元プロ野球選手の清原和博容疑者(48)が覚せい剤取締法違反の容疑で逮捕され、さらには清原容疑者に覚せい剤を譲渡していた疑いで群馬県みどり市の無職・小林和之容疑者(44)が15日に逮捕されたことから、今後芋づる式に薬物を使用している有名人の検挙を期待する声も上がっています。
そうした中で10日発売の週刊誌『週刊新潮』が、以前まで清原容疑者と兄弟とも言える深い関係にあったものの、現在は“絶縁状態”にある歌手の長渕剛さん(59)は「清原とともに覚せい剤を使用していた」と、薬物仲間の1人だったと実名で報じており、長渕さんが覚せい剤を使用していたとかなり断定的な内容となっていることから、今後長渕さんが逮捕される可能性もあるのではないかと注目されています。
長渕さんは1995年にも覚せい剤の使用が疑われているのですが、その時は大麻を所持していた容疑で逮捕されたものの、尿検査でも陽性反応は出ず、覚せい剤の使用は確認できなかったため、覚せい剤取締法違反では逮捕されていません。
それから20年以上が経ち、再び覚せい剤の使用が疑われてしまったものの、所属事務所は『週刊新潮』の取材に対して「まったくの事実無根であります」と回答しており、本当なのかガセネタなのか分からない状態にあるのですが、そこでさらに長渕さんが巨額の金銭トラブルを起こしていたことをニュースサイト『サイゾーウーマン』は報じています。
長渕さんは昨年8月22~23日にかけて、静岡県富士宮市の富士山麓のキャンプ場・ふもとっぱらで「10万人オールナイト・ライヴ2015 in 富士山麓」を開催したのですが、テレビや雑誌、新聞などの各メディアに出演して宣伝したものの、チケットが思うようには売れずに、チケットの実売数は7万枚程度だったと言われているといいます。
この日のライブイベントは大成功だったと各スポーツ紙は報じていましたが、実際には莫大な赤字が発生していたようで、最終的にこのライブでの赤字額は10億円に近いものだったとのこと。
しかし、長渕さんは「今後も単独公演を定期的に行い、グッズの製作やチケット販売など全て同一の制作会社に委託する」という取り決めを交わし、制作側が赤字額を全額かぶるという話になっていたとのことなのですが、長渕さんは突然「もうライブはやらない」と言い出したため、制作側は赤字額の支払いを長渕さん側に求めることになったといいます。
これに対しても長渕さんは突っぱね続けていたものの、先週になって突然赤字額の一部を支払い、さらには「やはりライブもやりたい」と言い出したことから、制作側とは完全和解になったそうなのですが、『週刊新潮』の報道と同時期のことだったため、長渕さん側はこれ以上のトラブルを抱えたくないことから、態度を変えたのではないかとみられているようです。
ここまでの大赤字だったのかも真相は定かではないのですが、他のメディアも会場の7~8割しか観客で埋まっていなかったと報じており、『日刊ゲンダイ』は、10万人の来場を見越して長渕さん側は大量のグッズを発注したものの、それが売れ残ってしまったことから、ネット通販を中心にグッズの販売を行っていたこと、ライブ終了後に長渕さんの暴君ぶりに耐えかねた大量のスタッフが事務所を去ってしまったことなどを報じていました。
こうしたトラブルがあり、さらには先日清原容疑者とシャブ仲間だったなどと実名で報じられ散々な状態ですが、『週刊新潮』が長渕さんのことを実名で断定的な記事を報じたということは、今後もし名誉毀損などで訴えられたとしても問題ないような確固たる証拠を持っているためだとみられており、長渕さんの薬物使用疑惑については今後も注目したいですね。