橋本環奈さん(23)と上白石萌音さん(24)がダブルキャストで主演の舞台『千と千尋の神隠し』の名古屋公演で、当日の開演時間になって急遽中止が発表され、これを巡ってネット上で物議を醸しています。
舞台版『千と千尋の神隠し』は、『東宝』の創立90周年記念作品として3月に開幕し、6月22日から名古屋公演が開幕しました。
そして、25日は昼の部(12時)と夜の部(17時)の2公演を予定していましたが、会場の御園座(みそのざ)は昼の部の開演時間になって、公演中止を公式サイトなどで発表しました。
公演中止理由は、「公演関係者の新型コロナウイルス感染症の陽性反応が確認されました。」と説明し、「ご来場を楽しみにされていたお客様には、⼤変なご迷惑をお掛けすることとなり、誠に申し訳ございません。⼼よりお詫び申し上げます。」
と謝罪しています。
公演中止となった25・26日公演のチケット払い戻し対応も発表し、28日以降の公演は後日改めて発表するとしています。
なお、主催者側は誰に新型コロナウイルスの陽性反応が出たのかは公表していませんが、湯婆婆(ゆばーば)・銭婆(ぜにーば)役を演じている声優・女優の朴璐美さん(ぱく・ろみ 50歳)が、公式サイト上で新型コロナに感染したことを発表しています。
<↓の画像は、湯婆婆・銭婆役をダブルキャストで演じている朴璐美さん(左)、夏木マリさんの写真>
この発表を受けて、25日の公演で主演するはずだった橋本環奈さんは自身のツイッターを更新し、「開演時間でのお知らせになってしまったので、ワクワクの気持ちから一気に落胆させてしまったのがとても心苦しいです。私も着替えもメイクもして準備していたなかでの連絡で、ステージのモニターで今日来て頂いた皆様の様子を見ていました。皆様の前で千尋を演じる事が出来ず、残念な気持ちで一杯です。」
とツイートしています。
<↓の画像が、橋本環奈さんのツイート写真>
また、映画に引き続き湯婆婆・銭婆役を演じている夏木マリさん(70)はインスタグラムを更新し、「本日、御園座公演 幕を開ける事が叶いませんでした…..楽しみに足を運んで下さった皆さま申し訳ありません。油屋、次はいつ開店できるか追ってお知らせしますね。多謝 ps.姐さんは元気です!」
と綴っています。
そして、当日の開演時間になって急遽公演中止が発表されたことなどに対してネット上では、
- 着席して待ってたら中止って初めて。あー観たかった
- 開演のブザーなったのに始まらないと思ったらスーツ姿のスタッフが出てきて、本日の公演中止とか言い出してびっくりした
- 客入れた後はキツイな
- 払い戻しと交通費も払おう
- あちこちで舞台が再開されてもトラブル多いね
- コロナとかほんともう無視でいいだろ 感染者数の発表もやめれ
- 遠征の人も多かっただろうし、開演時間になって中止発表とか気の毒すぎる
- しょうがないと分かっていても、席に着いて中止ですって言われたら泣いちゃう
- コロナで直前中止は残念だけど、ここ2年に幾らでもあった案件だから運が悪かったぐらいにしか思わないわ
- これキャストを2グループに分けてるから、もう片方の同じ役を呼ぶことはできなかったのか?
でも、まあできなかったから中止になったんだろなあ
などの声が上がっています。
舞台『千と千尋の神隠し』では5月17日にも、橋本環奈さんが新型コロナに感染していることが判明し、当日予定していた博多座での2公演が急遽中止になったほか、18~25日の計4公演が中止、24・26日の2公演は橋本さんに代わって上白石萌音さんが主演しました。
これを巡っても物議を醸し、中止になった公演のチケットを持つ人達からは嘆きの声も上がっていました。
舞台の当日、それも開演時間になってからの中止発表はショックが大きく、チケットの払い戻し対応はあっても、会場までの交通費などは返金対応とはならないので金銭的なダメージもありますが、コロナ禍での舞台公演などは、こうしたリスクがあると覚悟のうえでチケットを購入する必要があると改めて感じましたね。
5・6月と2度にわたって新型コロナ感染者が出てしまい、出演者たちもショックを隠せない様子ですが、気持ちを切り替えて今後の公演でも良い演技を見せてほしいです。