芸トピ

NAMIMONOGATARI参加者の新型コロナウイルス陽性者増加、愛知県で感染者・病床使用率の増加止まらず

野外フェスNAMIMONOGATARIでクラスター発生。新型コロナ感染者14人確認。案の定の結果に批判殺到。動画あり

愛知県常滑市の「愛知県国際展示場(Aichi Sky Expo)」で8月29日に開催された、国内最大級のヒップホップ・R&Bの野外フェス『NAMIMONOGATARI 2021(波物語2021)』の来場者の中から、新型コロナウイルスの感染者が14人確認され、クラスター(感染者集団)と認定されたことが明らかになりました。

愛知県の発表などによれば、『NAMIMONOGATARI』の会場にいた10~20代の男女14人の新型コロナ感染が6日までに確認され、常滑市でクラスターが発生したと認定されたといい、この他にも愛知県ではフェス参加者を対象に無料で行っているPCR検査で、2人の陽性が判明したことを6日に発表しています。

また、愛知・稲沢市の消防士もフェスに参加後、新型コロナの陽性が確認されたことが分かっていますが、フェス参加と感染の因果関係は不明とされています。

ちなみに、この消防士は会場でマスクを着用していたそうですが、飲酒していたことが明らかになっています。

そして、『NAMIMONOGATARI 2021』で新型コロナのクラスターが発生したことに対してネット上では、

などの声が上がっています。

6日夜の時点では少なくとも、フェス参加者の中から3人の新型コロナ感染者が確認されているとのことでしたが、現時点で合計17人まで増え、100人超えは時間の問題かもしれません。

問題となっている『NAMIMONOGATARI 2021』では、緊急事態宣言下の大規模イベントは5,000人が上限とされている中で、入場制限を行わずに8,000人以上の観客を入れて密状態で開催したこと、酒類の提供を行っていたこと、ノーマスクで大声を上げる観客が多くいたことが会場で撮影された動画、写真で明らかになっており、クラスター発生は当然の結果です。

そして、愛知県では6日の新規感染者数が全国トップとなる1,187人、7日は1,218人と、引き続き1,000人を超えており、前週と比べると感染者数は減少していますが、6日時点での入院者数は過去最多となる1,055人、重症者数は94人、病床使用率は約65%と上昇を続けています。

こうした状況を受けて愛知県では、入院待ちの患者を一時的に受け入れる待機ステーションを愛知県武道館に開設するなどの対応を取っています。

<↓の画像は、愛知県の新型コロナ感染者数>

ただでさえ医療現場がひっ迫している中で、フェスを強行開催してクラスターも発生させたことから主催者への批判は強まるばかりですが、7日発売の週刊誌『フラッシュ』は、早々に謝罪と言い訳をしたラッパー・Zeebraさんが主催者と親密な間柄だったことや、フェスが発足当初からZeebraさんの所属会社が制作協力していたことを伝えており、これによってZeebraさんへの批判も殺到しています。

Zeebraさんは8月末にツイッター上で謝罪コメントを出して以降、ツイッターの更新を停止して沈黙を続けているのですが、クラスターの発生などを受けて今後どのような発言、対応をするのか見ものですね。

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