絵本作家としても活動するキングコング・西野亮廣さん(にしの・あきひろ 42歳)が、地元の兵庫県川西市滝山町に自宅とする一軒家を建て、その家を巡って近隣住民とトラブルになっていることを13日発売の週刊誌『女性自身』が報じ、ネット上で物議を醸しています。
西野亮廣さんは2016年に出版した絵本『えんとつ町のプペル』が大ヒットし、2018年には地元の兵庫県川西市内に、体験型のテーマパーク的な「えんとつ町のプペル美術館」を作る計画を明らかにしました。
その後は、クラウドファンディングで約2,400人の支援者から6,256万円を集め、それを355坪の土地の購入費用に充て、美術館は今年4月にオープン予定としていました。
しかし、美術館の建設は一向に進む様子はなく、今年3月に『フラッシュ』の取材を受けた際には、「造る順番を変えたんです。延期とかではないんですけど、あの場所には先に『えんとつ町のアパート』を造るんです。あの場所は道が狭いので、美術館は市内の少し離れた別の場所に建てます」
と答えていました。
それから半年後に再びフラッシュが現場を訪れたところ、そこからほど近い場所に西野亮廣さんの自宅(アトリエ)を建設していることが判明しました。
西野亮廣さんはその後インスタグラムやYouTubeなどで完成した3階建ての一軒家を公開し、「見上げる家」と名付けたことも明かしていました。
<↓の画像が、キングコング西野亮廣さんの自宅「見上げる家」の写真>
10月には、この自宅を使っていない日は「レンタルスペース」として貸す出すことを発表し、税込み5万2,000円でレンタルを行っており、利用可能時間は11時~21時とし、利用人数は1日を通して20人まで等のルールを設けています。
そんな西野亮廣さんの自宅であり、レンタルスペースでもあるこの一軒家を巡ってトラブルに発展しているそうで、女性自身の取材に応じた近隣住民が、「毎日のように夜遅くまでいろいろな人が出入りしていて、不安を感じています。宴会をしているのか、深夜11時くらいまで騒がしかったこともあって……」
と、騒音被害を訴えています。
近隣住民等の証言によると、西野亮廣さんはこの家にほとんど帰っておらず、ほぼレンタルスペースと化しているそうで、「てっきり西野さんが住むのだと思っていたので驚きました。宴会などで10人以上の方がいる時もあり、深夜まで騒音に悩まされることもあります。特に気になるのが、2階にある玄関まで上がるための鉄製の階段。人の出入りの度に、周囲に大きな音が響くので……。知らない人たちがいつも出入りしているわけですから、怖くなることもあります」
と近隣住民が語っています。
女性自身がさらに取材を進めたところ、西野亮廣さんのオンラインサロン会員やファンなどの“西野信者”たちが数年前から川西市に移住し、地元住人たちとトラブルになっていることも判明したそうです。
町内の住民は取材に、「私の家の近所には、西野さんの影響で県外から移住してきてマッサージ店を開いた方がいます。コロナが蔓延しているころですが、大勢の人が集まって騒ぐので、何度か注意しに行ったんです。すると騒音測定器を渡され、『文句があったらこれで測ってから来て』と言われました」
と語っています。
また、西野亮廣さんは川西市が発行する生活情報誌『milife(みらいふ)』のインタビューなどで、近隣住民と良好な関係を築いていきたいとの思いを明かしていますが、「西野さんの関係者が『空き家が出たら連絡してほしい。西野さんがほかより高く買うから』と町で触れ回っているそうです。私たちは『プペル街』なんかに住みたくないですよ。西野さんは現在の市長の応援演説にも行っていますし、騒音や住民間の関係などについて、市役所に文書を送りました」
と、西野さん等の言動に憤りをあらわにしています。
そこで女性自身は川西市役所に取材を行い、西野亮廣さんの自宅を巡るトラブルについて問い合わせたところ、「(近隣住民からの苦情については)一部でそういった声があることはお聞きしています。西野さんには、非常に面白い家が完成したということで、こちらからお願いして広報誌に出ていただきました。今後、西野さんへの取材は慎重に対応したいと思います」
と回答したとのことです。
一方、西野亮廣さんの個人事務所『CHIMNEY TOWN(チムニータウン)』は、「プライベートのことは、本人に任せております」と回答したとしています。
この報道を受けてネット上では、
- プペル街 草
- 信者の躾ちゃんとしてくれ
- すごい商売。新興宗教に似たものを感じる
- 会員だけの共同生活???カルト宗教みたいでなんか怖い
- 千鳥・大悟から“捕まってないだけの詐欺師”と言われるだけあるな。本当に何もかも怪しい
- プペル仕様の家住んでないんだ。隣の住宅とわずかな距離しかなかったからそら騒音トラブルにもなるわ
- お金あるなら山買ってプペル村として開拓したらいいのに。元々住んでる人に迷惑かけてまでプペってどうするの
- 自宅にする気がないなら、今すぐこの住居の在り方を考えるべき
- 住みにくそうとか掃除しにくそうとか色々言われてたけど、やっぱり日常生活を送るための自宅じゃないんだよね
それを自宅という触れ込みでメディアに出て、でも実際にはレンタルスペースで…何だかなぁ - おばあちゃん家が川西市だけど最近は綺麗になって良い感じになったと言っていた。良いところなんだなと思っていたのに、プペル街になりつつあるなんて。。
信者集めるのマジキモいからやめて欲しい。市長もプペルに買収される前にやめろ。 - 地元の方からすれば家を高く売って引越すチャンスですね!西野の資金があるうちが勝負でしょ
などの声が上がっています。
西野亮廣さんは雑誌『GOETHE(ゲーテ)』の取材でも自宅を公開し、美術館を作る前に自宅を建てた理由について、「土地を買って、地元の人たちと話をすると、必ずしも他府県から人がたくさん来ることが、街を元気にすることにはならないのではと思うようになった」
と説明し、急に多くの人が集まることによって事故や騒音などのリスクもあり、それは自分が望んだ街の創生ではないと思ったとしています。
そのため、すぐに街づくりに着手するのではなく、まずはそこに暮らしてみることにしたといい、「実際に自分が暮らして、地元の人と同じ気持ちになることが街の未来に繋がると思ったんです。自分が住むことで本気度をこの街の人にも伝えたかった」
と語っていました。
しかし、実際のところはほとんど家に滞在することなく、レンタルスペースとして貸し出しており、その理由については「家自体にも働いてもらう」「働く家にする」ことも理想の1つだったとしているのですが、この家は普通の住宅街に建っているだけに、不特定多数の人に貸すというのは、近隣住民への配慮に欠けているのではないかと思います。
西野亮廣さんはさらに、川西市内の空いてる土地を購入して次々に建物を建ていき、今後は自宅と同じ世界観を持つアパート、ホテルを建てる計画もあるといいます。
自身の理想とする“プペル街”を作ろうとしているようなのですが、すでに一部からは拒否反応が起きているようですし、否定的な声にも耳を傾けながら慎重に進めていってほしいものですね。