パリ五輪の柔道男子66kg級で金メダル、混合団体で銀メダルを獲得した阿部一二三選手（あべ・ひふみ 26歳）が、パリ市内の路上で酩酊状態になっている動画がSNSで拡散され、ネット上で物議を醸しています。
ネット上で拡散されている動画は、メキシコのスポーツメディア『Multimedios Deportes』が「日本のオリンピックメダリストが酩酊状態でパリの街を歩く」として、TikTokやインスタグラムで公開したものです。
首から阿部一二三選手のメダルをかけた関係者と阿部選手が、パリ市内の路上でタクシー待ちをしている時に撮影されたもののようで、阿部選手は酩酊状態でフラフラと歩き、道端に座り込む場面もありました。
- 阿部一二三選手がパリ市内で泥酔動画（Instagram）
週刊誌『フラッシュ』のWeb版『SmartFLASH』によると、阿部一二三選手は金メダル獲得後の7月28日に、同棲交際中の人気グラビアタレント・橋本梨菜さんや両親らと共にパリ市内で打ち上げを行っていたそうですが、動画はその日に撮影されたものなのかは不明といいます。
＜↓の画像は、フラッシュ撮影の祝勝会での阿部一二三選手、彼女・橋本梨菜さん等の写真＞
＜↓の画像は、会場で阿部一二三選手を応援していた彼女・橋本梨菜さんの写真＞
その上でSmartFLASHは、泥酔状態でパリ市内を歩いていたのは問題だと指摘し、記事では日本企業に勤める現地駐在員が取材に対して、「パリ市警は特に飲酒に厳しいですからね。一般人であれば、泥酔状態で警察官に発見されると、問答無用で身柄を拘束され、一晩、留置所に勾留されますよ。あまりにひどいと、日本の軽犯罪にあたる違警罪になり、罰金刑を科されることもあります。さすがにパリ五輪の金メダリストを捕まえることはないでしょうが……。泥酔することに対し、寛容ではないことは確かです。」
と語っています。
ネット上でも阿部一二三選手の泥酔動画は物議を醸しており、
- 日本人の恥ずかしいところ せめて外国では控えてほしかった
- 泥酔するまで酔っ払うってだらしないと思う。周りに迷惑かけない自分の適量知っとけよって
- こういうのいちいち撮って拡散するなよ 撮ったやつ性格悪
- グラビアアイドルと付き合うだけあるね。似た者同士
- そりゃ飲みたくもなるよ！ 酒に溺れたくもなるさ！ 今は飲ませてあげて
- 緊張の糸が切れたのか。事前に選手村以外で飲酒禁止とか決めとかないの？
- 帰国してから飲めば良かったのにね…日本と違って、国によって街中での飲酒や泥酔状態は警察案件になることも珍しくないから
- 周りの管理が甘いと思う 特に飲酒は海外じゃ日本と違うから気を付けないと
などの声が上がっています。
フランスはアルコールやタバコの規制が日本よりも厳しく、パリ市内に関しては午後4時～午前7時まで公共スペースでの飲酒禁止、酒類の販売も午後5時～午前6時まで禁止されています。
これは夜間の騒音や路上でのトラブルを防ぐために設けられているもので、バーやレストランなど酒を専門的に扱っている飲食店は規制対象外となっています。
なお、パリ五輪の選手村内での喫煙や飲酒も禁止されています。
そのため、選手たちが飲酒する場合には市内の飲食店に行く必要があり、阿部一二三選手はパリ五輪でも金メダルを獲得し、つい羽目を外し過ぎてしまったのかもしれません。
路上で何かトラブルを起こしたわけでもないため、そこまで批判することでもないのではとも思いますが、こうした姿を撮られてしまうとイメージは一気に悪化し、日本だけでなく海外からも非難される恐れがあることを考慮し、飲み過ぎないように気を付けてもらいたいかったです。