TBSドラマ『天までとどけ』シリーズで長女役を演じるなど、かつて女優として活躍していたものの「複雑性PTSD(心的外傷後ストレス障害)」により2009年に芸能界を引退し、現在は障害年金と生活保護を受給しながら生活しているという元女優・若林志穂さん(別名=若林しほ 52歳)が、18日にX(旧ツイッター)でライブ配信を行いました。
若林志穂さんはXでこれまでに、「日本を代表する有名ミュージシャン・N」の違法薬物使用、監禁による性加害や脅迫などを告発し、Nから受けた様々な被害などが原因で、複雑性PTSDを発症して芸能界引退に至ったことを明かしています。
また、「脊柱菅狭窄症」や「すべり症」により腰が曲がり、現在は歩行困難で杖をついていること、そして障害者年金と生活保護を受給しながら生活していることを告白しています。
そんな若林志穂さんが18日にXでライブ配信を行い、Nのファン等から誹謗中傷被害を受けていることを明かし、改めてミュージシャンNに対する怒りをあらわにしています。
若林志穂さんはライブ配信で、視聴者から「あなたは自分が傷ついたみたいなことを言ってるけれども、Nさんのファンをあなたは傷つけているんだ」とのコメントが寄せられたことについて言及し、こうした批判の声に対して若林志穂さんは「全然筋違いのことを言っている」とした上で、「(Nの性加害等で)複雑性PTSDという病気にされたので、『これは黙ってちゃいけないでしょ』ってことなんですよ」「NさんがNさんのファンを裏切ったんですよ」「ファンを裏切って心を傷つけてるのは、Nさんなんですよ」
と訴えました。
若林志穂さんはNに対して何度も謝罪を求め、様々なアプローチをしてきたものの、スルーされ続けていることをこれまでに明かしており、「私は嘘ついてないし、やられたことはちゃんと正直に言って、警察にも相談して弁護士さんにも相談しました。『じゃ、もういいや』と。『30分会って、謝罪してくれれば結構です』って、『それでいいです。許します』って言ったのに。『会いたくない』って」「謝ってくれれば(性加害の件を)言わなかったですよ。2010年に謝っとけばよかったんですよ。Nさんの選択が間違ってましたよ」
と語っています。
そのため、「だから私はチャンスをあげたのに、そのチャンスを自分のものにできなかったのはNさん、あなたですよ」「『あなたはNさんのファンを傷つけてる』って、私は傷つけてないですよ。Nさんにされたことを言っただけですよ。履き違えてますよ。Nさんは何十年ってファンになってくれている人を、Nさんがファンを傷つけているんですよ」
と語り、ファンの複雑な気持ちも理解できるとした上で、「私に誹謗中傷という形でぶつけてこないでください」と訴えています。
そして、若林志穂さんの主張を受けてネット上では、
- 何かやり方を間違っている気がするけどね。自分がこれまで以上に傷つくやり方をしているとしか思えない。
- 信者が騒げば騒ぐほど、教祖を追い詰める。
- この状況で今年ツアーやるらしいけどスポンサー着くのかな? ドタキャンとかありそうでチケット取るの怖いな
- この人の気持ちわかるわ。誠意ある対応をされていたら過去の事でも許せるじゃ無いけど気持ちが違う。私も医師にされた事でPTSD.鬱、不眠障害で苦しいから。
- Nは見た目だけ強がっている滑稽な奴で本質は女々しい人。それを鵜呑みにしているファンを見ていると真贋の見分けが出来ずに心酔してしまう人が一定数いる事に驚く。
だから周りから笑われて、不憫に思われている事に気が付かないんだろう。 - N本人にとっては、謝ってしまうとそこでキャリアを終了しないといけない事態になるしね。その覚悟を持てる人間とはとても思えないし。
反論するまでもなく沈黙を保っている時点で認めたようなもの。世間はしっかりわかっている。
沈黙を続けることでリタイアはしないで済むが、同時に世間に自分の悪逆非道を晒し続けることになる。
まあそういう意味では、沈黙を貫くことがN氏本人にとっての贖罪なのかもしれないのかな。 - Nさんはいろいろ昔から噂のある人で真実なんだろうなと私は思ってます。
そうやって、酷い目に会い、心を病んでいる人に、誹謗中傷する人の気持ちがわからない。Nさんには心から被害者とファンに謝って欲しい
などの声が上がっています。
若林志穂さんは昨年11月に突然、過去に映画やドラマで共演したミュージシャンNから1997年に性被害を受けたと激白し、最初のライブ配信ではNの実名は伏せながらも、Nには逮捕歴があり、暴力を振るうことでも業界内外で有名な人物だったなどと語りました。
その後、1月に改めてミュージシャンNについて言及後、Xでは「長渕剛氏のお話ができ、良かったと思っております。」などと綴り、Nは長渕剛さんであることを明らかにし、こうした投稿もあってより大きな波紋を広げ、長渕さんのファン等から誹謗中傷コメントも相次ぐようになっています。
<↓の画像が、若林志穂さんのX投稿写真(すでに削除済み)>
一方で長渕剛さんは2月に、YouTubeで公開された経済学者・成田悠輔さんとの対談動画の中で、自身も過去にマスコミの報道によって精神的に大きなダメージを受けたことを明かし、「暴力よりも強烈なもの」「卑劣であり、また死にたくなるような、人の心の中に突っ込んでくるようなものであったことは事実」「本当に死のうと思いました」
などと語りました。
また、今月に入って自身のインスタグラムでは、「何も知らない人間が虚構を切り刻み、貼り付け そして汚い金になる。そんな社会が確かにある。私に向けた刃ならいつでも立ち向かう。なぜなら自尊があるからだ。何かあるならば私の名前を叫んでこい。自分を見失わせる恐ろしい社会になったけれど 切り刻まれようとも私は立つ。今日私はここに立つ。」
と、意味深な文章を綴っていましたが、現在も若林志穂さんの訴えに対しては沈黙を続けています。
そんな長渕剛さんに対しても非難の声が相次いでおり、もし若林志穂さんの主張が事実と異なるのであればキッチリと否定した方がいいですし、思い当たる節があるなら若林さんの求めに応じ、直接会って謝罪などをするほか、若林さんに対して誹謗中傷コメントを寄せるファン等に対して、そうした行為を止めるよう呼び掛けるべきなのではないでしょうか。