歌手・女優として活躍していた西内まりやさん(23)が10月3日、デビュー以来所属している芸能事務所『ライジングプロ・ホールディングス』のオフィスで、関連会社『ライジングプロダクション』(旧社名:ヴィジョン・ファクトリー)の春日隆社長の顔をビンタし、現在大きな騒動に発展していることを16日発売の週刊誌『週刊文春』がスクープしました。
記事にはそのトラブルの詳細が記されているのですが、この情報をリークしたのはライジング側なのではないかという疑惑が浮上しており、西内まりやさんは今後事務所の力によって潰される可能性も囁かれています。
『週刊文春』の報道によると、10月3日に本社の応接室から「バチーン!」という大きな衝撃音が鳴り響き、その部屋から飛び出した西内まりやさんは興奮状態で、「もう我慢できない!」「私はアンタたちのためにこんなに頑張ってるのに何で認めてくれないの……」と泣き叫んでいたそうです。
<↓の画像は、『ライジングプロ・ホールディングス』本社などが入るビルの写真>
その後、呼吸がゼーゼーと荒く過呼吸のような状態になり、駆け付けた医者の処置でなんとか落ち着きを取り戻したようです。
一方、西内まりやさんにビンタされた春日隆社長は手で顔面を押さえ、苦痛の表情をしていたといいます。
ライジング関係者はこの時のことについて、「西内に殴られたことは明らかでした。部屋を出た彼女が暴れる様子は防犯カメラの映像にも残っています。社長が怒鳴りつけたとか、応接室で言い合いになった事実はなく、有無を言わさずいきなり平手打ちしたというのです。」と証言しています。
西内まりやさんは身長169センチで、小学校3年生から中学2年生まではバドミントンに打ち込み、シングルス・団体で県大会に出場したり、福岡市内の大会で4度の優勝歴がある腕前の持ち主で、それなりに力もあることから春日隆社長が受けたダメージも大きく、医師から1ヶ月以上は治療が必要だと診断されるほどのケガを負ったといいます。
同関係者はさらに、「彼女の言っていることは支離滅裂で、何に対して怒っているのかもよく分からない。突然、暴力に訴えた彼女に事務所側は怒り心頭でした」と振り返っています。
そして、この騒動から約1ヶ月後の10月下旬に、突然西内まりやさんの代理人弁護士から内容証明郵便で通知書が届いたといい、その書面には「2018年4月以降はライジングとは契約更新しない」といったことが記されていたそうです。
その一方で、事務所を辞める理由、今後の活動に関することが書かれておらず、春口隆社長をビンタしたことに対する謝罪の言葉も無く、あまりにも一方的に契約を終了させようとしている西内さんに対してライジング側は困惑しているとのことです。
そんな西内まりやさんに異変が見られるようになったのは昨年頃からのようで、事情を知る関係者によると、昨年12月5日に行われた『日本有線大賞』の本番終了後、西内さんは打ち上げのパーティー会場で過呼吸の状態になり、スタッフに抱えながら会場を出たそうです。
さらに、同12月14日放送の音楽番組『FNS歌謡祭』、同31日の『日本レコード大賞』の楽屋でも同じような症状があらわれ、一時は出演も危ぶまれるほどの状態だったといいます。
なお、西内まりやさん本人は精神状態には問題無いと答え、通院などは特にしていなかったそうなのですが、カウンセリングを受けた際に「過換気(かかんき)症候群」と診断されていたとのことです。
「過換気症候群」は、精神的な不安、極度の緊張などによって過呼吸状態に陥ってしまうもので、パニック障害の患者に多く見られ、症状としては息苦しさ、動悸、めまい、手足や唇のシビレ、死の恐怖、意識障害などがあります。
西内まりやさんは今年1月期放送の月9ドラマ『突然ですが、明日結婚します』(フジテレビ系)で主演し、この現場でも体調不良が原因で撮影をストップしたことが何度かあったといいます。
西内さんは真面目な努力家で、月9初主演というプレッシャーも感じていたのか、ドラマの制作発表直前にもトイレに長時間こもったり、撮影を中断するということが何度もあったため、共演者や取引先に迷惑を掛けてしまい、事務所にクレームが寄せられたこともあったそうです。
<↓の画像は、『突然ですが、明日結婚します』制作発表会見時の西内まりやさんの写真>
『女性自身』によると、西内まりやさんは実際にドラマの打ち上げで、「3ヶ月間のニューヨーク留学を予定していたところに、このドラマのオファーを受けました。そのときは私にできるのかという不安と大きなプレッシャーがあり、とにかく怖くて……。実はそれに負けて1回断っちゃったんです」と明かした上で、「私が限界になったときに支えてくれた皆さんに、心から感謝しています」と言って涙を流していたそうです。
こうしてドラマの仕事が終了した後も体調不良は続き、今年4月には東京・渋谷区の路上で体調不良を訴えて救急搬送され、これらの症状を受けてライジング側は新規の仕事を止め、8月には西内まりやさんが希望していたアメリカ留学を許可したそうで、その間も月200万円の給料は支払い続けていたとのことです。
ライジング側は西内まりやさんの健康を考えて休養を与えたものの、両者の間にはすでに深い溝が生じてしまっていたようで、西内さんの知人によると、周囲には「ライジングは仕事をしたいのにやらせてくれない」「酷い事務所だ」などと不満をぶちまけていたそうで、自身がやりたい音楽性と事務所側が望む音楽性にズレがあり、それも事務所に不満を抱いた一因のようです。
関係者たちはこのように語っているのですが、『週刊文春』はコトの真相を確かめるために西内まりやさんに取材を行っています。
本人に代わって代理人弁護士が質問に回答し、「西内氏が春日氏を殴打し、ケガを負わせたという事実はございません。それ以外の質問については、現時点では回答を控えさせていただきます」とコメントし、春日隆社長へのビンタを否定しています。
その一方でライジング側の代理人弁護士は、「春日隆氏を殴打し、同人にケガを負わせたことはまぎれもない事実です。何が原因で西内氏がかかる行為に及んだのかは、西内氏の内心の問題であり、弊社としては知る由もありませんが、言うまでもなく西内氏の行為は犯罪行為であり、到底許されるものではありません」と、西内まりやさんの言動を非難しています。
このような記事を『週刊文春』が報じ、早くもネット上などでは芸能界引退というワードなども飛び交っているのですが、ニュースサイト『サイゾーウーマン』は事務所側が西内まりやさんのことを潰そうとしている可能性を伝えています。
記事を見ると、ライジングの関係者が様々な証言をしており、西内まりやさんにかなり近い人物しか知らないような情報も掲載されているため、事務所側のリーク説があるとしています。
ライジングは2014年に、歌手・安室奈美恵さんの独立を巡って泥沼の騒動に発展し、その間には週刊誌によって安室さんとイベントプロモーター男性との不倫疑惑、その男性による洗脳疑惑などが浮上し、安室さんが事務所側に対して「奴隷契約だ」とまで言ったと報じられていました。
しかし、これらの話がどこまで本当なのかは定かではなく、事務所独立騒動が表沙汰になって以降、安室奈美恵さんに関する悪い噂などが週刊誌で多く報じられ、これらについても事務所側のタレント潰し行為だったのではないかと囁かれています。
西内まりやさんは本気でライジングを辞めるつもりなのか、今後両者の間で話し合いがされていくのかどうかは分かりませんが、今後も芸能関連の仕事をしていきたいと考えているのであれば、今の状態で事務所移籍や独立などはしない方が身のためだと思います。
ライジングはそこそこの規模を誇る事務所で、ここを離れるとなると更に大きい事務所へ移籍しなければ消えるのはほぼ確実かと思います。
今は正常な判断が出来なくなっている可能性もあるので、とりあえず精神状態が落ち着くまでゆっくり休み、ある程度正常な健康状態になってから事務所側としっかりと話し合い、しっかりと和解してライジングで活動を続けるのが最も無難な選択だと思いますね。