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高梨沙羅がインスタグラムで悲痛な思い綴り、競技継続に影響の可能性も…スキージャンプ混合団体で疑惑判定、規定違反巡り憶測飛び交う

高梨沙羅選手がメダル獲得逃し謝罪も擁護の声。失格判定巡り物議、判定員は正当性を主張も疑問や批判噴出

北京冬季五輪のスキージャンプ・混合団体ノーマルヒルで、スーツの規定違反によって失格となり、メダル獲得を逃した高梨沙羅選手(たかなし・さら 25歳)がインスタグラムを更新し、違反による失格を謝罪すると共に、現在の心境を明かしました。

高梨沙羅選手は2度目の出場となった2018年の平昌五輪で、個人ノーマルヒルで銅メダルを獲得し、今大会では金メダル獲得に大きな期待が寄せられていたものの、個人ノーマルヒルでは飛距離が伸びず、2014年のソチ五輪と同じく4位で惜しくもメダル獲得を逃しました。

続いて行われた男女4選手の合計点で競う新種目・混合団体ノーマルヒルでは、高梨沙羅選手が1回目に103メートルを記録する大ジャンプを披露し、得点は124.5点で2位の結果だったのですが、ジャンプ後に行われた『国際スキー連盟(FIS)』による抜き打ち検査で、「スーツの太もも周りが規定よりも2センチ大きかった」として、スーツの規定違反を理由に1回目のジャンプは失格となりました。

<↓の画像は、失格判定に号泣する高梨沙羅選手の写真>

高梨沙羅選手だけでなく、ドイツ、オーストリア、ノルウェーの計5選手が規定違反で失格となっており、個人ノーマルヒルで銀メダルを獲得したドイツのカタリナ・アルトハウス選手も失格になりました。

高梨沙羅選手が失格になったことで、日本代表は4位の成績で惜しくもメダル獲得を逃し、高梨選手はこの結果に涙が溢れ、取材にも応じられない状態にありました。

ちなみに、もしも高梨沙羅選手のジャンプが失格にならなければ、日本代表の合計得点は960.8点で、1位のスロベニアに次いで2位となっていました。

そして、試合終了の翌日に高梨沙羅選手は自身のインスタグラムを更新し、【日本チームを応援して下さっている全ての皆様】として、「今回、私の男女混合団体戦での失格で日本チーム皆んなのメダルのチャンスを奪ってしまったこと、そして、今までチームを応援してくださった皆様、そこに携わり支えて下さった皆様を深く失望させる結果となってしまった事、誠に申し訳ありませんでした。」と謝罪の言葉を綴っています。

また、「私の失格のせいで皆んなの人生を変えてしまったことは変わりようのない事実です。謝ってもメダルは返ってくることはなく、責任が取れるとも思っておりませんが、今後の私の競技に関しては考える必要があります。それ程大変なことをしてしまった事深く反省しております。」と、大きな責任を感じていることを明かしています。

続けて、「私のせいでメダルを取れなかったにも関わらず、最後の最後まで支え続けてくれた有希さん、幸椰さん、陵侑、そして日本チームのメンバーの皆さま、スタッフの皆さまには感謝してもしてきません。こんな私を受け入れてくれて本当にありがとうございました。この度は本当に申し訳ありませんでした。」と、チームのメンバーやスタッフ等への感謝と謝罪の言葉を綴っています。

最後に、「私が言える立場ではない事は重々承知の上で言わせていただけるなら、どうかスキージャンプとゆう素晴らしい競技が、混乱ではなく選手やチーム同士が純粋に喜び合える場であってほしいと心から願います。」との思いを明かしています。

高梨沙羅選手はこのように失格に対する反省や謝罪の言葉、今後の競技についても改めて考えていくと意味深に綴っているのですが、これに対してネット上では、

などと、高梨沙羅選手を擁護する声が多く上がっています。

高梨沙羅選手らの失格を巡っては多くのスキージャンプ関係者等が疑問の声や、怒りの声を上げています。

2014年のソチ五輪のスキージャンプ団体で銅メダルを獲得した竹内択選手は、『日刊スポーツ』の取材に対して、スーツや身体計測はメジャーで測るものの、検査員によって個人差が出るとし、「スーツは五輪用に新調しているが、サイズは今季ワールドカップで使用してきたものと同じ。今回の問題点は計測した側にあると見られる。」「(問題点とは)ルールの曖昧さだ。私もオーバーしていた時『今日はいいけど明日は直して来いよ』と言われたことがある。逆に不信感を持った。検査員によっても測り方が違う」「(検査員は)FISのスタッフだ。基本的にはサマージャンプシーズンから同じ人が担当する。なのになぜ五輪になって急に厳しくしたのかが不思議でしょうがない。」と、判定員による審査に疑問を呈しています。

竹内択選手はさらにツイッター上で、「今日の出来事は不運とは言わないと思う。明らかにおかしな状況であると言えます、カオスですね。結果は覆らないけど、こんなにまで失格者を出す運営ってなんだろう。しかもオリンピックで。沙羅ちゃんのケアだけ徹底してあげたいところです。。」と綴っています。

なお、高梨沙羅選手のボディチェックを行ったポーランド人の判定員は、現地メディアの取材に対して、選手は守らなければならないルールがあります。私の仕事はルールを守ることです。もしルールが違反があれば、残念なことですが、混合団体のようなことが起きることがあり得るのです」「(高梨選手は)肉眼で見ても違反は明らかで1センチ、2センチの問題ではありません。それはハッキリしていますなどと語り、失格判定の正当性を主張しています。

しかし、高梨沙羅選手と同様に失格となったドイツ代表選手は、「これまで経験したことないほど長い時間、上から下までくまなくチェックされた。何か見つかるまで検査が続くような感じだった」と振り返っています。

同代表のコーチも、「本当に厳しい結果となった。(マテリアル)コントロールに関しては、五輪に合わせて別の測定方法を始めたと言わざるを得ない」「もはやスポーツとして成り立っておらず、うまく切り抜けられるかどうか心配しなければいけない状況になってしまっている。」などと語り、今回大会での測定方法に怒りをにじませています。

日本代表のコーチは高梨沙羅選手の失格について「本人のせいではない」と断言し、高梨選手のことを擁護しています。

また、混合団体に出場した佐藤幸椰選手はツイッターを更新し、「なにひとつも奪われてなどいない。本物のファンは失望などしない。絶望しない限り、希望は失われない。あなたのジャンプが多くの方の人生を明るく変えたことはあっても、私の人生を変えた事実などどこにも存在しない。責任を取る必要もない。もちろん反省も。」などと綴っています。

<↓の画像は、佐藤幸椰選手のツイート写真>

この他にも多くのアスリートやファン等から激励コメントが寄せられており、高梨沙羅選手は4位の結果に終わったことに大きな責任を感じ、自分を責め続けてしまっているようですが、今回の件に関しては決して高梨選手だけに問題があったわけではないことから、少しずつでも前を向いてほしいですね。

インスタグラムでは「今後の私の競技に関しては考える必要があり」と意味深に綴り、競技活動休止や最悪の場合には競技引退といった可能性もありそうですが、高梨沙羅選手はスキージャンプのワールドカップで歴代最多の優勝数、表彰台数を誇る世界トップクラスの選手なので、今回味わった苦い経験をバネにして、今後さらに飛躍する姿を是非とも見せてほしいものです。

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