大手芸能事務所で働いていた芸能プロデューサーが、動画配信クリエイターの女性に睡眠薬を飲ませ、性的暴行をしたとして2度目の逮捕となり、ネット上で物議を醸しています。
警視庁捜査一課に逮捕されたのは、『ソニー・ミュージックレーベルズ』の契約社員で、俳優・小栗旬さんが社長の芸能事務所『トライストーン・エンタテイメント』の関連会社で過去に取締役を務めていた細川拓容疑者(別名=鼻田拓 42歳)です。
容疑者は今年4月に、芸能活動をしている20代女性に睡眠薬を飲ませ、性的暴行をしたとして、わいせつ略取と不同意性交容疑で7月に逮捕、起訴されました。
これに続いて2年前の犯行で再逮捕となり、2022年5月6日に知人で動画配信クリエイターの20代女性に酒や睡眠薬を飲ませて抵抗できない状態にし、性的暴行を加える様子をスマホで撮影した疑いで、準強制性交と東京都迷惑防止条例違反容疑で逮捕されました。
犯行の手口は同じとみられ、被害女性は容疑者と食事をしていたところ、突然足に力が入らなくなった後に意識を失ったといい、その後の検査で体内から睡眠薬の成分が検出されたそうです。
この事件は、1つ目の事件を捜査する中で、証拠として押収したスマホの中から犯行映像が見つかり発覚し、再逮捕に至ったといいます。
容疑者は取り調べに黙秘を続けているものの、スマホからは女性にワイセツな行為をしている動画が“複数”見つかっているため、警視庁は余罪を調べているとしています。
被害者の女性は当時、容疑者とは仕事上の相談をする関係にあり、事件当日は容疑者から誘われて初めて2人で会食したところ、途中で記憶を失ったとしています。
週刊誌『週刊新潮』のWeb版『デイリー新潮』の取材に捜査関係者は、再逮捕の経緯について、「スマホには、意識を失っているように見える被害女性を襲う様子を撮影した動画が残されていました。警視庁は動画に映っていた女性を割り出し、捜査に協力してもらうよう依頼。女性が被害届を提出したことで容疑が固まり再逮捕となりました」
と説明しています。
被害女性は意識を失ってから約2時間後に記憶が回復したといい、それはホテルを出て駅周辺で容疑者と別れる時だったものの、自分が今どこにいるのかも分からない状態にあったといいます。
スマホに保存されていた複数の動画から、容疑者は同様の犯行を繰り返していたとみられ、すでに警視庁は複数の女性に接触を試みているものの、心身の負担などを理由に協力を断った女性もいるそうです。
そして、芸能プロデューサーによる悪質な性的暴行事件に対してネット上では、
- こういう人山ほどいますよ。メディアも芸能人も。たまたま捕まってないだけ。
- トライストーン大丈夫?
- こんな奴は許せない。全ての女性の敵 厳罰を!
- 性犯罪者はGPS装着を義務付けましょう。もしくは一般社会から隔離して良いと思う。
そんな奴らのために税金使うなってなるかもしれないけど、政治家の給与にするくらいなら、こっちの方が有益。 - 被害者が何人もいて、怖くて辛くて泣き寝入りした方もいるだろうから、法律を厳しくしないと被害にあわれた方が可哀想で報われない。
人生と心を壊されたのに、本人はケロッとしてまた出てくるんじゃ被害者が増えるばかりで許せない。 - 地位や肩書を持つ人と付き合いたい、仕事がほしい、早く売れたい、お金が欲しい。
中には売れるならそれで満足という女性もいるけど、誘いに乗れば乗るほどこういう輩を増長させる。 - 会社からの説明が必要なんじゃないの? 肩書きを利用して犯行に及んだのなら、切ったから無関係では済まない
などの声が上がっています。
容疑者は逮捕前まで、『ソニー・ミュージックレーベルズ』の契約社員だったほか、『キングコング』の西野亮廣さんのマネージャーも務めていました。
さらにその前には、トライストーンの関連会社『トライストーン・ホールディングス』(現エムワイ・カンパニー)で取締役を務めていましたが、わずか3年で退任していました。
その原因は、女性問題と金銭トラブルだったとされており、以前から業界内で評判が良くなかったとも報じられています。
ただ、容疑者はトライストーンの創業メンバーの娘婿だったこともあり、役員を退任後もトライストーンとの関係は続いていました。
デイリー新潮や『NEWSポストセブン』などの報道によると、俳優・伊藤健太郎さんと女優・山本舞香さんの事務所退所、他事務所への移籍にも関与していたとされています。
容疑者は10年ほど前から芸能関連の仕事をしていたものの、これまで目立った実績は無かったそうですが、小栗旬さん、綾野剛さん、田中圭さん、坂口健太郎さん等の活躍によって、大きな事務所に成長したトライストーンの名前なども使いながら、かなり大きな態度を取っていたとの報道もあります。
そして、芸能プロデューサーを名乗って芸能人の卵やインフルエンサーなどに接触し、仕事の相談に乗るフリをして飲みに誘い、睡眠薬を飲ませて性的暴行を繰り返していたというのが事実とすれば言語道断です。
取り調べに黙秘を続けているという点からも、悪質な行為を全く反省していないように感じられますし、今後また同様の犯罪を繰り返す恐れがあることから、少しでも重い刑事処分を下してほしいと思います。