元グラビアアイドルで女優・タレントの釈由美子さん(しゃく・ゆみこ 41歳)が、所属事務所『トミーズアーティストカンパニー』との間でギャラ未払い問題が発生し、今年4月に個人事務所を設立していたことが明らかになりました。
これは30日発売の週刊誌『フラッシュ』の報道で判明したもので、『トミーズアーティストカンパニー』の倉持賢一社長(37)は取材に対して、「確かに、釈さんに対しては、1000万円にのぼる給料の未払いが発生しています。昨年4月から現在まで、約1年半にわたり、ギャラを払っていません」
と答えています。
釈由美子さんが所属する『株式会社トミーズアーティストカンパニー』は、ジャニーズ事務所で1978年~1982年5月まで活動のバックダンスグループ『ジャPAニーズ』の元リーダーで、グループ解散後にはジャニーズで振付師、マネージャー業をしていた小林謙治さん(愛称:トミー、旧姓名:細野謙治 61歳)が1986年1月に設立しました。
ちなみに、小林謙治さんは明石家さんまさんとは親友で、様々な番組でも共演していました。
『トミーズアーティストカンパニー』の所属タレントは釈由美子さんのほか、タレント・女優の山本梓さん、畑山亜梨紗さんなどで、現在の所属タレント数は46人と事務所の公式サイトには記述されています。
そんな『トミーズアーティストカンパニー』が深刻な経営難に見舞われ、タレントへの給料未払い問題が発生してしまったといい、取材に応じた倉持賢一社長は、「じつは、私は社長になったばかりなんです。6月末に、この会社を300万円で買収して社長に就任してみたら、財務状態が事前に聞いていたよりはるかに悪くて、私自身も驚いているところです」
と明かし、会社の財務状態を精査したところ債務は総額4000万円にのぼることが分かったといいます。
『トミーズアーティストカンパニー』の代表は、2016年までは創業者の小林謙治さんが務めていましたが、その後2018年8月までに代表が佐々木弘さんに交代しており、今年6月19日に行われた臨時株主総会、取締役会にて佐々木さんが退任、新代表として倉持賢一社長が就任、監査役も交代しています。
そして、看板タレントの釈由美子さんには約1年半もギャラを支払わず、1000万円もの未払いが発生しているものの、ギャラ未払い問題解決の見通しはすでに立っているそうで、「12月に受ける融資で、給料の未払いは解消する予定です。釈さんにも、それで全額を払うということで、話し合いもすんでいます。飲食店や芸能スクール運営の事業計画もあり、経営再建は問題ないと思っています。」
と説明しています。
その一方で、2014年1月に実業家・梶原吉広さん(40)との結婚を機にシンガポールへ移住し、芸能活動も無期限休止状態にある山本梓さん(38)とは連絡も取っておらず、開店休業状態にあり、来年には契約が切れる予定と明かしています。
<↓の画像は、山本梓さんの写真>
倉持賢一社長は強気な姿勢を見せているものの、元社員A氏は事務所の深刻な経営難について、「借金は、前社長時代につくられたもので、使途がよく分からないものもあります。」
と明かし、「釈さんも相当怒っています。彼女は会社に籍を残したまま、4月に個人事務所を立ち上げてしまいました」
と語っています。
そのため、今後も厳しい状態が続くのではないかとみられており、「通常、事務所側とタレントのギャラの取り分は6対4程度のところ、釈さんの取り分は8割。この異例のギャラ配分は、釈さんを擁しているという看板代でもあり、引き留めたいという気持ちの表われです。しかし、未払いが発生したことで、信頼関係は崩壊しています」
とA氏は証言しています。
この報道に対してネット上では、
- 釈由美子ほどの女優が報酬未払いとは。。。
- ただ働きでも一年半過ごせるってすごい
- もしこれが事実ならば、売った相手に対して訴訟すれば良い
- 最近見なかったけど、子供が小さいだけでなくこんな問題を抱えてたんだな
- ご主人の稼ぎがあるからガツガツ働かなくても大丈夫なんだろうが、普通なら訴訟問題になっても、おかしくないよね。
- 前社長の放漫経営が問題なのはわかるが、新社長も間抜け。まともな芸能事務所が300万円で買えるはずがない。
名が通った芸能人が所属していてこの金額なら、まず疑ってかからないと。 - 今週日曜日にびわこ競艇場でトークイベントが有るけど これもタダ働き?
正直、釈由美子が競艇場の営業って違和感有ったんだけど、こういう事情が有ったのか - 300万で買ったら4000万の借金抱えてた、未払いがあった、そんなの知らなかったけど事業拡大の計画があるし融資を受けるから大丈夫…
なんだか買う方もいい加減な感じがするけど、それでもやっていける世界なんですかね - 仮面ライダーに出演した時は驚いた。視聴者側も驚きと共に仮面ライダーとかにも出てくれりのか、と高感度も上がったろうし、
業界的にもこーゆー仕事も受けてくれるのか、とやはり高感度は上がったと思うから、本格復帰した際の仕事の幅も増えそう。
事務所を退所して完全に個人でも問題なさそうだ。
などのコメントが寄せられています。
『フラッシュ』の報道を受けて『トミーズアーティストカンパニー』は公式サイト上でコメントを発表しており、報道内容は事実と異なると主張しています。
まず、記事では倉持賢一社長が取材に対して、「釈さんに対しては、1000万円にのぼる給料の未払いが発生しています。昨年4月から現在まで、約1年半にわたり、ギャラを払っていません」
と語ったとしているものの、実際には数年にわたって、本来支払うべき金額を過小に見積もった金額を支払っていたとし、現在は釈由美子さんが本来受け取るべき金額との差額を協議した上で、支払い計画を講じて支払いをしていると説明しています。
また、今年4月に釈由美子さんが個人事務所を設立したことによって、釈さんは現在、『トミーズアーティストカンパニー』と業務委託契約を結んでおり、釈さん側からは何度か事務所を離れたいという申し出があったものの、最終的に釈さんは事務所のスタッフのことを考えて完全に独立せず、業務委託という形での契約継続を決めたそうです。
<↓の画像が、『トミーズアーティストカンパニー』のコメント全文の写真>
さらに、倉持賢一社長は『デイリースポーツ』の取材にも応じており、釈由美子さんへのギャラ未払い問題については、「タダ働きということはありません。(釈が)支払われると思っていた給料と、実際に支払われた額に、数百万円の開きがありました。話し合って、今後差額を分割で支払うことになりました」
と説明しています。
一方の釈由美子さんは自身のブログ上で今回の報道について言及しており、『フラッシュ』の報道については、倉持賢一社長が取材に応じて記事になったものだと経緯を説明した上で、「本来ならタレントの情報について、注意深く管理しなければならないはずの事務所から、不用意にこのような情報が出されたことに正直困惑していますが、記事の内容について誤解を招く間違った内容も多く見られました」
とし、事務所の公式サイト掲載のコメント確認を呼び掛けています。
続けて、「デビュー以来、お世話になりました創業者のトミー社長が3年前に退任されてから、会社の代表が何人も交代するという混乱に翻弄されながらも、粛々とお仕事をさせて頂いておりました。そのような背景のなか、今回のような報道で世間の皆様をお騒がせしてしまったことを大変遺憾に思います。」
とし、今後の活動については事務所側と協議の上で進めていくといい、今回の騒動を謝罪しています。
釈由美子さんは2015年10月に実業家男性と結婚、自身の38歳の誕生日だった2016年6月12日に第1子となる長男(3)を出産しており、妊娠・出産を機に仕事をセーブしています。
そのため、ここ数年はドラマ・映画出演のペースは年1本程度で、その他にバラエティ番組などにはたまに出演する程度です。
<↓の画像は、7月27日放送『中居正広のニュースな会』出演の釈由美子さんの写真>
釈由美子さんは現在、子育て中心の生活をしていることから、果たして釈さんを看板タレントとしている『トミーズアーティストカンパニー』は今後経営を続けていけるのか心配で、このまま釈さんは完全に独立してしまうのではないかと思う部分もあります。
まずは1日も早くギャラ未払い問題を解決し、事務所が契約しているタレントたちの不安を取り除き、安心して活動できる状態にしてほしいですね。