元俳優・ミュージシャンで職業不詳の高橋祐也容疑者(たかはし・ゆうや 38歳)が11日、覚せい剤取締法違反(使用)容疑で緊急逮捕されたことを受けて、母親で女優の三田佳子さん(みた・よしこ 76歳)が謝罪コメントを発表しました。
次男の高橋祐也容疑者が逮捕されるのは4度目で、2008年には懲役1年6ヶ月の実刑判決を受けたものの、今回再び薬物に手を出していたことが明らかになりました。
<↓の画像は、11日に逮捕された高橋祐也容疑者の写真>
これを受けて三田佳子さんは、「このたびの事件を受け、大変ご心配をおかけして申し訳ありません。統合失調症を抱え、精神科に通うなど、本人なりに努力はしてきましたが、このような結果になり、大変残念としか言いようがありません。親としては、もう力及ばずの心境です。」
と、苦しい胸の内を明かしています。
続けて、「このうえは、本人も40手前ですし、自らの責任と覚悟をもって受け止め、そして生き抜いてもらいたいと思います。来月、喜寿を迎える私ですが、二度の大病や怪我を乗り越え、日々生かされている思いでおります。多くの方の支えや応援に感謝しつつ、俳優としての残りの人生をかけて、仕事に邁進していきたいと存じます。」
と綴っています。
このコメント発表を受けてネット上では、
- この再犯性が覚醒剤の怖さだな。でも年齢も年齢だし、親の責任でもないような。
- 普通では考えられないくらいの金額の小遣いを与えて甘やかして育てた結果になります。基本的に駄目なやり方をして来たのですから、力及ばずになっても不思議はありません。
- トウシツでヤクチュウの男性に、いくら母親でも76歳の女性が注意できないでしょう。何されるかわかりません。かわいそうだけど、見放すしかないと思います。
- 高橋は既に38歳だし、三田は今年で77歳なのだから、三田にはもう責任はない。18歳の高校生の時が初犯で、現在は38歳でこの20年間に覚醒剤の逮捕歴が4回も有るのだから、ずっと遣っていたのは間違いないだろう。覚醒剤は一番再犯率が高い犯罪だと云うが、この高橋の犯歴が典型的な例かも知れない。現状では残念だが、治りそうにはない。
- たしかにもう親がどうこうできる年齢ではないが、三田佳子の育て方にも問題があったかもしれない。子供にしては考えられない小遣いをあげてたり色々普通の家庭とは違うことしすぎたかもよ。この前の吉澤容疑者といい、芸能界は感覚が普通ではない
- 一般的には、成人しているのだから親の責任について煩く言う必要もないのだろうが、ここの家庭の場合は、母親が小遣いを与え続けていることでクスリの購入を容易にしている訳で、三田佳子には大いに責任があると言わざるを得ない。
- 同じような息子を持った場合、一般家庭と「三田佳子」の家庭では意味が違う。いつまでたっても親が燃料をくべてたわけでね。自ら火を大きくしながら力及ばずもクソもあったものではない。当然の結果すぎてなんの驚きもない。
などのコメントが寄せられています。
三田佳子さんは1974年に、元NHKの映像プロデューサー・高橋康夫さん(77)と結婚し、1975年1月に第1子となる長男で俳優の森宮隆さん(もりみや・りゅう 本名=高橋洋介 43歳)、1979年12月に次男・高橋祐也容疑者が誕生しました。
<↓の画像が、長男・森宮隆さんの写真>
<↓の画像が、長男・森宮隆さんと三田佳子さんの写真>
三田佳子さんは1960年に女優デビューして以降、数多くのドラマ・映画、CMなどに出演し大活躍し、国民的女優としてNHK大河ドラマに複数回主演したり、1989年と1990年の『NHK紅白歌合戦』では紅組司会を務め、複数のCMへの出演でCM女王とも呼ばれていました。
こうした活躍によって、1991~1994年までの高額納税者番付では俳優・タレント部門で4年連続首位を獲得し、2004年までの生涯収入が47億円だったことが明らかになっています。
また、今年4月放送の『ジョブチューン』(TBS系)に出演した際には、東京・世田谷の豪邸は土地が180坪、世界的に有名な設計士に依頼して5億円もかけて建てたと明かし、これまでに家を5、6軒は建てたそうで、現在は東京・中央区にあるマンションに住んでいるといい、このマンションも4.5億円のローンを約10年で返済したことを告白していました。
このように芸能界でもトップクラスの収入を得ていた三田佳子さんは仕事で忙しく、家族と一緒に過ごす時間を作ることが難しかったからなのか、子どもたちを甘やかし、高橋祐也容疑者が1998年に覚せい剤所持で逮捕されたことを受けて行った会見では、「母が女優ということで未成年である息子の事件が報道されて可哀想」、「次男の小遣いは月50万円」などと発言し、子供を甘やかし過ぎている毒親として猛バッシングを受けました。
この騒動を受けて三田佳子さんは7社全てのCMを降板、女優業も10ヶ月自粛するという対応を取ったものの、2000年10月に自宅の地下室で友人らと覚せい剤パーティーを行っていたことが発覚し、これを受けて三田佳子さんはさらに1年間にわたって女優活動を自粛しました。
そして、2007年11月に3度目の覚せい剤事件で逮捕された後に行った会見では、「すべては私たち夫婦の教育の失敗」だとした上で、「引退も考えた」「今も月70万円の小遣いを渡している」「翌月の舞台(『エドの舞踏会』)については降板しない」などと語っていました。
<↓の画像は、3度目の逮捕後に会見した三田佳子さんの写真>
<↓の画像は、2008年に撮影の高橋祐也容疑者、父・高橋康夫さんの写真>
高橋祐也容疑者の度重なる覚せい剤事件によって、三田佳子さんの仕事が激減したり、表舞台から姿を消すなど色々なことがありましたが、2014年春には旭日小綬章を受章、昨年は『過保護のカホコ』(日本テレビ系)、『小さな巨人』(TBS系)、『緊急取調室』(テレビ朝日系)と、ゴールデン・プライム帯に放送の連続ドラマに出演したり、CM出演したりと、過去のトラブルのイメージが薄れてきたことで近年は仕事量も増えていました。
そうした中で、高橋祐也容疑者が覚せい剤事件で4度目の逮捕という残念過ぎるニュースがあり、三田佳子さんがコメントを発表したのですが、やはり子供は何をしても可愛いのか現在もお小遣いをあげていたという話を週刊誌に報じられており、高橋容疑者が「母親はもう俺の言いなりだよ。今でも1日15万円もらっている」「家族カードも持っていて、月に200万円使うこともある」と話していたという証言もあります。
そのため、高橋祐也容疑者がいくら38歳のいい大人だったとしても、三田佳子さんに責任の一端があるのではないか、お金さえ与えていなければ薬物を購入することはなかったのではないかと思ってしまう部分も正直ありますが、38歳にもなって親が悪いという言い訳が通るはずもありません。
高橋祐也容疑者は最低でも18歳の頃から覚せい剤を使用してすでに20年以上となり、今回で4度目の逮捕ということから、簡単に薬物を断つことは出来ないということは明らかではありますが、過去には治療に専念し、ちゃんとした生活を送ろうとしていた時期があったので、今回の事件の判決が出た後にまた専門施設へ行き、薬物を断った生活を送るように努めてほしいものです。