否反応を示し、否定的な声を上げていました。

そのため、反日の韓国ファンが怒りの声を上げていたのは事実ではありますが、日本のファンたちも秋元康さんと『BTS』のコラボには反対しており、その部分にもっと注目した方がいいのではないかと思います。

秋元康さんはAKB48や乃木坂46などのアイドルグループだけでなく、様々なアーティストの楽曲でも作詞を担当しており、有名なのは美空ひばりさんの代表曲『川の流れのように』などで、作詞家としては素晴らしい才能を持っている方だと評価されているのですが、ファンたちの声を見ると『BTS』のカラーには合っていなかったようなので仕方のない結果かもしれません。

シングルに収録されないことが決定した『Bird』は、このまま完全お蔵入りとなってしまう可能性が高そうで、秋元康さんがどういった詞を書いていたのか気になるところですが、『BTS』には今後もメンバーたちの思いが詰まった曲をファンに届けていってほしいですね。

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