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性加害問題で消えた香川照之が歌舞伎の舞台で復帰。十二月大歌舞伎・鞘當に出演、松竹社長が市川中車出演についてコメント

香川照之が仕事復帰、十二月大歌舞伎に出演へ。市川團十郎白猿襲名披露公演で活動再開、市川海老蔵の鶴の一声で出演?

銀座のクラブホステスに対する性加害問題が波紋を広げ、複数の番組を降板することになった俳優・香川照之さん(別名=市川中車 56歳)が、13代目・市川團十郎白猿襲名披露公演『十二月大歌舞伎』に出演し、芸能活動を再開することが正式発表されました。

香川照之さんは8月に週刊誌『週刊新潮』によって、3年前に銀座の高級クラブでホステスにキスをしたり、下着を剥ぎ取って胸を触るなどの行為に及んでいたことや、これが原因でホステスが「PTSD(心的外傷後ストレス障害)」を発症し、香川さんの暴走を止めなかったとしてクラブのママを相手取り、損害賠償を求める裁判を起こしていたことが明らかにされました。

香川照之さんとホステスの間では和解が成立していましたが、この報道が大きな波紋を広げ、金曜司会を務めていた情報番組『THE TIME,』(TBS系)で生謝罪をして以降も批判が続き、9月に入って番組降板が正式発表されました。

また、『トヨタ自動車』など複数の企業がCM放送を中止、契約終了などを発表し、さらにTBSは出演予定だった山崎賢人さん主演ドラマ『アトムの童』からの降板も決定ました。

こうして香川照之さんは表舞台から完全に姿を消し、事実上の芸能活動休止状態にありましたが、12月5日に開幕する『十二月大歌舞伎』の昼の部で上演する「鞘當(さやあて)」に出演し、まずは歌舞伎役者としての活動を再開することが31日に発表されました。

香川照之さんが演じる役は、従兄弟の市川猿之助さんとのダブルキャストで、香川さんは偶数日、猿之助さんは奇数日の出演となっています。

香川照之さんは31日に歌舞伎座で初日を迎えた、市川團十郎白猿襲名披露特別公演の顔寄せ手打式に出演しており、興行を手掛ける『松竹』の迫本淳一社長はスポーツ紙の取材に応じ、香川さんの仕事復帰について、「報道は非常に残念だったが3年前のことであり、当事者同士は和解したということもありますし、本人を見守ってお客様が望むなら、それにお応えする形にしていければと思っています」「(報道を通じて)ご不快に感じた方にも、少しずつ、本人が精進して反省することでお客様の期待に応えられるように頑張ってもらうしかない。謙虚に一歩ずつ進んでもらいたい。それを後押しする形にできれば」「いろんなご意見がおありだと思いますが、基本的に私たちは一緒に歌舞伎をやっている仲間として、そういう気持ちでいます」とコメントしています。

そして、香川照之さんの仕事復帰を受けてネット上では、

などの声が上がっています。

香川照之さんが十二月大歌舞伎で仕事復帰するとの情報は、少し前から『週刊文春』などが伝えていました。

週刊文春によれば、香川さんは元々「助六由縁江戸桜」という演目に出演予定で、過去の性加害問題が報じられたことにより、演者が同じく「澤瀉(おもだか)屋」の市川猿弥さんに変更されたものの、過去に何度も共演している市川海老蔵さんが松竹に対して、「出してやってくれないか」と頼んだことで出演が決まったそうです。

その後『週刊女性』なども香川照之さんの復帰について報じ、市川海老蔵さんのサポートによって公演に出演する可能性が高いことや、海老蔵さんは今後も香川さんを自身の公演に出演させようと計画しているとのことです。

市川海老蔵さんも奔放な言動や様々なスキャンダル等で人気が低迷していることもあり、香川照之さんを話題作りに利用しているのかもしれません。

そして、香川照之さんが歌舞伎の舞台で仕事復帰することに対して、復帰が早すぎるとの声も多く上がっている一方で、民放のテレビ番組等ではなく、お金を払って見たい人が見に行く舞台なら問題なし、別にいいのではと肯定的な声も多く上がっています。

香川照之さんがホステスにした行為自体は大きな問題があり、情報番組の司会やCM等からの降板は仕方はありませんが、すでに被害女性との間では和解済みで、公の場で謝罪した上で十分な制裁も受けています。

そうしたこともあって松竹も出演を許可したようで、まずは歌舞伎役者として活動を再開させ、今後また映画やドラマにも出演できるように少しずつ前進していってほしいですし、再び女性スキャンダル等を起こさないようにしてもらいたいですね。

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