銀座のクラブホステスに対する性加害問題でドラマやCM等を降板し、事実上の活動休止状態になった俳優・香川照之さん(別名=市川中車 57歳)が今月、歌舞伎の公演で仕事復帰し注目を集める中で、被害に遭った元クラブママが週刊誌『週刊新潮』の取材に応じ、トラブルの真相や現在も謝罪を受けていないことを告白し物議を醸しています。
香川照之さんが銀座8丁目の高級クラブで性加害トラブルを起こしたのは2019年7月5日のことで、接客した30代のホステス・Aさんの下着を剥ぎ取って直接胸を触ったり、キスをしたり、若手歌舞伎俳優とビデオ通話し、その様子を映すなどの行為に及んだとのことでした。
Aさんはこれらの行為で「PTSD(心的外傷後ストレス障害)」を発症し、香川照之さんの暴走をママが止められなかったとして、2020年5月に損害賠償を求めてママを提訴(後に取り下げ)していたことを今年8月に週刊新潮が報じ、香川さんはAさんに不快な思いをさせたことは事実と認めて謝罪し、後に情報番組『THE TIME,』(TBS系)の司会を降板、『トヨタ自動車』など複数の企業とのCM契約も終了となりました。
週刊新潮は8月時点で、Aさんだけでなくママも同じ日に被害に遭っていたことを伝え、香川照之さんがママの髪の毛を掴んでいる写真を公開し、当時現場に居合わせたホステスは、「同席したママの髪を撫で回し、ヘアピンを次々と外し始めたんですね。銀座のホステスは毎晩、30分近くかけ、髪を入念にセットするのに、おかげでママの髪はクシャクシャになってしまいました」
などと証言していました。
<↓の画像が、元クラブママの髪を鷲掴みする香川照之さんの写真>
そして、今回そのママが週刊新潮の直撃取材に応じ、3年前のトラブルの真相を告白しているほか、週刊新潮は新たに入手した写真を公開し、香川照之さんがママの髪の毛を掴んだ後に、うなじや脇の下のニオイを嗅ぐ等の行為に及んでいたことを明らかにしています。
一連のトラブルが原因で銀座を離れ、夜の仕事も辞めたという元ママは当時の状況について、「当時の私は、雇われママとしてあの店に移籍したばかりでした。つまり、他のホステスたちに認めてもらえるよう励むべき最も大事なタイミングで、香川さんの一件が起きたのです」
とし、香川照之さんは知人男性の誕生日祝いでクラブを訪れ、元ママとはこの日が初対面だったといいます。
後から合流したという香川照之さんは、元ママの背後に仁王立ちして髪を鷲掴みし、ヘアピンをはずし始めたといい、「セットした際に固めていた髪ごと引き抜かれました。銀座には15年ほど勤めましたが、商売道具の髪をグシャグシャに崩されたのはあの時だけです」
と振り返っています。
<↓の画像は、髪を掴んでうなじのニオイを嗅ぐ香川照之さんの写真>
この行為を周囲も止めること無く「おかわり!」と煽り立て、香川照之さんはその後もヘアピンを抜き続けたといい、「香川さんとしては酒席を盛り上げたかったのかもしれません。ただ、私としては髪ごとヘアピンを抜かれる痛みと、屈辱に耐えるしかなかった。抵抗して逆上されたり、別のホステスにターゲットが移ることを避けたかったからです」
と明かしています。
<↓の画像は、元クラブママの脇のニオイを嗅ぎ、二の腕を掴む香川照之さんの写真>
また、Aさんに対する一連の行為については、「私の知る状況は訴状とは少し異なります。実際には私が目を離した隙に、香川さんが美麗さんのブラジャーを手に取って匂いを嗅ぎ、決して上品とはいえない言葉を発していました。ただ、他のお客さんの手には渡っていません。また、私は他のホステスと一緒に香川さんからブラジャーを取り上げて、美麗さんに手渡し、席を外すよう促しました。しかし、その後に美麗さんが席に戻り(訴状には〈携帯電話と名刺入れを置き忘れたので、やむなく〉戻ったとある)、さらなる被害に遭ってしまった。2度目に下着を奪おうとした際には私もたしなめましたが、香川さんは聞く耳を持たず、暴走を続けたのです。その時は周囲の注目を浴びている状況ではなかったので、場を盛り上げるためではなく、ご自身の欲望のためだったと思います」
と説明しています。
こうした行為を元ママが止められなかったとしてAさんは訴訟を起こしましたが、「和解や示談ではなく、美麗さん側から取り下げられた」といい、「私の見解が美麗さんに受け入れられた点には安堵しています。ただ、香川さんの騒動によって私は提訴され、様々な風評が立ちました。しかも、香川さんは、私がホステスに訴えられたことを銀座で笑い話にしていたようで……。香川さん側には、そうした風評を打ち消してほしいとお願いしたものの断られ、その後は音信不通に。結果、私は銀座を離れ、夜の世界から身を引くことになりました。香川さんは、美麗さんには謝罪して“ご理解とお許し”をいただいたそうですが、私に対してはいまだに謝罪の言葉はありません」
と元ママは語り、香川照之さんの対応に対して憤りをあらわにしています。
週刊新潮がこの問題行動を報じた後に世間からは、「客は高い金を払っているんだから、ホステスは我慢すべき」といった声も多く上がっていましたが、元ママは「少なくとも、私が接客した際に香川さんからお支払いいただいたことはありません」とも語っています。
そして、元ママは週刊新潮の報道でトラブルが表沙汰になった後に知人からの勧めもあり、改めて弁護士を通じて香川照之さんに謝罪を求めたそうですが、「香川さん側からは『一連の報道に便乗したもの』『加害でないものを加害に仕立てる論理のすり替え』『そもそも時効になっている』といった言葉が並ぶ文書が届いただけでした」
と、謝罪してもらえなかったと明かしています。
この件について週刊新潮が、香川照之さんの所属事務所『ロータス・ルーツ』に確認をしたところ、「私どもの見解は、すでに貴社が入手されている文書のとおりですので、再論は致しません」と回答するのみで、元ママに対する謝罪の言葉は無かったとのことです。
週刊新潮はこのように当事者の証言を伝え、事の真相を明らかにしているのですが、この報道を受けてネット上では、
- うなじ嗅いでる顔やばwドラマでも見せた事ない見事なゲス顔
- シンプルにキモいんだけど
- (人間性が)おしまいdeath
- これは暴行だよそして気持ち悪いな、やはりもうこの人見たくないな
- 匂いフェチというよりは女性がもっとも嗅がれたくないものを嗅ぐ加害欲だと思った 髪をくずすのもそうだけど
- これでも復帰できるって芸能界って甘いよね
- やりたい放題とは、正にこの事。ペラペラ記者に喋る方も喋る方だけど、さすがに調子乗りすぎな気もする
- 通常なら客の乱痴気騒ぎや会話内容は黙ってるだろうけど、香川照之は支払いすらしてないようだし「客」として扱われなくてもしょうがない
などの声が上がっています。
香川照之さんは酒癖がかなり悪いことで業界内では有名だったそうで、酔うと命令調で暴言を吐いたり、老舗クラブでは失禁騒ぎを起こし、出入り禁止になったとの話を『フラッシュ』に報じられています。
また、過去にプライベートで一緒に飲んだことがあるNHK党のガーシー参議院議員(本名=東谷義和)も、自身は悪い印象は持っていないとしながら、西麻布界隈のラウンジは全て出入り禁止になっていたと暴露し、俳優・歌手の梅沢富美男さんもテレビ番組で「彼は確かに、そういうウワサはいっぱいあったよ。いろんな人から酒癖が悪いって聞いた」と明かしていました。
事務所側はキッパリと否定していましたが『週刊文春』には、ドラマ『99.9-刑事専門弁護士- SEASON Ⅱ』(TBS系)の女性スタッフに対するパワハラ疑惑を報じられています。
このように悪評が次々に飛び出していたこともあり、元ママに対する一連の行為もそれほど驚きはありませんが、元ママの謝罪要求をキッパリ拒否したというのは少し驚きで、「一連の報道に便乗したもの」「加害でないものを加害に仕立てる論理のすり替え」「そもそも時効になっている」として突っぱねたというのは印象が悪いですね。
香川照之さんは、市川團十郎白猿さん(前名=市川海老蔵)の後押しによって歌舞伎の舞台で仕事復帰し、『スポーツニッポン』(スポニチ)が先日報じた記事によれば、来年から約1年かけて行われる團十郎さんの地方巡業に同行するとみられるほか、ドラマ『半沢直樹』の歌舞伎化が水面下で進行中とし、「大和田常務役で出演していた香川さんにオファーがあるのは間違いない。もしかしたら舞台上で土下座も見られるかもしれない」と関係者が明かしています。
また、歌舞伎以外にもNetflixで映画復帰する可能性を『週刊ポスト』が報じるなど、今後の活動に関する様々な動きが伝えられていますが、これからもネガティブな報道が続くようだと完全復帰はなかなか難しいでしょうね。