元サッカー日本代表の西大伍選手(にし・だいご 34歳)が、昨シーズンから所属するJリーグ『浦和レッズ(浦和レッドダイヤモンズ)』を退団することが明らかになりました。
各スポーツ紙の報道によれば、契約満了によって昨シーズン限りでの退団が決まり、西大伍選手は昨年末から現役続行に向けてJ2やJ3も含めて移籍先を探しているものの、今のところ去就は未定とのことです。
西大伍選手はクラブを通じてコメントを発表し、「浦和レッズに関わる全てのみなさん、一年間ありがとうございました。この一年でまたいろいろな気付きを与えてもらいましたが、まだまだ成長を続けていきたいと思います。サッカー選手として、浦和レッズのファン・サポーター、サッカー好きのみなさんを愛しています。レッズの選手として、スタジアムでWe are REDS!を聞けなかったことは心残りですが、また対戦相手として聞けることを楽しみにしています」
としています。
西大伍選手は北海道札幌市出身で、学生時代には地元のクラブ『コンサドーレ札幌』のユースチームに所属、2005年には『高円宮杯全日本ユース(U-18)サッカー選手権大会』でチームの準優勝に貢献し、2006年にトップチームに昇格しました。
その後は、『アルビレックス新潟』『鹿島アントラーズ』『ヴィッセル神戸』を渡り歩き、鹿島アントラーズに所属していた2016~2018年に優秀選手賞、2017・2018年にはJリーグベストイレブンを受賞するほど活躍し、日本代表にも招集され、2011年と2019年に公式試合にも出場していました。
また、2020年には『ヴィッセル神戸 イケメン総選挙2020』で日本人選手として初めて1位になるなど、Jリーグきってのイケメン選手としても人気でした。
そして、昨シーズンに浦和レッズと単年契約して補強の目玉としてチームに加入し、ポジションは右サイドバックで、昨シーズンのリーグ戦での成績は25試合出場で1得点3アシストとなっていました。
そんな西大伍選手の浦和レッズ退団発表を受けてネット上では、
- 例の女性問題が背景にあるように感じる
- 女性関係のはどうなったんかね、ちゃんとケジメつけましょうね。
- あまりいないタイプだったから前半は活躍していたが、同じポジションの酒井宏樹選手が合流以降は、かなり出場機会が限られてしまった。いろいろあり残念でした。
- 昨年の10月に中絶問題があって以来、良くチームに残れるなって思っていたので、契約満期での退団は当然であり想定通り
- 選手としてというよりは、人としての問題。今はどんな企業でもコンプライアンス強化に力を入れている。
サッカークラブも一緒。西の行動はそれに反し、自身を見直すべき問題。契約延長はありえないよ。 - あの事が明るみになってから、国内のクラブは手をあげにくい状況。
実力はまだまだあると思うので海外に挑戦するのも良いかも - 槙野も出してるんだから、普通に考えて残れる要素無いでしょ。プライベートでも問題あるし。
足元はまあまあだけどプレーも私生活も軽すぎる。 - 移籍先が未定とはいえ、退団が決まった時点でクラブからリリースされなかったというのは、何か闇を感じる。
少なくとも良い出ていき方ではないな。 - スキャンダルの内容が結構なレベルだったから相当イメージ悪い。選手としては優秀だっただけに残念。
周辺の人達も相当気を遣っていたんだろうなと思われます。この状況でチームスポーツは厳しいね。 - 能力は認めるが年齢のこともあるし、スキャンダルが一部マスコミから暴露されたのでは、どのクラブも手を上げにくいだろ。
J3でも拾ってくれるところがあれば、ありがたく世話になるべきかも。
などの声が上がっています。
浦和レッズでは西大伍選手以外にも、槙野智章選手(34)、山中亮輔選手(28)、宇賀神友弥選手(33)を放出するなど、リーグ制覇に向けて選手の入れ替わりが激しくなっています。
昨年6月には、フランスのクラブ『マルセイユ』を退団した日本代表の酒井宏樹選手(31)の完全移籍を発表し、8月から西大伍選手と同じ右サイドバックで先発起用しており、これによりシーズン後半から西選手は出場機会が減少していました。
そうしたことも契約継続とならなかった理由として考えられますが、ネット上では昨年10月に週刊誌『フラッシュ』にスクープされた女性スキャンダル、妊娠・中絶問題も退団の要因なのではとの憶測が飛び交っています。
『フラッシュ』は、西大伍選手が2年前まで交際していたという20代女性とのトラブルを報じ、2019年にホテルで男女関係になったことで女性は双子を妊娠したそうなのですが、西選手は女性に対して、「役所の書類に残るから認知はできない。いつまで稼げるかわからないから、養育費も難しい」「(出産したら)A子が思う幸せと離れてしまうのでは」などと言い、最終的に女性は人工妊娠中絶手術を受けたとのことでした。
その後、西大伍選手は弁護士を通じてのやり取りを求め、守秘義務契約書を女性に送ると共に、休職分のお金と入院費用を支払い、妊娠発覚後は一度も女性と顔を合わせることなく関係が終了したそうです。
この件に対して浦和レッズは『フラッシュ』の取材に、「クラブとして回答することはございません」とコメントし、西大伍選手はその後も試合に起用されていたのですが、報道から2ヶ月後に退団決定という流れになっています。
こうした女性スキャンダルも退団の理由なのかは不明ながら、この報道によって西大伍選手の印象は悪化し、移籍先がなかなか見つからない要因になっている可能性はありますが、今後行動を改めて新たなチームで活躍する姿を見せてほしいです。