昨年8月に、交際相手の女性に対するDVによって傷害容疑で逮捕され、その後Jリーグ『ベガルタ仙台』から契約解除された道渕諒平選手(みちぶち・りょうへい 26歳)が、韓国の2部リーグ『Kリーグ2』に属するクラブ『忠南牙山(チュンナムアサン)FC』に入団したことが発表され、ネット上で物議を醸しています。
道渕諒平選手は昨年8月に、当時交際していた女性タレント(27)の顔を踏みつけたり、胸の上に全体重を乗せて正座したり、泣き叫ぶ女性の首を絞めながら罵声を浴びせるなどの暴行を加え、同9月に傷害容疑で逮捕、10月に『ベガルタ仙台』は契約解除を発表しました。
この傷害事件は示談交渉の末に被害女性との間で和解が成立しましたが、道渕諒平選手はプロ1年目の『ヴァンフォーレ甲府』時代にも、知人女性の顔を殴るなどの暴行を加え、暴行容疑で逮捕された過去がありました。
そんな道渕諒平選手が、Kリーグ2の忠南牙山FCに加入したことがクラブの公式サイト上で発表され、サイト上では道渕選手について、「主に右MF(ミッドフィルダー)としてプレーし、スピードを生かして相手側を崩すプレーが特徴。状況に応じて、直接ゴールを決める能力も備えている」
などと特徴を紹介しています。
<↓の画像が、韓国のクラブチーム『忠南牙山FC』へ移籍した道渕諒平選手の写真>
また、忠南牙山FCは韓国警察が母体のクラブ『牙山ムグンファFC』を前身とし、旧クラブ時代には兵役期間中のサッカー選手をプレーさせていたのですが、過去に2度も暴行事件を起こした道渕諒平選手に加えて、昨年飲酒運転を起こした李尚珉選手(イ・サンミン 23歳)も新たに獲得した理由について、「2選手を迎え入れるにあたり、クラブ内部で多角的に検討した上で決定した。社会的な問題を起こした過去は否定できないが、トレーニング期間中に選手たちの態度を継続的に見てきた。面談を通じて選手の確実な変化を感じ、選手とクラブの品位を落とす行為をしないという確信が持てたので契約に至った。選手本人も過去の過ちを反省し模範になるように努力すると話していた」
と説明しています。
各報道によれば、道渕諒平選手は1月下旬に韓国へ渡り、2月27日に迎える開幕戦に向けて現在調整を行っているとのことです。
そして、道渕諒平選手が『忠南牙山FC』へ移籍し、今シーズンから韓国でプレーすることに対してネット上では、
- 札付きの素行不良が警察母体のチームでプレーするとか、なんのギャグなんだ?
- 凄い納得いく移籍なんだけど
- 韓国人と性格が合うと思うのでプレーしやすいんじゃないかな
- 日本なら問題になる暴力も、暴力が当たり前の韓国ならOKだろうし、下には下の受け皿があるってことだね。向こうで頑張って、もう戻ってこないでください。
- 背水の陣やな。拾ってもらえただけでもありがたいと思ってプレーした方がいい
- 現役続けられるんやな。ほとぼり冷めた頃にシレっとJ復帰とかは辞めて欲しい。
- 忠南牙山は2部でも一番の弱小クラブ。オファーがあったのがそこだけなのか、トライアルを経て加入なのかはわかりませんが、現実は極めて厳しいんだな
- 誰にでも失敗はあるが、このタイプは二度三度やる。人間そんな簡単には変われない。
- 甲府在籍時に一度やらかした後も、今回のように反省の意を表明して復帰したが、結果として仙台でもっと深刻な事態を起こしている。外国でもやらかさないように
- 唯一の救いは警察の監視下にあるチームってことかね。捕まったら日本よりDVとかは刑罰重いし、流石に馬鹿な真似はしないだろう。
- 仙台も同じ思いで獲得したんですけどね…クラブの誇りをズタズタにした責任は重い。応援はしないが、今度こそ心を入れ替えて頑張れ!
などの声が上がっています。
各報道によると、韓国内でも道渕諒平選手の獲得に対しては賛否を巻き起こしているそうで、スポーツライター・金明昱さんが知人の記者に話を聞いたところ、「道渕は昨年末、Kリーグ1部の『蔚山現代(ウルサン ヒョンデ)』に入団の打診をして、断られたそうです。今年に入ってから再びKリーグクラブと接触していました」
と明かしたとのことです。
道渕諒平選手はたった3年の間に2度も警察に逮捕されるような事件を起こしており、女性に対するDV癖があるのは明らかですし、昨年まで交際していた女性とのビデオ通話では、「俺の気持ちを踏みにじりやがって!死んでやるから見てろよ、一生後悔しつづけろ!」などと罵声を浴びせ、自分に包丁を突きつける姿も見せていました。
<↓の画像が、包丁を持つ道渕諒平選手の写真>
『ベガルタ仙台』が隠蔽していた道渕諒平選手の傷害事件をスクープした週刊誌『フラッシュ』の記事では、DV問題に詳しい『あおば法律事務所』の橋本智子弁護士が「筋金入りのDV加害者」と指摘しており、今後また同様の事件を起こす可能性は十分あります。
道渕諒平選手は2017年に1度目の事件を起こした際に、公式戦の出場停止や3影巻の減俸処分などを受け、「この度のことは、社会人としてあるまじき行為であり、弁明の余地はなく、深く反省するばかりです。」「2度と同様の過ちを犯さないことをお誓い致します」といった謝罪コメントを発表したものの、3年後に再び逮捕されました。
そのため、『忠南牙山FC』へ入団するにあたって道渕諒平選手が、「社会的物議を起こしたり、選手及びクラブの品位を落とす行為をしない」と誓約したというものの、いずれまたカッとなってトラブルを起こすのではないか心配ではあるものの、3度目の事件を起こしたら選手生命が絶たれると思って、不祥事を起こすことなく韓国で素晴らしいプレーを披露してほしいものですね。