自殺未遂騒動を起こしたK-POPグループ『KARA(カラ)』の元メンバーで、韓国の出身の歌手・女優ク・ハラさん(28)が27日、所属事務所を通じてコメントを発表しました。
26日午前0時40分ごろに、韓国・ソウル市内の自宅で自殺未遂を図り、救急搬送されたク・ハラさんは所属事務所を通じて、「皆様、この度はご心配おかけして、お騒がせしてしまい大変申し訳ありません。いろいろな事が重なり心がつらくなってしまいました。本当にごめんなさい。これからは心を強くしてまた元気な姿を見て頂けるよう努力します。この度は本当に申し訳ありませんでした。 ク・ハラ」
と今回の自殺未遂騒動を謝罪しています。
27日付の『サンケイスポーツ』によると、ク・ハラさんはKARA時代と比べて、ソロ活動が思うようにいかなったことで落ち込むことが多かったそうで、昨年10月には元恋人からのリベンジポルノを告白、元恋人を訴えて裁判に発展しており、ここ最近は「うつ病」を患っていたといいます。
<↓の画像は、ク・ハラさんの元恋人でカリスマ美容師チェ・ジョンボムさんの写真>
今年1月末には韓国の芸能事務所との契約が満了、さらに日本の芸能事務所とも契約満了となっており、これにより6月末をもって日本のファンクラブ閉鎖が決定したと報じられています。
『スポーツニッポン』によれば、ク・ハラさんは5月25日までの約2ヶ月にわたり日本に滞在していたそうなのですが、帰国後間もなく自宅で自殺未遂を図ったようです。
<↓の画像は、24日に日本でのファッションイベントに出席したク・ハラさんの写真>
また、『朝鮮日報』はク・ハラさんの知人に取材を行っており、ク・ハラさんが当分の間、韓国では芸能活動をせず、日本でのみ活動をしていこうと考えていたことを明らかにしています。
すでに日本の芸能事務所との契約は満了していますが、最近新たな日本の事務所へと移ったそうで、ク・ハラさんの知人は「韓国での活動をちょっと休みたいと言っていた」と話しているとし、ク・ハラさんの自宅に駆け付けたマネージャーも、日本の芸能事務所に所属する人物と言われているそうです。
ここ最近うつ病を患っていたというク・ハラさんは、自身のインスタグラムに意味深な言葉を投稿しており、自殺未遂を図る前には、「中身はめちゃくちゃに壊れている」「さようなら、綺麗に包んでもゴミはゴミだ」「辛くても辛くないふり、痛くても痛くないふり」「幸せなふり、大丈夫なふり、もうやめにしたい。心配をかけるのも嫌だ」
などという文章を投稿、間もなく削除していました。
こうした行動について、明星大学准教授で臨床心理士・藤井靖さんは、「投稿を消したり普段しないような行動をとったりすると、フォロワーや周りの人が反応する。その反応を求めているというのがひとつ。もうひとつは、精神的に不安定な時に、自己表現や他人と関わる場であるSNSを一旦リセットして、気分をスッキリさせたいという意図があると思う」
と分析しています。
また、厚生労働省がまとめた「諸外国における自殺の現状」では、人口10万人あたりの自殺死亡率が日本は19.5、アメリカは13.4となっている一方、韓国は28.5と飛び抜けて高い理由について、「韓国では自分の中で問題を解決することが美徳だとされているようなことも可能性としてはあるし、大統領や著名人の自殺を耳にした時に、心理学で『ウェルテル効果』という、報道などから連鎖的に自殺が増えるということもあるかもしれない」
と語っています。
うつ病を患い、自殺未遂まで図ってしまったク・ハラさんはリベンジポルノ騒動後には、くっきり2重まぶたにしたことでネット上でもトラブルになっていました。
ク・ハラさんが自撮り写真を投稿したところ、美容整形を指摘する声が相次ぎ、ク・ハラさんはこれについて「眼瞼下垂(がんけんかすい)」というまぶたが下がる病気の治療だったと説明しており、「眼瞼下垂したことが罪ですか!?」「症状があるからやったのでしょう」などと投稿しました。
<↓の画像は、手術前と後のビフォーアフター写真>
この投稿を巡って韓国のネットユーザーとの間で口論に発展し、ク・ハラさんはその後、「幼いころから活動し、多くの悪質なコメントや精神的苦痛でたくさん傷ついてきました。まだ若いのに眼瞼下垂手術をするのには理由がある……右目に不便を感じたために自分自身を労わる理由のひとつです。これからは自分自身のためにも、堂々とすべきことは堂々と話すのが正しいと思う。」
とし、「どんな姿でも一度くらいはきれいに美しい視線で見てもらえたらうれしい。これからも努力する姿、行動で責任を取る人間として一生懸命活動する姿をお見せしたい」
などと綴っていました。
しかし、この投稿に対しても、
- 『はい、手術しました』で良かったじゃん。『罪ですか』と反論するから叩かれる
- 眼瞼下垂が何かも知らない人も多いのに、回答の口調がとがりすぎ
- 本当に堂々としていたいのなら『綺麗になりたくてしました』と言うべき
- 無関心は悲しい、でも悪質なコメントは気分を害す。つまり誉め言葉しか言っちゃ駄目ということ?
- 元カレは刑務所行きになったのに、自分はのうのうと芸能活動?
などの批判コメントが寄せられていたようです。
リベンジポルノ騒動に加えてSNSでの炎上騒動、そして芸能活動が上手くいっていないことでの焦り、ストレスなど、様々なことが重なって今回の自殺未遂騒動に発展してしまった可能性があるとみられ、精神状態が落ち着くまでしばらく安静にして、またいつかファンに元気を取り戻した姿を見せてほしいですね。