顔の激変ぶりが定期的に話題になる韓国出身の歌手・BoAさん(本名=クォン・ボア 37歳)が、突然インスタグラムで芸能界引退を匂わせたり、投稿を全て削除するなど、不穏な動きを見せていることで心配の声が上がっています。
BoAさんは3月26日に、2022年11月発売の3rdミニアルバム『Forgive Me』以来となるニューシングル『Emptiness』を配信リリースしました。
新曲のリリース前には自身のインスタグラムアカウントを一度非公開にし、新曲に関する投稿以外を全て削除したほか、フォローしているアカウントも、3年前に腹膜ガンで亡くなった兄で、ミュージックビデオ監督のクォン・スンウクさん(享年39)のみとなっていました。
4月6日にはインスタグラムのストーリーズ(24時間限定公開の機能)で、「もう契約が終わったら引退してもいい?」と投稿し、その翌日には「私の契約は2025年12月31日までです! それまでは本当に幸せに歌手BoAとして最善を尽くします! 心配しないで私の愛するジャンピング(ファン)たち」と綴り、来年をもって所属事務所『SMエンターテインメント』との契約が終了することも明らかにしました。
その2日後には、唯一残っていた新曲に関する投稿も削除し、それから10日近く経ちますが新規投稿は無く、投稿がゼロのままとなっています。
こうした不穏な動きを見せている大きな原因は、ネット上での誹謗中傷行為とみられています。
週刊誌『週刊女性』のWeb版『週刊女性PRIME』などによると、今年1月~2月に放送の韓国ドラマ『私の夫と結婚して』にBoAさんが出演したところ、「演技力がない」といった批判だけでなく、BoAさんの唇の変化を揶揄する声が上がっていたそうで、そうした声に対してBoAさんはライブ配信で、「最近、私の容姿にたくさんの方が関心を持っているようだ。オーバーリップは、私が唇を噛む癖があるので、どんどん(リップが)広がってしまったのだと思う。たくさんの方が私の唇を心配しているようだが、心配しないでほしい。私の唇には何の問題もない」
などと語っていたといいます。
<↓の画像が、ドラマ『私の夫と結婚して』出演時のBoAさんの写真>
<↓の画像は、ビフォー・アフター写真>
その後も誹謗中傷が続き、芸能界引退を匂わせる前にはストーリーズで、「(自身を)管理しなければしないで悪口を言われ、したらしたで言われ、痩せすぎだから太れと言われ、太ったら豚みたいだと言われ。あなたたちの顔は分からないけど、人生そんなに時間を無駄にしないで。悪いけど私はBoAよ」
と、誹謗中傷に対して苦言を呈していたといいます。
また、韓国の報道番組に出演した際にも、「人々に見られる人生を生きる芸能人たちが、八つ当たりの対象にならないことを願う」
との思いを明かしていたそうです。
そして、11日にはSMエンターテインメントがBoAさんに対する誹謗中傷行為に関する声明を発表し、「アーティストに対する虚偽事実の流布、悪意のある人身攻撃、侮辱、誹謗が持続的に発生している」とし、国内外で大規模な告訴を行っていることを明らかにしており、「当社はすでに多数の掲示物について十分な資料を収集し、サイバーレッカーなど特定事例に対する調査および告訴を行っています。持続的な情報収集を通じて、法的責任を最後まで問う計画です。」「当社は善処や合意なしに、関連人物たちを法的に処罰する方針」「改めてこのような行為が、個人の名誉と尊厳を損なう犯罪行為であることを明らかにし、関連法令に従ってこのような行為をした人は、強力な処罰の対象になるということを厳重に警告します」
としていました。
続いて17日には、韓国のオンラインコミュニティサイト等の掲示板の投稿者を対象に、法的手続きを開始したことも明らかにしました。
こうした事務所の対応について、週刊女性PRIMEの記事では韓国のスポーツ紙記者が、「SMの対応は迅速なようにも見えるものの、ファンは長年BoAさんへの誹謗中傷を放置してきた事務所に不満を抱いています。一部のファンはSMの社屋前でトラックを停車させるという“トラックデモ”を遂行。そこには、『アーティストを利用するのではなく、保護せよ』などというメッセージが掲げられていました。BoAさんを巡ってまさしく混乱に陥っています」
と語っています。
BoAさんの顔が不自然に変化しているのは事実で、日本のテレビ番組に出演する度に顔の変化が話題になっており、昨年末放送の特番『発表!今年イチバン聴いた歌~年間ミュージックアワード 2023~』(日本テレビ系)に登場した際にもネット上では、「誰?面影が無い…」「名前書いてなかったら、BoAとは分からなかった」などの声が上がっていました。
また、今年に入っても顔の激変ぶりを指摘されており、別人のように容姿が変わっていることに対して、驚きや違和感を指摘する声が上がるのは仕方がないと思いますが、誹謗中傷にあたる悪口などの行為はアウトで、特に韓国では有名人が誹謗中傷を受け続けた末に、自ら命を絶ってしまう事例が非常に多いだけに、最悪の事態を招く前に事務所がきっちりと適切な対応をしてほしいと思います。