美容外科・整形外科『高須クリニック』の高須克弥院長が自身のツイッター上で、自身が大学受験の際に裏口入学していたことを告白し物議を醸しています。
文部科学省の科学技術・学術政策局長・佐野太容疑者が4日、東京医科大学に対して便宜を図る(文科省の私立大学支援事業の対象校に選定すること)見返りに、同大学を受験した自身の息子が不正に点数の加点を受け、合格させてもらった疑いがあるとして受託収賄容疑で逮捕されるという事件が発生し、この汚職事件を巡っては様々な議論が交わされています。
そうした中で、高須克弥院長は19日にツイッターを更新し、「僕も裏口入学だよ。母子家庭の開業医で父親が卒業生で一次試験の成績がよかったので、二次試験は死んだ父親をよく知っている教授が担当してくれて世間話だけ。入学金も半額に負けてくれた。昭和医大は人情のわかる素晴らしい大学だった。何が悪い。」
とツイートしました。
<↓の画像が、高須克弥院長のツイート写真>
その後も、「僕の入学金は50万円ポッキリ。どこよりも安くしてくれた。」とツイートし、裏口入学を自ら告白した高須克弥院長の発言に対するまとめ記事に対しても、「うっかりではない。自慢しとるんだよ。わからんかな?表口より裏口のほうが入学金が安いんだよ。誰も迷惑かけてないよ。何が悪い!」と反論しています。
<↓の画像が、高須克弥院長のツイート写真>
さらに、「スポーツ選手でも留学生でも帰国子女でもみんな一律の表口にしたら大学が衰退するよ。誰を合格させるかは大学が決めればよい。大学が認める裏口は悪くない。これは多様化だよ。公務員の汚職はいかん。犯罪。」といった持論を展開していました。
<↓の画像が、高須克弥院長のツイート写真>
そして、これらの発言に対してネット上では、
- 昭和医大可哀想風評被害クソワロタ
- 流石にこれはまずいんじゃないか?大学にも教授にも迷惑掛かるだろう。
- 国立は賄賂で違法で私立はOKというのなら 税金投入を止めるべきだな
- これ医師免取り消し案件だろ
- この発言で得をするのは誰もいない この発言で損をするのは昭和大学 優秀だ人情だと褒めてるが本当は昭和大学医学部に恨みがあるというなら理解できるTweetだな
- ちゃんと試験受けて満額入学金払った人やりきれんな 言わなくて良いことだ コネで入った人のせいで入れなかった人もいるだろうに
- 金持ちは大金払って裏口入学すればいい その金を貧しくて優秀な学生に回せばいい
- 一次試験が良かったんなら別にいいんじゃね?
- 私立の裏口は問題ないだろ 今回は、局長が見返りを与えたから問題なだけで
- 人柄知られてるから面接パスできたってだけじゃん 能力低いのにコネで医者になったという話ではない
- 裏口入学じゃなくて特別割引だな
- これ裏口なのか? ネトウヨ的発言はどうかと思うが、これは問題ないだろ
- 開き直ればいいってもんじゃねーだろ ルールはルールとしてあるんだから
などのコメントが寄せられています。
このようにネット上では賛否両論となっており、高須克弥院長のカミングアウトによれば、1次の筆記試験では良い点数をとっていたとのことから、入学しても問題が無い学力を備えていたものとみられ、入学金を半額にしたというのも、あくまでも私立の大学側の判断で特待生のような扱いにした可能性があります。
また、高須克弥院長側が入学にあたって賄賂を渡したという話も無く、双方の間で特に取引があったという記述なども無いことから、裏口入学と言うほど悪質なものではないんじゃないかと、高須克弥院長のことを擁護する声も多く上がっています。
しかし、東京医科大の裏口入学問題が物議を醸している中で、昭和大学も一部のコネや財力のある生徒を優遇し、不正合格させていたのではないかと疑いの目が向けられ、まとめサイトなど複数のメディアがこの話題を取り上げたことによって大きな騒動に発展した結果、高須克弥院長は19日夕方に「いま昭和大学学長とお話。事実関係問い合わせのメディアが複数来て迷惑かけてるらしい。」と報告しました。
この話し合いの中で昭和大学側からは、「そんなわけですから、高須先生は自分は裏口入学ではありませんと言ってください」と告げられたといい、これ以上母校には迷惑を掛けられないとして、「訂正します。あれは裏口ではありませんでした。勝手口です。ご理解のほどよろしくお願いいたします。」と弁明しています。
<↓の画像が、高須克弥院長のツイート写真>
ちなみに、高須克弥院長は江戸時代から続く医師の家系に生まれ、祖母は小児科医、母親は産婦人科医だったそうで、愛知・東海高校を経て昭和大学医学部へ入学、1969年に卒業、医師免許も取得しています。
そこから整形外科医局に所属し、昭和大の大学院医学研究科博士課程を修了、1973年に医学博士を取得、西ドイツのキール大学、イタリアのボローニャ大学、ローマ大学などに研修留学を経て、1974年に自身の病院の開設し現在に至ります。
高須克弥院長は美容整形外科医として非凡な才能を持ち、現在も現役で活躍している方なので、裏口入学と言えども当時から特別なものを持っていた可能性があり、それらを考慮した上で合格としたというのはあり得そうな話ではありますが、いずれにせよ自分も裏口入学をしたなどということは、声を大にして大っぴらに言うことではないですね。
すでに50年以上も前の話なので今さらあーだこーだ言っても仕方が無いのですが、ネット上ではこの件をめぐって物議を醸しています。
高須克弥院長は「あれは裏口ではありませんでした。勝手口です。」などと言って幕引きを図ろうとしているものの、昭和大学にも大きな迷惑を掛けてしまっているので、ちゃんと釈明をした方がいいのかもしれないですね。