俳優・小栗旬さんが社長を務める芸能事務所『トライストーン・エンタテイメント』関連会社の元取締役で、『ソニー・ミュージックレーベルズ』の契約社員・細川拓容疑者(別名=鼻田拓 41歳)が、20代の女性タレントに睡眠薬を飲ませ、性的暴行をしたとして逮捕されたことが先日明らかとなり大きな波紋を広げています。
警視庁捜査1課の発表によると、細川拓容疑者は今年4月4日の夜に東京・渋谷区内の韓国料理店で、芸能活動をしている20代女性と食事し、飲食物に睡眠薬を入れて意識を朦朧(もうろう)とさせ、ホテルに連れ込んでわいせつな行為をした疑いが持たれており、わいせつ略取と不同意性交容疑で逮捕したとしています。
被害女性は、帰宅後も意識が朦朧とした状態だったことで家族が異変に気付いて救急搬送され、そして警察にも被害を相談し、性犯罪捜査用の尿検査キット『D1DPlus』で薬物検査したところ、薬物反応が出たそうです。
細川拓容疑者の関係先からは睡眠薬などが押収されていますが、警視庁の取り調べに対して「ホテルに行ったが、わいせつな行為はしていません」と容疑を否認しているといい、警視庁は余罪の有無も調べているといいます。
細川拓容疑者はプロデューサーを名乗り、被害女性は知人から「実力あるプロデューサーがいる」として容疑者を紹介され、3月下旬に知人を交えて3人で会った際に「今後は2人で話そう」などと言われて連絡先を交換、事件当日は18時から食事し、お酒を飲みながら今後の芸能活動について話し合っていたそうです。
この事件報道から4日後の9日に『キングコング』の西野亮廣さんは、取締役を務める『CHIMNEY TOWN』が芸能マネージメント業務を委託の外部スタッフが逮捕されたことを報告し、契約解除を発表したのですが、細川拓容疑者は西野さんが吉本興業から独立後にマネージャーを務めていました。
西野亮廣さんは容疑者を「鼻田さん」と呼び、自身のSNSやブログなどで名前を出していたのですが、それらの投稿は逮捕後に削除や内容を修正するといった対応を取っています。
<↓の画像は、キングコング西野亮廣さんの写真>
また、11日発売の『週刊文春』や『女性セブン』などが、事件の経緯や細川拓容疑者の素性を詳報しています。
被害女性はモデル・タレントして活動し、これまでに写真集も出している方で、今後の芸能活動に思い悩んでいたところで容疑者を紹介され、性的暴行被害にあったとしています。
こうした犯行に及んだ細川拓容疑者は、小栗旬さんの初代マネージャーでありトライストーンの創業メンバーである女性(2004年死去)の娘婿で3人の子供を持ち、約10年前に『トライストーン・ホールディングス』(現エムワイ・カンパニー)に入社し、2017年に取締役に就任しましたが2020年に退任しています。
トライストーン時代には、シンガーソングライター・miwaさんのマネージメントなどを担当し、miwaさんと俳優・坂口健太郎さんが共演の映画『君と100回目の恋』ではアソシエイトプロデューサーとして名を連ねていましたが、女性問題や金銭トラブルが原因で事務所を離れることになったそうです。
<↓の画像は、miwaさんと坂口健太郎さんの写真>
ただ、トライストーンの創業者・山本又一朗会長の温情でソニー・ミュージックレーベルズを紹介され、2019年に業務委託契約を結んで契約社員となり、その後もトライストーンのタレントの仕事に携わっていたといいます。
そんな細川拓容疑者が、今度は女性タレントに対する性的暴行事件で逮捕され、週刊文春が山本又一朗会長に電話取材したところ、「事実であれば何年食らおうとちゃんと贖罪(しょくざい)しないといけない。事実関係の確認が全然済んでいないから、いかなるコメントも出せないです」
と話したとのことです。
<↓の画像は、トライストーンの小栗旬社長、山本又一朗会長の写真>
各報道によれば、細川拓容疑者はこれまでに様々な有名タレントの仕事に携わっていたものの、目立った実績は無かったことに加えて、小栗旬さんやトライストーンの名前などを使って下請け会社に威圧的な態度を取ったり、威張り散らすなどしてトライストーン時代から評判はかなり悪かったそうです。
そして、女性問題などが原因でトライストーンを辞めることになったとのことですが、これまでにも別の女性タレントに無理やり性的な関係を求めたり、今回の事件のようにクスリなどを使い、性的暴行を加えたことがあったとしてもおかしくないと感じますし、余罪の有無も含めてしっかりと捜査し、犯行が事実であれば少しでも重い刑事処分を下してほしいと思います。