毒舌芸で度々物議を醸している『霜降り明星』の粗品さん(本名=佐々木直人 31歳)が、個人のYouTubeチャンネル(登録者数:198万人)で再び、吉本興業の“元先輩”である元『雨上がり決死隊』の宮迫博之さん(54)に対して強烈な毒を吐き反響を呼んでおり、2人のバトルの行方に注目が集まっています。
粗品さんは自身のYouTubeチャンネルで「1人賛否」として、毎週様々なニュースを取り上げて擁護と批判を行う動画を公開しており、20日公開の動画では、宮迫博之さんが新たに開始したサービス「宮迫顧問制度」を取り上げました。
「宮迫顧問制度」は、主にSNSやYouTubeに力を入れたい経営者等を対象に、トーク力向上を支援するサービスといい、月額50万円(年間一括払いで500万円)で宮迫博之さんから直々にトークの改善指導やトークテクニックを学べるという内容で、月1回のお茶会でマンツーマン指導を実施し、3ヶ月に1回の頻度で参加者が集まってグループ指導も行い、すでに2件の契約が成立していると明かしています。
このサービスに対して粗品さんは「素晴らしい~」と一言だけ述べた直後から批判を開始し、「宮迫が人に教えられるお笑いのことは1つもないなあ~!! コイツに何教わんねん。芸人の後輩とかだけじゃなくて一般の方もね。宮迫が教えられるお笑いのことあんのか1つも? 何言ってんねん、コイツ。高すぎるなあ、月50万円? 経営者向けだから強気な価格設定なんでしょうけど…。言葉の節々に感じた、お笑い部分の逃げ、宮迫に会いたい人も募集とか、宮迫とお茶できるみたいな、なんかそういう人だけでも良いですよみたいな。そういうことなんでしょうね。だっておかしいもん。」
と語りました。
続けて、宮迫博之さんが自身のトークスキルの例として挙げた『アメトーーク!』(テレビ朝日系)でのMC術に対しても噛みつきました。
宮迫博之さんは『アメトーーク!』で出川哲朗さんと共演した際に、出川さんのジャケットからYシャツが出ているのを発見したとし、「(トークは)すごく話が盛り上がってたんですけど、『盛り上がっているところ、ごめん。出川さん、なぜ袖だけそんなに出ているんですか?』って言ったら、ドカーンとウケた」「みんなが気になっているけど言わないところをイジってくれたとなって、大爆笑になるんです」
と、自身のトーク術について解説していました。
これに対して粗品さんは、「それホンマやったら、MCとして終わってるやろ。MCとして終わり上げてるやろ、この手法。全くチームのお笑いができてないよ。独りよがりな自分で笑い取りたい取りたいだけやん。」
と斬り捨てました。
また、違和感に気付いたとしても触れず、トーク中の話者を立てるのがお笑い芸人に関係なくマナーとし、「シャツの袖が出てる程度のことを、話を遮ってまでやる奴は、トーク力ないって! 何が顧問制度やねん、アホ!」「タイミングもやり方も全部間違ってるよこれ。こういうMCが一番終わってんねん。何でゲスト立てへんかなぁって。何で遮んの? めちゃくちゃマナー悪いで? コメディアンシップの欠片もないねんこれ。ハッキリ言うて、これマナー違反ですからね」
と痛烈批判しています。
このように宮迫博之さんの言動を批判しつつも最後には、「一人賛否、何の熱量もありません僕。こういうコントをしているだけなんで」「お笑い芸人の方やったら分かると思うんですけど、僕こんな意見ないですから」と真顔で語り、次の話題に移りました。
そして、粗品さんの痛烈批判に対してネット上では「完全にその通りだと思った」などと賛同の声が相次ぎ、宮迫博之さんの独りよがりな振る舞いに対しては以前から嫌悪感を抱いていたといった声が上がっています。
粗品さんは1月にも『酒のツマミになる話』(フジテレビ系)に出演した際に、宮迫博之さんを呼び捨てにして痛烈批判したことで話題になっており、吉本興業を辞めてYouTuberに転身した宮迫さんのことをこき下ろしていたことで話題になりました。
宮迫博之さんはその後、自身のYouTubeチャンネル『宮迫ですッ!』(登録者数:128万人)に【粗品の件について】と題した動画をアップし、「まずはっきり言うと、何ひとつ怒ってはいないです」「名前を出してくれるっていうこと自体が、すごく感謝だし、ありがたいと思っています。」「それこそ、コラボしましょうよ粗品くん。それだけ言ってくれてるんであれば直接対決しましょうよ」
と呼び掛けていました。
この動画も大きな注目を集めて再生回数は145万回を突破しており、宮迫博之さんの動画は現在10万回程度しか再生されていないものが多く、今年に入って100万回を超えているのはこの動画も含めて2本しかありません。
そのため、宮迫博之さんにとって粗品さんは非常にありがたい存在と言えるのですが、呼び捨てやYouTuber批判に続いて、宮迫さんが自慢気に語った自身のトーク術に関してもこれでもかとこき下ろされ、これに対してどういった反論をするのか見ものです。