中居正広さんの性的トラブル報道が波紋を広げる中で、かねてから「日本を代表する有名ミュージシャン・N」の性加害を訴えている元女優・若林志穂さん(53)が、現在も自身に関する問題が解決に至っていないことをX(旧ツイッター)で明かし、今後も闘っていくことなどを宣言するなどし注目を集めています。
若林志穂さんはかつて、大家族ドラマ『天までとどけ』シリーズ(TBS系)で長女役を演じるなど女優として活躍していましたが、「複雑性PTSD(心的外傷後ストレス障害)」の発症を理由に、2009年に芸能界を引退しました。
それから15年近く経ち、若林志穂さんは2023年にXで複雑性PTSDを発症した原因を初告白し、ドラマ・映画で共演した大先輩の有名ミュージシャンNから1997年ごろに、監禁され性的暴行などを受けた、Nは“白い粉”を吸引していたと語り、さらにNから「お前なんか芸能界に居られないようにボコボコにして海に沈めてやる。俺の周りにはそういうことできるやつがいるんだ」などと脅迫され、これらが原因でPTSDを発症したと明かしました。
若林志穂さんはトラブル後、Nに謝罪を求めたこともあったそうですが拒否されたといい、「直接会って謝罪してほしい。私に謝罪するつもりが無いならば、(薬物事件で)捕まってほしい」
などと訴えていました。
若林志穂さんは複雑性PTSDが原因で仕事ができなくなり、現在は障害年金や生活保護を受給しながら生活していることなども赤裸々告白し、大物ミュージシャンNに対する批判は過熱していました。
一方、若林志穂さんの衝撃的な暴露がきっかけで疑いの目を向けられたシンガーソングライター・長渕剛さん(68)は昨年4月に、自身のYouTubeチャンネルで疑惑に初言及しました。
<↓の画像は、長渕剛さんの写真>
長渕剛さんは動画で、性加害や違法薬物使用疑惑をキッパリ否定したうえで、若林志穂さんの名前は伏せながら、「話があるんだったら、おいで。来てほしい。前みたいに“お兄ちゃん”と慕ってくれるんだったら力にもなりたい。本当に心から祈ってます」
と呼び掛けていました。
同6月に行ったライブではファンの前で、「N渕じゃねーよ。ふざけんじゃねーよ! このヤロー!!」とネット上での批判に対して怒りをあらわにし、「“正義の立役者”たちに一生懸命、本当のことを今探してもらっています。結果はおのずと出ますよ。ハッキリ言いますよ! 事実無根です!」
と、改めて性加害疑惑などを否定しました。
疑いの目を向けるファンに対しても、「お前ら猜疑心(さいぎしん)持ってるんじゃねーだろうな! 俺ハッキリ言わせてもらうよ、けっこう残念だった。インスタグラムで一生懸命、笑顔の写真を投稿してきたが、コメントの中に『もう僕は長渕剛のファンを辞めます』『信頼していたのに、もう歌に説得力がありません』(とあった)。ふざけんじゃないよ~!!(俺の曲を)最初っから聴くなっつーの!!」
と苦言を呈していました。
その後、一連の騒動は沈静化していったのですが、若林志穂さんは中居正広さんの性的トラブル報道を受けて再びXで、「私に性加害をしたN氏は何故なんのお咎めもないのでしょうか。まぁN氏は山〇組に相談してこちらに圧をかけて来たから、こちらも警察に相談した訳ですから。N氏はこのままうやむやにして終わらせるつもりなのか。私はそうはさせない。」「長〇氏の件は解決に至ってません。先方は逃げ回っているので、どうにもなりません。皆様が仰ってくださっている案はほぼ行動に移してますが、中々解決に至ってません。私は一歩も引きません。皆様の想いもあるとは思いますが、どうか見守って頂けましたら幸いです。皆様には心から感謝しております」
と、今後も問題解決に向けて闘っていくと宣言しています。
<↓の画像が、若林志穂さんのX投稿>
また、自身に対する誹謗中傷に対しても苦言を呈し、事実無根だと否定して謝罪を拒んでいるNの言動を非難しています。
そして、若林志穂さんの訴えなどに対してネット上では、
- ろくなもんじゃねえなあ
- こんな酷い事をして、何がカリスマですか。本物の男だったら頭を下げるべき
- 許せないとというならとりあえず正式に訴えてくださいよ。その内容が信用に値するものなら応援はする。
- 長渕から金をガジリたいの? 正義の鉄槌をくらわせたいの? 金なら弁護士で、罰なら警察行けよ。ただ誹謗中傷したいならやめとけや。
- ツイッター見てると、何か病んでてヤバい人に見えて、事実なの?と言いたくなるような発言が多い。被害が事実ならツイッターしてないで、行動すべきじゃないの?
- 若林さんは弁護士等に相談して法的手段をとった方がいい
- この事件が事実であっても、時効を越えてしまっていたら告訴は出来ないので、文春や新潮など、ちゃんと裏を取ってから記事にする週刊誌に思いをぶつけるのが、相手にとって一番効き目があるでしょうね
- 若林志ほさんは実名で、しかも被害内容を具体的に言っているのに、テレビ局は取り扱わない。
そして、若林さんの告発後も去年普通にNがテレビで歌を歌っていたのには驚いた。 - Nがテレビ画面に出るたびにどうなったんだろうと思っていたけど…なぜ何も起こらないのだろうか?
まっちゃんの時みたいに相手がAとかでもなくはっきりとわかっているのに…マスコミが問題として取り上げないのも不思議。まっちゃんの件よりも最悪だと思うけど…
などの声が上がっています。
長渕剛さんは過去に大麻所持容疑で逮捕(後に不起訴処分)され、覚醒剤使用を疑われたことがあったほか、2年弱でスピード離婚した元妻で女優・歌手の石野真子さん(63)に対するDVを週刊誌に報じられたことがあります。
そして、若林志穂さんはトラブル当時の状況を詳しく説明しており、本当の話も多く含まれている可能性はあります。
ただ、若林志穂さんはトラブル当時、所属していた事務所関係者に相談するも冷たくあしらわれたといい、そして芸能活動に支障が出ることを懸念し、警察にも被害を相談せず我慢を続け、トラブルから20年経ってから警察に相談したり、『日本司法支援センター(法テラス)』に相談に行ったそうですが、「証拠がないし古すぎる」として罪に問うことは難しいと告げられたとしています。
そのため若林志穂さんは、ジャニー喜多川さんやダウンタウン・松本人志さん、中居正広さんのトラブル報道が話題になっているタイミングで、自身が受けた被害の告白を決断したようですが、加害者とされている長渕剛さんは事実無根と完全否定し活動を続け、昨年夏には中居正広さんが司会を務める音楽特番『音楽の日2024』(TBS系)にも出演していました。
長渕剛さんも若林志穂さんの暴露が原因で、仕事に多少影響が及んでいることを明かしながらも、若林さんを訴えることもせず、そして直接話し合うこともなく現在に至っています。
これに対して長渕剛さんのファンからも批判や落胆の声などが上がっており、そして若林志穂さんが再び被害を訴え始めたことで物議を醸しているのですが、今後この話題を『週刊文春』などが取り上げて中居正広さん等のように大きな騒動に発展するのか、再び沈静化に向かっていくのか、今後の展開を引き続き見守っていきたいです。