救急車を蹴り、器物損壊容疑で逮捕され、11月30日に釈放されたシンガーソングライター・鬼束ちひろさん(41)が2日、所属事務所を通じて直筆の謝罪文を出しました。
まず、今回の事件に対して個人事務所『株式会社NAPOLEON RECORDS(ナポレオンレコーズ)』は、救急隊員と東京消防庁、関係者やファンに対する謝罪の言葉を綴った上で、「今回の行為につきましては、弁明の余地もない行為であり、本人自身も深く反省をしているところでございます。今後二度とこのようなことが起きないように、鬼束ちひろ自身、今回の件に関し、更なる反省と自覚を持つよう、弊社といたしましてもそのための対応をしていく所存です」
としています。
<↓の画像が、事務所のコメント写真>
そして、鬼束ちひろさんは自身が起こした事件に対して、「この度は、私の不適切な行動により、多くの皆様にご迷惑をおかけしました事を、心よりおわび申し上げます。深く反省しております。」
と綴っています。
<↓の画像が、鬼束ちひろさんの直筆謝罪文の写真>
鬼束ちひろさんは11月28日に、東京・恵比寿にある行きつけのパチンコ店を友人女性と訪れ、友人が体調不良を訴えて倒れたことで救急車を呼び、その後に鬼束さんと通行人がトラブルとなり、ブチギレ激怒した鬼束さんは停まっていた救急車の後部ドアを蹴ったとされています。
この行為で警察に通報され現行犯逮捕され、取り調べに対して鬼束ちひろさんは、「通行人に嫌味を言われ、パニックになって蹴ってしまった」「自分が一番悪いというのは分かっているが、私に嫌味を言った男は許せない」などと供述し、犯行は認めたと報じられています。
また、鬼束ちひろさんは犯行時、酒に酔った状態だったとの目撃証言もありましたが、逮捕後の検査で飲酒していなかったこと、違法薬物などは使用していなかったことが明らかになっています。
検察はこの事件で身柄を勾留する必要はないと判断し、逮捕から2日後の11月30日14時過ぎに鬼束ちひろさんは釈放され、今後は任意で捜査が進められることになりました。
そして、釈放から2日が経って鬼束ちひろさんが直筆の謝罪文を出し、これを受けてネット上では、
- どこまで反省してるか分からないけど、これからパチンコもほどほどに良い音楽を作って
- 誰かを傷つけたり、取り返しのつかないことをしたわけではないので、どうかあまり問い詰めないであげてほしい。
メンタル的なことは医療機関だったり、周りの方で支えてあげて欲しい - ぶっちゃけこれくらいの失態で済んで良かったと思う。薬をやっていないことが分かっただけでも妙に安心したし。
更に生きづらくなってしまったかもしれないけど、良い意味で開き直って音楽に邁進して欲しい
などの声が上がっています。
鬼束ちひろさんが直筆の謝罪文を出すのは今回で2度目で、1度目は2012年にツイッターへ投稿した「あ~和田アキコ殺してえ」「なんとか紳助も殺してえ」というツイートが問題視され、ネット上で炎上騒動に発展した時です。
<↓の画像が、騒動に発展した鬼束ちひろさんのツイート写真>
鬼束ちひろさんは炎上後、事務所が問題のツイートを削除後も、「消すの???夢なのに???フレッシュネス!!!!!」「えんじょう????何それ。あたしいつもこういうハメになるなぁ。フツウにしてるつもりなんだけど。ネットってこわ~」などとツイートしていましたが、翌日には直筆の謝罪文を出し、「ご迷惑をかけた方々にお詫びしたところ、アーティストとして、若いfanの手本となるよう言葉を頂きました。今後二度としないよう、気を付けます。和田アキ子さん、紳助さん本当にすみませんでした。深く、反省します」
と綴っていました。
<↓の画像が、2012年に綴った直筆謝罪文の写真>
鬼束ちひろさんは2002年にパニック障害を発症し、その後はある程度症状は落ち着いたようですが、言動が不安定な状態はその後も続いており、すでに削除されていますが、インスタグラムでも意味不明な言動がちょくちょく見受けられました。
現在も婚姻関係は続いているのかは不明ながら、2015年ごろに結婚した男性は事務所のスタッフであることを明かしており、引き続き周囲の人間のサポートを受けながら、今後また大きなトラブルを起こさないように必要であれば、専門的な治療なども受けてほしいですね。