大ヒット公開中のアニメ映画『鬼滅の刃 無限列車編』の続編「遊郭編」が、年内にテレビアニメ第2期として放送することが先日発表され話題になる中で、原作コミックスの粗悪な海賊版がネット上で流通していることが判明し、出版元の『集英社』が注意喚起を行っており、海賊版の見分け方も説明しています。
『集英社』の発表によると、コミックス全23巻を印刷した海賊版がネット上で販売されているといい、同社が入手した海賊版は正規品として比較した場合に、「背幅(コミックスの厚み)が薄い」「第4巻の表紙カバーの裏表紙の定価表記(本体400円+税)が罫線で囲まれていない」といった特徴がみられたとしています。
このタイプの海賊版は、人気フリマアプリ『メルカリ』、『Amazon(アマゾン)』のマーケットプレイス(Amazon以外が販売の商品)で確認されているといい、全23巻セットで販売されていたとのことです。
<↓の画像が、『鬼滅の刃』海賊版コミックスの見分け方の写真>
『集英社』が入手した『鬼滅の刃』全巻セットの海賊版は、いずれも同じ正規品をスキャンしてまとめたものとみられ、コピーされた第1巻の奥付は「2020年6月30日 第39刷発行」となっているそうです。
現時点では、一般の書店やコンビニ、ネット上の書店が販売している商品からは、『鬼滅の刃』の海賊版は発見されていないとのことです。
『集英社』は現在、関係各所に海賊版排除の協力要請をしているとし、もし正規品ではない海賊版を購入したとしても、同社としては返品・交換や本物かニセモノかの鑑定などの対応はしないとしています。
『集英社』はこのように『鬼滅の刃』の海賊版流通を発表するとともに、購入しないように注意喚起を行っているのですが、この問題に対してネット上では、
- amazonはまだ高い。普通に本屋で注文して定価で買いましょう
- Amazonは良く無いね。マスクの時も偽マスクあったし
- 厚さが薄いってページが少ない訳じゃないよね?薄くて質の悪い紙を使ってるのか?しかしアマゾンあたりで売られてたら買ってしまう人もいるよな。
- Amazonで全巻販売してる所のレビューに画像も載ってました。年末クリスマスお正月でがっつり売れてますね。最悪だなぁこれ。
普段漫画買わない私なら多分気が付かない。並べるとかなり厚みの差がありますね - 昨日の段階ではアマゾンで普通に売ってましたよ。購入者が写真を載せてくれてたので自分は助かりました。
- メルカリはフリマの延長線だがAmazonで普通に売られてるってのが大問題だよ。Amazonサイドの責任もそろそろとく時期でもある。
ろくでもない出品者だけの問題でうちは関係ないではないと思うな、楽天もAmazonも。転売屋とか違法品普通に売ってるじゃん、そんなショッピングモールないぞ実店舗じゃ。 - ライセンスなしの違法グッズは山のように流れてるだろうけど、まさか紙の本の海賊版が出るとは…
コピー機買って製本とかできないだろうし、これ食い詰めた印刷所とかが手を貸してる可能性あるんじゃないかな。もしくは海外の印刷所で印刷?
とりあえず中古や流通品を扱う店とメルカリみたいな個人取引の所は要注意だね。きちんとした本屋で注文しないと - 通信販売が普通になってるけど、やっぱり実物を手にして買い物を吟味できる実店舗は重要な存在
- メルカリは高額転売だろうが海賊版だろうが盗難品だろうが対応する気ゼロだからな、出品者がまともな人である事を祈るしかない。amazonは中華の嘘レビューだらけでレビューは一切信用出来ないし。
などの声が上がっています。
『鬼滅の刃』のコミックスは現在も売り上げを伸ばし続けており、『集英社』は15日付でコミックスの累計発行部数(電子版を含む)が1億5,000万部を突破したおことを発表しており、昨年12月時点では1.2億部突破とし、それから約2ヶ月で3000万部を増刷しました。
ただ、『鬼滅の刃』のコミックス最終巻(23巻)は昨年12月9日に発売され、3ヶ月が経った現在も、コミックス全巻を揃えることが難しい状況が続いているようで、SNS上などでもコミックスが売り切れだったとの報告が複数上がっています。
一方で、アマゾンのマーケットプレイスやメルカリなどでは全巻セットが出品されており、コロナ禍に実店舗へ行かずに容易に手に入れることができることもあって、定価以上でもネットで購入する人が多いようなのですが、トラブルも少なくない様子です。
現時点でアマゾンのマーケットプレイスで販売されている全巻セットのレビューを見ると、新品セットと謳いながら実際には中古品だったとのコメントが複数寄せられています。
さらには、粗悪な海賊版まで普通に販売されていたとのことで、やはりネット購入は細心の注意を払うことが必要ですね。