急性心不全のため16日に急死した歌手・西城秀樹さん(本名=木本龍雄 享年63)の通夜が25日、葬儀・告別式が26日に東京・港区の青山葬儀所で営まれ、葬儀・告別式だけで芸能関係者やファンら合わせて1万人以上が参列したといいます。
この2日間は一般参列者用の献花台が設けられており、参列者には会葬御礼として西城さんが2014年に行ったコンサート写真をプリントしたメッセージ入りポストカードが配布し、2日間で2万人分用意されていました。
また、親族・関係者を対象とした祭壇を参列した弔問客に対しては、西城秀樹さんが12年にわたってCM出演した『バーモントカレー』が配布され、青山葬儀所では最大3.5キロを超える弔問の列ができ、2日間で1.4万人以上が参列したそうです。
<↓の画像が、葬儀に参列したファンたちの写真>
世代を越えて幅広い人に愛されていた西城秀樹さんだからこそ、ここまで多くのファンらが参列していたわけですが、一部の参列者が国内大手のオークションサイト『ヤフオク!』に、「お別れの会 会葬御礼一式」として、式場で渡されたポストカード、会葬礼状のほか、バーモントカレー、2015年にリリースした還暦記念アルバム『心響 -KODOU-』などをセットにして転売されていることが判明し、ネット上では物議を醸しています。
出品者は同一なのかは定かではありませんが、片方の出品者は東京都北区田端にある鉄道グッズなどの販売店でした。
<↓の画像は、参列者に配布のポスターカード写真>
<↓の画像は、会葬礼状の写真>
出品されていたものはバーモントカレーやCDを付属するなど同じようなセット内容で、27日から今日までに落札されたものの中で最高落札価格は「7万6000円」となっており、それ以外も約2万~5万円の高値を付けていました。
<↓の画像が、7万6000円で落札された商品ページの写真>
なお、そのご新たに出品されていた商品の一部はイタズラ入札?などもあり、価格が560万円にまで上昇していたのですが、これについては出品者側が出品を取り下げるという対応を取っています。
<↓の画像が、落札された商品の一覧>
そして、こういったものがヤフオクで転売されていたことで物議を醸しており、モラルに欠ける行為に対してネット上では、
- ド畜生
- 人間って悪魔だな
- 入札するやつも頭イカれてるだろ
- 頭おかしいわ 故人をなんだと思っとんねん
- 出棺のときスマホで撮ってるババアども引いたわ
- 後ろの紙をコピーしてスーパーで買ってきたバーモント付けて売れば錬金術じゃん
- この出品者はどうやって複数入手したんだよ。余った物を回収した業者なのか?
- ファンでもない人間が葬式に行きファンがそいつから買うのか
- 買う方も何考えてんのやろな 本当にファンなんか
- これは買う方が悪いと言い切れる 売るのは差別化ビジネスとして間違ってない
- 違法ではない が道徳的ではない これホンマに叩きようもなくて腹立つ
- これから葬儀に転売ヤーが群がるという地獄絵図
- 買う奴がいるから売る奴がいつまでもやめない
などのコメントが寄せられています。
こうしたものでもお金にしようとする方にも問題がありますが、それと同じようにこうしたものを買ってしまう側にも確かに問題があり、一方的に出品者を責めるのではなく、ファンらも考えなくてはいけない問題かもしれないですね。
ちなみに、会葬御礼などの出品は西城秀樹さん以外の様々な著名人で発生しており、『スタジオジブリ』の高畑勲監督のお別れ会で配布されたという目録は2000円で出品され、6000円で落札されています。
<↓の画像は、ヤフオクで転売された高畑勲監督のお別れ会の目録>
また、西城秀樹さんの会葬御礼一式を多数出品していた店は、アニメ『それいけ!アンパンマン』のドキンちゃん、『ドラゴンボール』シリーズでブルマの声などを担当していた声優・鶴ひろみさんのお送る会で配布されたお別れ会記念カード(未開封品)、大杉漣さんのお別れ会で配布の冊子、ポストカード、藍染ハンカチなどのセットを10点近く転売しており、常習的に著名人の非売品アイテムを転売しているようです。
著名人のお別れの会などの後に多数出費を行っているため、この店は芸能関係者と繋がっている可能性もありそうですね。
<↓の画像は、鶴ひろみさんを送る会で配布の記念カードの転売品>
<↓の画像が、大杉漣さんのお別れ会で配布されたグッズの転売品>
こうした商品をヤフオクで売ることや買うこと自体は犯罪というわけではなく、それぞれのモラルに委ねられることになるので、いくらファンだとしてもこうしたオークションに手を出す前によく考えてほしいなと思います。