芸トピ

騎手免許取消しの藤田菜七子を根本康広調教師が擁護、JRAの二重処分を非難も真相は…トラブルの経緯と裏側、連絡相手は厩舎関係者。

藤田菜七子騎手が引退。JRAがスマホ不正使用問題と虚偽申告の詳細説明。週刊文春報道でウソがバレて最悪の結末に

『JRA(日本中央競馬会)』が11日、藤田菜七子騎手(ふじた・ななこ 27歳)の現役引退を正式発表しました。

JRAは公式サイトで【藤田菜七子騎手の引退】と題して、「藤田菜七子騎手(美浦・根本康広厩舎)から騎手免許の取消申請があり、10月11日(金曜)付けで騎手免許を取り消しましたので、お知らせします。」と発表し、騎手免許の取消し理由の欄には「一身上の都合による」と書かれていたといいます。

この発表を前に、藤田菜七子騎手が所属する厩舎の根本康広・調教師(68)が報道陣の取材に応じ、引退の裏側を涙ながらに語りました。

藤田菜七子騎手は10日発売の週刊誌『週刊文春』によって、通信機器(スマホなど)の持ち込みが禁止されている調整ルーム(レース前に騎手が宿泊する施設)にスマホを持ち込み、知人男性らと連絡を取っていたことを報じられました。

この報道を受けてJRAは聴取を行い、「2023年4月頃まで複数回にわたり、調整ルーム居室内に通信機器(スマートフォン)を持ち込み、通信していたことが判明しました。」と発表しました。

昨年4月には、6人の若手騎手が調整ルームなどで同様の行為をしていたことが発覚し、この問題でそれぞれに騎乗停止処分が下されたのですが、同5月に全騎手を対象にJRAが行った聴取に対して藤田菜七子騎手は、外部と通信していないと申告していたとしています。

しかし、週刊文春の報道を受けて改めて事情聴取したところ、LINEの使用を認め、昨年4月以降は調整ルームにスマホを持ち込んでいないと話しているとのことでした。

この再聴取によって藤田菜七子騎手の“虚偽申告”が明らかとなり、大きな波紋が広がる中で、藤田騎手が引退届をJRAに提出したことが10日夜に報じられました。

一夜明けて、藤田菜七子騎手の師匠であり、元騎手の根本康広調教師が11日朝に報道陣の取材に応じ、「藤田菜七子の件で、色々ご迷惑をおかけして誠にすみません。本当は一緒に謝罪しなければいけないんですが、菜七子がそういう精神状態じゃないのですみません。」と、本人に代わって謝罪しました。

<↓の画像は、藤田菜七子騎手と根本康広調教師の写真>

続けて、「前回の6人(の騎手)が処分されたスマホの件の時に、菜七子が事情聴取の中で、『すみません、過去に使用していました』と言っていて、口頭で厳重注意を受けています。現状出ている記事ではこれまで処分されていないと思われていますが、そこで処分を受けています。」と、JRAは昨年時点で問題行為を把握していて、処分も下されていたと主張しています。

そのうえで、「引退届を書く時に私の万年筆で菜七子は大泣きしながら書いていた。両親にも旦那にも辞める相談をしているし、もう意志は固いでしょう。1回処分を受けて2回処分を受けるのはおかしいし、“逃げた”と思われるのも私としてはとても不本意だし、そんなズルい人間ではない。そこだけはハッキリ言っておきたい。」と語り、JRAの対応を非難しました。

また、藤田菜七子騎手の今後については、「競馬を嫌いにならず馬を嫌いにならず。子供たちに乗馬でも教えるようになれれば」との思いを明かしています。

一方、JRAの松窪隆一・審判部長は11日に行った会見などで、「昨年5月の聞き取りの時には、藤田騎手から『調整ルーム内で通信機器を使っていた』と申し出がありました。しかし、6人と違って“明確な物証を得られなかった”ため、厳重注意に留めました。この時、藤田騎手は『他者との通信は行っていない』と言っていました。しかし、報道を受けた今回の聞き取りでは『他者との通信をしていた』と本人が認めました。物証があるかについては調査中ですのでお答えできません」と説明し、「現状は当時の申告は嘘だったという認識」だと語っています。

ちなみに、昨年4月までは調整ルームにスマホ等を持ち込むことは可能(通信は禁止)で、事前にダウンロードした映像の視聴のみ許されており、これも職員への届出が義務となっていました。

昨年6月からは、調整ルームの玄関にある専用ロッカーに通信機器を預けることが義務付けられ、持ち込み自体が禁止となっています。

JRAはさらに、昨年に藤田菜七子騎手に対する厳重注意処分を公表しなかった理由について、「指導であり注意。施行規程上の処分ではないので。こういう場合は藤田騎手にかかわらず名前を公表することはない」「証言、物証がある騎手は処分に至った。」としています。

こうしたJRAの説明などを受けてネット上では、

などの声が上がっています。

根本康広調教師によれば、藤田菜七子騎手はJRAに対して「すみません、過去に使用していました」と自己申告していたそうですが、JRAの説明によると藤田騎手はこの時に「他者との通信は行っていない」と答えていたとし、これが事実ならば虚偽申告とみなされて、改めて処分を受けるのは当然です。

ちなみに、藤田菜七子騎手は昨年5月の聴取ではスマホの使用について、「Twitterと(レース動画の閲覧で)YouTubeを使用した」と答えたため厳重注意としたそうで、調書に押印もしていたそうです。

しかし、改めて聴取したところ、3人の「厩舎関係者」と連絡を取っていたことを明かし、今年7月に結婚発表したJRA職員の夫ではないとも主張していたとしています。

今回このような騒動に発展した原因は、藤田菜七子騎手がルールを破ったことにあるのは間違いありませんが、JRAも藤田騎手が昨年にスマホ使用を認めた際に、本人が通信はしていないと否定したのだとしても、不適切使用が認められた他の騎手と同じく、持ち込んだスマホの通信履歴などをチェックし、それが事実なのかを確かめるべきだったのではないかとも思います。

藤田菜七子騎手はもう引退届を出して受理されてしまったので、今さら何を言っても遅いのであれですが、JRAで女性ジョッキーとして素晴らしい成績を残し、パイオニア的存在とも言われていた方が、このようなトラブルが原因で現役生活を終えてしまったのは、ただただ残念の一言です。

関連記事

カテゴリー

  1. 噂・疑惑
  2. 事件・事故・トラブル
  3. テレビ番組・映画
  4. 熱愛・結婚・妊娠
  5. 音楽
  6. ジャニーズ
  7. アイドル
  8. スポーツ
  9. 不倫・浮気
  10. 破局・離婚
  11. アナウンサー
  12. 出産・ママタレ・子育て
  13. 雑ネタ
  14. 暴露
  15. 訃報
  16. 海外