新型コロナウイルスに感染し、入院していたプロ野球『阪神タイガース』の藤浪晋太郎投手(ふじなみ・しんたろう 25歳)が7日、大阪府内の病院を退院したことが発表され、藤浪投手は球団を通じて謝罪コメントを発表しました。
藤浪晋太郎投手は今回の件について、「ファンの皆様、野球関係者の方々、チームメートや球団の方々をはじめ、多くの方々に多大なご迷惑とご心配をおかけしたことを深く反省し、おわび申し上げます。」
と謝罪した上で、「今後はプレーでファンの皆様の期待に応えることができるように、より一層野球に精進してまいります」
とコメントしています。
藤浪晋太郎投手は当面の間、自宅待機となるそうで、同じく新型コロナウイルス感染で入院していた伊藤隼太選手(いとう・はやた 30歳)は5日に退院、現在は自宅待機しています。
一方で、2人と共に感染が判明した長坂拳弥選手(ながさか・けんや 25歳)は現在も、兵庫県内の病院に入院中となっています。
<↓の画像は、新型コロナウイルス感染で入院した3選手の写真>
左から藤浪晋太郎投手、伊藤隼太選手、長坂拳弥選手
阪神タイガースの矢野燿大監督(やの・あきひろ 本名=矢野輝弘 51歳)は7日、球団幹部と話し合いを終えた後にマスコミの取材に応じ、チームから感染者が出たことに対して、「皆さんには申し訳ないし、球界にも迷惑かけたし、地域の皆さんにも迷惑をかけた。俺らが分からないところにも多大な迷惑かけてしまい申し訳ないなという反省と、責任はもちろんあると思うので、それはしっかり受け止めないとダメだと思う。(今後)それをどうしていくかは、チームとしても個人としても考えていかないとダメだと思う」
と語っていました。
また、阪神は6日に、兵庫・西宮の球団寮「虎風荘」で暮らす一部選手の一時的な退去を許可しており、退去が認められたのは寮住まいの長坂拳弥選手と濃厚接触していない選手で、地域のアドバイザーや保健所と相談の上で決定したと谷本修・球団副社長兼本部長は説明しています。
そして、藤浪晋太郎投手が無事に退院し、謝罪コメントを発表したことを受けてネット上では、
- とりあえず無事退院できたのは良かった。が、やはりこのご時世でのあのパーティーはまずかったな。未だに何か隠してる感が否めないし。
週刊文春とかにすっぱ抜かれるより、自分たちから先に言ったほうが後の印象も変わると思うけど - 単なる合コンだったのか、それとももっと秘密のパーティーだったのか。
プロとしても社会人としても失格の烙印を押されてしまったね。もうトレードは無理だろうし、阪神で結果残すしかないな。 - 退院できたのはよかったですが、反省しているなら正直に全部白状ほしいですね。
藤浪に甘すぎますよ。大人のパーティ参加感染で他球団と野球界全体に迷惑をかけているんですよ。 - 阪神ファンだけど一言。藤浪、解雇でいい。選手として、危機管理、健康管理、本当に足りてないと思う。
プロ野球選手としての能力の方も昨年度見てたら危ういし、応援したい選手ではなくなった。 - 合コンだったっていうのがただただイメージ悪い。一般人より多くの報酬をいただくプロの身になったのなら、金額に見合うだけの責任と自覚を持って欲しかった。
これ以上ファンをがっかりさせないようせいぜい精進してほしい。 - コロナに感染したのは気の毒だけど、自分の欲に負けてこんな状況下で合コンとかしてる事は残念。と言うか、人として残念。
プレイヤーとしての成績も下降線の状態の中、野球の事だけを考えて取り組まなきゃいけないのに… - ホンマに軽率で馬鹿な事したと思うけど、自ら味覚や嗅覚に異変を感じすぐに言ってくれた事は良かった。
今回の事で森三中・黒沢かずこさんや他の人らも同じ症状で発覚したわけだし。まぁこの点だけは良かったのかな。
でも美談にしてはいけない。本当なら会見してほしいけど、このご時世で会見するのは難しいと思うからちゃんと反省してもらいたい。
などのコメントが寄せられています。
3月26日に新型コロナウイルス感染が判明した3選手は、3月14日に大阪の高級タワーマンションで行われたタニマチ(後援者)主催の食事会に参加していたことが判明しており、この食事会に出席した20代の女性3人も新型コロナウイルスに感染していることから、クラスター(集団感染)が発生した疑いがあります。
この食事会の詳細については複数のメディアによって報じられており、参加した阪神タイガースの選手は合計7名(感染疑い無しの4人のうち1人は高山俊選手)、その他にタニマチの知人、大阪・北新地の有名クラブママらもいたとされています。
感染疑いの無い選手たちは食事会開始から3時間ほどでマンションを後にし、その後に複数のホステスが入れ代わり立ち代わりでマンションを訪れていたそうで、誰がウイルスを持っていたのかは不明ながら、複数の外部の人間と接触していたことで藤浪晋太郎投手らは新型コロナウイルスに感染、入院することになりました。
また、藤浪晋太郎投手についてはこの食事会の翌日に、『関西テレビ(カンテレ)』の若手アナウンサーや記者と会食していたことが判明しており、これによって一緒に食事した人物も出勤停止となったことが週刊誌『週刊文春』に報じられています。
他にも、選手寮の食堂で長坂拳弥選手と一緒に食事した小幡竜平選手が、1日から発熱の症状などがみられたことでPCR検査を受けましたが、陰性という検査結果が出ています。
このように3選手がタニマチとの食事会に参加したことが原因で、大きな騒動に発展しており、特に藤浪晋太郎投手に対しては厳しい声が上がっています。
藤浪晋太郎投手は2012年のドラフトで4球団から1位指名され、交渉権を獲得した阪神タイガースに入団、プロ1年で2ケタ勝利を挙げ、2014年、2015年と3年連続2ケタ勝利、2015年は最多奪三振のタイトルを獲得するなどしたのですが、2016年から成績低迷が始まり、昨シーズンに至ってはほぼ2軍で過ごし、1軍での登板数は1度のみでした。
これによって年俸は、減額制限上限の2100万円ダウンの推定年俸6300万円で契約更改しており、まさに崖っぷち状態の中でプロ野球で初の新型コロナウイルス感染者となり、それも合コンパーティーとも言われるタニマチの食事会で感染したとのことで、多くの野球ファンは呆れ、批判の声が噴出しています。
無事に退院したことが発表されるも批判は続いており、解雇するべきといった声も少なくないのですが、今後また多くのファンから応援してもらえるよう、チームに大きく貢献する活躍ぶりを見せてほしいものです。