芸能事務所『サムデイ』が約3億円の負債を抱えたまま破産し、事務所の稼ぎ頭だった元『AKB48』の篠田麻里子さん(38)は11日に、マネージャーと共に今後はフリーで活動していくことを発表しました。
一方、看板女優だった藤原紀香さん(53)は11月末に事務所の破産発表を受けてブログを更新し、「近日中に所属事務所を離れることとなります。あまりにも急なことで、私自身も、大変 戸惑っておりますが、心を奮い立たせ、気持ちをあらたに芸能活動に精励いたす所存です。今後お伝えできることが決まり次第、ご報告いたします。」
と綴り、この投稿を最後に更新はストップしています。
現時点で藤原紀香さんの今後は明らかになっておらず、様々な情報が飛び交う中で、週刊誌『週刊新潮』は藤原さんについて「“芸能界のドン”に捨てられたという声も」あると伝えています。
サムデイは、『とんねるず』のマネージャーもかつて務めていた芸能プロモーターの高橋裕社長が、“芸能界のドン”こと周防郁雄社長(83)が率いる『バーニングプロダクション』から暖簾分けするかたちで1993年10月に設立し、この事務所は周防社長が藤原紀香さんのために立ち上げた事務所という噂もあります。
<↓の画像は、バーニングプロダクション・周防郁雄社長の写真>
その後は、藤原紀香さんが芸能界のドンから寵愛を受け、ドラマやCMなど数多くの仕事を獲得してブレークし、サムデイは業界屈指の事務所に成長しましたが、近年は看板タレントたちの勢いが落ち、コロナ禍に入って仕事はさらに減っていき、1年ほど前から金銭的に厳しいとの声が聞こえてきたと、週刊新潮の取材にサムデイ関係者が明かしています。
また、サムデイに所属のファッションデザイナー・ドン小西さんが内部事情を明かし、「破産申請の直前、全盛期は会社に10人以上もいたマネージャーが2人しか残っていなかったそうです。とにかく、何年も前から仕事が激減していたのは事実。私が“サムデイに所属しています”と言ったら、“ウチは面倒くさい事務所とは仕事しません”なんて返されてしまうこともありました。今は昔と違い、有力な事務所だからといって、それだけで仕事が取れる時代ではないのです」
と語っています。
そして、事務所設立から30年経って突如破産となったことについて業界人は、「サムデイの破産申し立ては、“ドン”に守られていたはずの紀香さんの事務所がなくなるという意味でも、業界に衝撃が走りました。彼女が見捨てられたとみる向きもあります。さらには、夫で歌舞伎役者の片岡愛之助さん(52)が稽古中の事故で鼻と上顎を骨折し、今月1日からの舞台を休演する災難に遭いました。今、彼女は踏んだり蹴ったりです」
と語っています。
そんな藤原紀香さんの今後についてベテランテレビマンは、「映画『翔んで埼玉 ~琵琶湖より愛をこめて~』で紀香さんと愛之助さんは結婚後初共演し、コメディーに挑戦しました。ここで二人はネイティブの関西弁で掛け合い、大いに観客を笑わせてくれました。この作品は彼女だけでなく、夫婦にとっての新しい指針を示したといえます」「今後は二人で“関西のオモロイ夫婦”として、コメディー映画やバラエティー番組に出演するのも一つの道だと思いますね」
と語っています。
藤原紀香さんと周防郁雄社長の関係悪化説に関しては、片岡愛之助さんと再婚する少し前から一部メディアに報じられており、愛之助さんとの交際と結婚を巡って溝が生じ、2016年9月に行った結婚式にも周防社長が姿を見せなかったことにより、芸能マスコミの間で話題になっていたと『日刊ゲンダイ』が報じていました。
その後、両者の関係が修復したとの情報も特になく、そしてサムデイの破産を受けて周防郁雄社長がサポートに動いている話も出てきていません。
先日には『週刊女性』が、藤原紀香さんが舞台製作にあたって関係先企業などからチケット代として集めた4,000万円以上の一時的な出資金を、サムデイの社長が本人の許諾を得ずに事務所の借金返済に充てる形で使い込み、こうした裏切りにも藤原さんは大きなショックを受けながら、元マネージャーのサポートを受けて関係先へのお詫び行脚をしていると報じました。
そして、事務所が破産することを発表してから間もなく、片岡愛之助さんが舞台稽古中に発生したトラブルで顔に大ケガを負い、これによって出演予定だった舞台を降板する形となり、まさに踏んだり蹴ったりの状況になっています。
週刊女性によれば、藤原紀香さんには複数の芸能事務所から移籍話が持ちかけられているそうで、今後の芸能活動についてはそこまで心配する必要もなさそうな気もしますが、果たして今後どうなるでしょうかね。