劇団クロックガールズの舞台『結婚の条件』に出演予定だった女優・鳳恵弥さん（おおとり・えみ 36歳）、牧野美千子さん(52)が12日、舞台の主演・演出を務める女優・鈴木砂羽さん(44)との間でトラブルがあり、出演をキャンセルするとブログなどで発表しました。
2人が所属する芸能事務所『株式会社しぃぼるとぷろだくしょん』もフェイスブックを更新し、「演出鈴木砂羽氏より二人の受けました人道にもとる数々の行為に対しまして、弊社と主催側で検討をしました結果、残念ながらこれ以上の稽古及び舞台への出演をお受けすることは出来ないと判断し出演をお断りする運びとなりました。」と報告しています。
ちなみに、「人道にもとる行為」というのは、倫理や道徳などの人が守るべきことに反した行為を指し、自分本位で身勝手な行動などについて用いられます。
＜↓の画像左から牧野美千子さん、鈴木砂羽さん、鳳恵弥さん＞
鳳恵弥さんと牧野美千子さんが出演をキャンセルしたのは、ドラマ『ナースのお仕事』や『ごくせん』など、数多くの作品を手掛けている人気脚本家・江頭美智留さん(54)が主宰する劇団クロックガールズによる舞台でした。
劇団クロックガールズはこれまでに、元AKB48の増田有華さん、TM NETWORKの木根尚登さんらを客演に迎えて公演を行っており、13日～18日まで上演の舞台『結婚の条件』は、劇団のメンバーに加えて、鳳恵弥さん、牧野美千子さん、主演・演出を手掛ける鈴木砂羽さんらを客演に迎えていました。
＜↓の画像は、鈴木砂羽さんが11日にインスタグラムに投稿した舞台出演者との写真＞
鈴木砂羽さんは今作で初めて演出に挑戦し、本番に向けての稽古が行われていたのですが、鳳恵弥さんは自身のブログでトラブルの経緯を綴っており、1回目の通し稽古が終わってダメ出しを受ける中で、「2回通し稽古をしたかったのに誰かのせいで出来ない！」などと罵倒されたそうです。
これに対して牧野美千子さんが「すいませんでした」と謝罪したものの、鈴木砂羽さんは「ぬるいわね」と吐き捨て、鳳恵弥さんは土下座して謝ることになったそうなのですが、鈴木さんはさらに「私たちだけじゃなくてあちらにも」と、他の共演者にも土下座するように促したそうです。
この異様な状況に鈴木砂羽さんが所属する『ホリプロ』のマネージャーらが、さすがにマズイと判断して中断することになったものの、こうしたトラブルがあったことは事務所にも報告され、降板を視野に入れた話し合いが行われたといいます。
そして、最終的に舞台への出演をキャンセルするということになったようなのですが、このトラブルに対してネット上では、
- 砂羽さん、キツそうだからね。キライじゃないんだけど。まぁそのぐらいはやりそう(笑)
- これだけでは判断できないね…現場の空気もあるしね。しかし公演ギリで降板するorさせるのも演者としてどうかな？逆に面倒な人って事で声がかからなくなるかもね。
- 『人道にもとる行為』、と一方的に非難されているが、どんな行為を受けたか分からん！演出上､しなければならない演技を表現できない未熟を責められたなら、それは自分が悪いこと！また、舞台直前にキャンセルしたことも自分勝手なこと。それに携わっている多くのスタッフ、楽しみにしているファン、お客を冒涜する行為ですね。
- まあ片方の言い分だけじゃ分からないからね。仕事とは言え女同士はいろいろ面倒な感情なんかあるかもしれんしね。砂羽さんが何て言うか聞いて見ないことには何とも言えんけど、こんな直前に降りるってかなり迷惑だな。
- 具体的には土下座って書いてるけど、それだけでもあり得ないでしょ。砂羽さんのイメージ悪くなったわ。
などのコメントが寄せられています。
鈴木砂羽さんは気が強く、男勝りな性格をしていている方なので、強い口調で共演者たちにダメ出しをしている姿が何となく想像できるのですが、鈴木さん側は今回の件でまだコメントは出しておらず、鳳恵弥さんがブログで一方的に綴っていることなので、現時点ではどこまで事実なのか不明です。
また、どれほど酷い状況だったのかイマイチ伝わってこないことから何とも言い難いのですが、公演直前になって出演をキャンセルするほどなので酷い言動があったのだろうとみられます。
ちなみに、鳳恵弥さんはブログで「演出家と演出助手が揃ってふんぞり返り劇団の代表者であり、脚本家であり、プロデューサーの江頭美智留先生に頭を下げさせている姿」「自分がセリフが入らないのを脚本のせいにして何度も書き直させていた姿」「稽古場外で自分の味方のキャストを増やすことに終始して、幾度も飲みに誘っては気に入らないキャストや江頭先生の悪口を吹き込んでいる姿」などを見ていたことを明かしています。
このようなトラブルが明らかになった鈴木砂羽さんは、昨年8月に俳優・吉川純広さん(34)と離婚するなどネガティブな話題が続いており、今後の仕事への影響が懸念されますが、今回の件について鈴木さん側は何かコメントを発表するのか注目したいところです。