俳優・陣内孝則さん（じんない・たかのり 62歳）の長男で、フジテレビ社員の陣内太郎さん(32)が昨年6月に刑事告訴され、傷害容疑で書類送検されていたことを週刊誌『女性自身』が報じ注目を集めましたが、昨年11月30日付けで不起訴になっていたことが明らかになりました。
不起訴は陣内孝則さんが『週刊文春』の取材に応じ明らかにしたもので、「昨年12月17日に、息子が不起訴になったという正式な知らせが届いて、塞ぎ込んでいた家族にもようやく笑顔が戻りました。今回は、世の中の不条理を嫌というほど味わいました」
と語っています。
また、『週刊文春』の取材に応じた理由については、「書類送検されたときは報じられても、不起訴になったことはどこも報じません。子供の喧嘩に親が出るのはお恥ずかしいですが、記事が出たのは僕がこういう職業だったからという面もある。会社員で表に出られない息子に代わって、不起訴になったのを機にきちんとお話ししたいと考えました」
と説明しています。
＜↓の画像は、『週刊文春』の取材に応じた陣内孝則さんの写真＞
陣内孝則さんの長男・陣内太郎さんの書類送検は昨年9月に『女性自身』によって報じられ、同誌は被害を訴えた男性・H氏に取材も行っていました。
H氏と陣内太郎さんは中学生時代に同じアイスホッケーチームでプレーし、2017年8月に行われた社会人アイスホッケーの試合で久しぶりに再会し対戦したそうなのですが、この試合で事件が起こったといい、H氏が提出した告訴状には、「プレーの関係ないところで、両腕で告訴人（※H氏）の左足を無理やり引っ張り上げ捻り倒した事により、左膝前十字靱帯損傷の怪我を負わせ（傷害罪）、その後倒れていた告訴人の顔面に注意義務を怠りスケートの刃を告訴人の顔面に接触させる行為を行い、鼻を10針縫う大怪我を負わせた」
と記されていました。
＜↓の画像は、アイスホッケーの試合で負傷したH氏の写真＞
H氏は『女性自身』の取材に対して、「彼のプレーは荒いということは以前から聞いていたのですが、事件が起きたのは、試合終了5分前のことでした（中略）左膝の靱帯も損傷したために、今も歩行には違和感があり、スポーツもできない状態が続いています。医師には『左膝には一生、障害が残る』と言われている」
と明かし、このトラブル発生後に陣内太郎さんの方から連絡も無かったと訴えていました。
そして、しびれを切らしてH氏の方から面会を求めたところ、陣内太郎さんは「あくまでもプレー中の出来事で、自分は悪くないという態度」だったといい、それに納得出来なかったH氏が問い詰めたところ謝罪され、H氏は「それまでにかかっていた治療費、約11万円は払ってほしいと伝えた」としています。
陣内太郎さんはその場で治療費を負担することを約束したものの、その後弁護士を立てて支払いを拒否されたといいます。
それから約3年後にH氏は刑事告訴に踏み切ったわけですが、その理由については、「泣き寝入りはよくないと思ったのです。警察に相談に行き、約2年間かけて準備を進めて、刑事告訴に踏み切った」
と説明。
また、「A氏に対しては怒っているというより、呆れています。お金の問題ではありません。先方がどれだけ事件のことを反省してくれるかという問題だと思っています」
と語っていました。
『女性自身』は陣内孝則さんにも取材を行い、H氏とのトラブルについて聞くと、「息子とお相手のHさんを含め、3人の選手がもつれて倒れたことがあったそうですが、ファウル（反則行為）にもならなかったそうです。その後、Hさんから連絡があり、息子はケガをさせたという記憶も無かったそうで、驚いたそうです。当初、菓子折りを持ってお見舞いに行ったそうですが、『防具が壊れたから9万円弁償してほしい。それに今後の治療費も請求するから』と、言われたようです。息子としては全く身に覚えがないことですし、息子には『自分の言い分はちゃんと相手に言いなさい』と、伝えました。先方が告訴状を出して、警察や検察が捜査しているようですが、（捜査には）いつでも応じています。息子の主張は間違っていないと、父親の私は信じていますから」
と答えたとしていました。
そして、この記事が出てから約3ヶ月後の昨年11月末に、陣内太郎さんが不起訴になったことを今回『週刊文春』の取材に明かした上で、「この報道に妻はショックを受け、倒れてしまった。病院では心因性の不安抑うつ症状と診断され何も手につかなくなりました。息子も『親父にまで迷惑をかけた』と泣くのです。もし本当に息子に非があるなら僕も土下座して謝ります。しかし、息子に詳しく聞いてみると、どうも事実とはかけ離れた不可解な対応の連続だったようなのです」
と明かしています。
＜↓の画像は、陣内孝則さんと妻・恵理子さんの写真＞
続けて、「最初にBさんから顔の怪我に関する連絡があったのは試合の2カ月後だったそうです。息子がチームに相談したところ、試合中の事であり、反則でもなく、選手が加入を義務付けられた保険もあるので支払う必要はないという結論に至ったと。でも息子は、もし自分のブレードが当たったのが原因だとしたら申し訳ないという気持ちで、見舞金程度は支払おうかと考えたそうです。ところが半年後に今度は足も怪我したと言ってきて、装具代などを含めた約11万円を請求された。さらに、その後の治療費も負担せよ、とどんどん話が膨らむので、これはおかしいぞと。こちらが求めても診断書を見せてもらえなかったり、不審な点があったので、弁護士に対応してもらうことにしました」
と説明しています。
『週刊文春』はH氏の周辺にも取材を行ったところ、H氏の親しい知人は取材に対して、「以前からBは『Aの父親は有名人だから週刊誌にリークすれば話題にしてもらえる』『事件にすれば示談金が……』などと話していました。事故後もアイスホッケーは続けており、2019年12月には別のチームで試合に出場しています」
と語ったといいます。
『週刊文春』はH氏にも取材を試みたそうですが、メールでの質問に対して「真実と異なる部分があります」との回答があったものの、具体的にどの部分が事実と異なるのか説明が無かったとのことです。
陣内孝則さんは今後の対応について、「家族は本当に苦しみました。リンク上のアクシデントが、僕が芸能人だったばかりに雑誌で報じられ、息子もSNS上でまるで犯罪者のように書き込まれた。しかし、不起訴となった今、真相をはっきりさせたいと思います」
と語り、これから法的措置を講じるといいます。
『週刊文春』の報道を受けてネット上では、
- 本当なら逆に恐喝になるのでは？
- 本当なら不当な告訴だし、名誉毀損で訴えるべき。
- 事実はどうか知らんけど詐欺なら悪質なので、逆告訴でもしてやったらいいのでは
- その場で反則はとられてない上に、数ヶ月後に怪我を訴えるとはその時の試合のせいとは
考えられませんね
自己管理をしていたならすぐに治療するはずですから、週刊誌もきちんと取材しておらず加担したと見られても仕方ないですね - どんなスポーツでもそうだけど、ボディコンタクトを伴うものであれば、多少の怪我は付き物だし、そんなのをイチイチ告訴していたらだれもやらなくなる。
あくまでも競技としてではなく、ルール無視の傷害行為を行ったのなら別だけど、その場合も2年以上も経っていれば因果関係もわからなくなる。
どんなに頑張って考えても相手が胡散臭いとしか言いようがない。こんな奴はスポーツをやる資格はないね。 - 悪質なたかりですね。どこかの国と同じパターンだと思います。優しい気持ちが仇となり、メディアが助長して良い鴨になっている。強めの確りとした対応を初動でしないとこうなる。
- 陣内さんの話を聞く限りでは、相手側が不当に刑事告訴したようですね。もちろん、相手側の言い分を聞いていないので断定はできませんが。しっかりと法的措置で対抗したほうよいと思います。
などの声が上がっています。
『女性自身』の記事でも双方の言い分に食い違いがあり、被害を訴えたH氏が事故発生から3年後に突如、刑事告訴に踏み切ったということで疑問の声も多く上がっていたのですが、ここまでやるからにはある程度の証拠なども用意しているのだろうとみられていました。
しかし、結局は不起訴になったといい、それも『週刊文春』の取材によればH氏は『女性自身』の取材に対して、「今も歩行には違和感があり、スポーツもできない状態が続いています。医師には『左膝には一生、障害が残る』と言われている」と語っていた一方で、事故発生後も普通にアイスホッケーを続け試合にも参加。
周囲には、「Aの父親は有名人だから週刊誌にリークすれば話題にしてもらえる」「事件にすれば示談金が…」などと語っていたといい、これらがもし事実ならばかなり悪質で、H氏を訴えるのも当然だと思います。
最近では、高田純次さんが自動車を運転中に追突事故を起こし、すぐ警察に通報せずに当事者間で示談交渉を行ったところ、相手側から慰謝料として1000万円を提示されたという話を『夕刊フジ』の取材に明かしていました。
有名芸能人の場合、多額の賠償金を吹っかけられることもあり、陣内太郎さんに関しても父親が有名俳優ということでたかられた可能性がありますが、今後逆に訴えてどういった結末を迎えるのか注目ですね。