1週間ほど前から発熱や倦怠(けんたい)感などの体調不良を訴え、11月に出演する予定だった仕事をキャンセルした歌手・華原朋美さん(本名=下河原朋美 42歳)の診断結果が5日発表され、「急性ストレス反応」によって1ヶ月の休養期間が必要と診断されたことが明らかとなりました。
『デイリースポーツ』によると、華原さんは5日から東京都内の病院に入院し、担当医からは「今はすごく落ち着いている状態ですが、入院が必要」と告げられたといいます。
今後については、月曜レギュラーを務めている『PON!』(日本テレビ系)の12月5日放送での復帰を予定しているとのことです。
ちなみに、「急性ストレス反応」というのは、「急性ストレス障害(ASD)」とも呼ばれるもので、生命を脅かすような恐ろしいトラウマ(心的外傷)を経験した後に、記憶がフラッシュバックしたり、悪夢として現れたりし、そのトラウマを避けるために神経が高ぶり、過覚醒状態などが続くことを指すといいます。
症状としては、、不安、過敏、緊張、落ち着きのなさ、イライラ、集中力の低下、動悸、呼吸困難、めまい、首や肩のこり、震え、不眠などが現れるものの、この障害は「数日から4週間以内に自然治癒する一過性の障害」で、これが長期にわたって持続する場合には「心的外傷後ストレス障害(PTSD)」と呼ばれる障害になります。
2007年には当時横綱だった朝青龍さん、2011年に『スピッツ』のボーカル・草野マサムネさんが、東日本大震災の影響でこの障害を発症したほか、2014年に韓国報道陣のカメラを盗んだとして、略式起訴された競泳男子の冨田尚弥さんが帰国後にこの障害を発症しています。
そして、この発表に対してネット上では、
- 元気になっても同じこと繰り返す気がする
- もともと依存体質で、精神的に弱い感じがする。芸能活動は厳しいかもね。
- 精神的にどうなのかな?何回も起きてるよね。やめた方がいいね
- 芸能界からもう引退したほうがいんじゃない
- 1か月の休養は短いのでは?事務所は来月からディナーショーが始まるから、なんとしてでも復帰してほしいのだろうが…無理はさせないで!
などのコメントが寄せられています。
今回の診断結果が発表される前に『スポーツニッポン』(スポニチ)が報じていた記事によれば、華原さんは精神バランスを大きく崩してしまい、「かつて芸能活動を長期休養していたころに依存していた睡眠薬の大量摂取に手を出す寸前の状態だった」といい、現在交際している7歳年下の実業家男性との結婚を考える過程で、思い通りに事態が進まないことに悩み、精神バランスが崩れてしまったとのこと。
また、今回の休養の引き金となったのは、10月17日に華原さんの精神状態を心配した実兄らが開いた兄弟会議だったそうで、この会議で男性との今後の交際について送られた助言が華原さんの怒りを買い、発熱などの体調不良を招いてしまったようだと報じていました。
この兄弟会議と関係しているのかどうかは定かではありませんが、華原さんは10月21日に自身のツイッターを更新し、「経営している兄の事をリスペクトしてまして兄ですから私で出来ることがあれば事務所の尾木社長尾木敦子さんにお願いして普通は出演出来ない番組に出演させて頂きましたありがたく感謝しております。兄と会いたいと思いません送られて来たメッセージ載せます。恐ろしくて弁護士をつけました。」と、意味不明なツイートをしており、その後この投稿は特に説明もなく削除。
<↓の画像が、問題のツイート>
この投稿に対してファンからは心配の声が上がり、文がメチャクチャで脈絡がないことから乗っ取り疑惑も浮上していたのですが、華原さんは2日後の10月23日に何事も無かったかのように更新を再開。
その後もこれまでと変わらない姿を自身のインスタグラムやブログで見せていたのですが、10月30日には「日本一の白馬キャリーに会いたいよ。早く乗りたい。点滴なんてしてる場合じゃないね」と綴るなどしており、体調は良いとは言えず、精神状態も不安定だったとみられます。
華原さんが体調不良によって、長期療養する可能性もあると報じられた3日には、華原さんの兄で高齢者住宅事業を展開している『シルバーウッド』の代表取締役・下河原忠道さんが、自身のツイッターを更新して大丈夫です。 今回もちゃんと乗り越えてみせます!なんたって最強家族だからね!」とツイートしており、以前と同様に家族も華原さんのことをサポートし、12月の復帰を目指していくとみられるのですが、華原さんは過去にも精神崩壊状態になり、睡眠薬や精神安定剤の大量摂取によって倒れて緊急搬送されるという騒動を起こしており、もしまたあのような状態になってしまった場合、芸能界復帰は絶望的になることから、仕事復帰よりも身体の状態を良くすることを最優先にし、復帰についてはあまり焦らないでほしいですね。