『霜降り明星』の粗品さん(本名=佐々木直人 31歳)が、元『雨上がり決死隊』の宮迫博之さん(54)を呼び捨てにし、痛烈批判するなど“噛みつき芸”で物議を醸しており、明石家さんまさん(68)もラジオで2人のバトルに言及するなど大きな波紋を広げています。
粗品さんは宮迫博之さんだけでなく、木村拓哉さん、羽生結弦さん、『King & Prince』など、ジャンル問わず様々な有名人に対する毒を吐き、YouTuberについても“おもんない”とバッサリ斬り捨てるなどしています。
<↓の画像は、宮迫博之さんを呼び捨てで批判した粗品さんの写真>
そんな粗品さんの言動を支持する声が上がる一方で、芸能界の先輩に対する失礼極まりない言動に不快感を感じている人も多く、粗品さんのイメージ悪化とアンチ増加に繋がっています。
粗品さんはなぜ噛みつき芸を続けるのか、その真意は定かではなく、8日深夜放送のラジオ番組『ヤングタウン土曜日』(MBSラジオ)で明石家さんまさんは、「俺は最初2人で組んで“狙い”でやってると思ってた」とした上で、「マジやったら我々世代、芸能界では考えられない」「後輩が先輩を…っていう。(宮迫が)吉本じゃないっていったって、お笑い芸人は先輩後輩やから。縦(社会)やからな。だから先輩に対してああいうことを言うっていうのは本当は間違いやねんけども」
と語りました。
<↓の画像は、粗品さんとバトルを繰り広げた宮迫博之さんの写真>
続けて、「今度粗品に会ったら、どういう意図でやってるのか聞いてみようと思って」
と、粗品さんに何が狙いなのか聞いてみると語っていたのですが、粗品さんが噛みつき芸を続ける理由を週刊誌『女性自身』が伝えています。
記事では、吉本興業に近しいお笑い関係者が粗品さんについて、「過激な発言をすると粗品さんのもとには、誹謗中傷も含めた大量の批判が寄せられていますが、そうした発言がおさめられた動画の再生回数は他の動画より格段に多いんです。粗品さんの2つのチャンネルの登録者数は合わせて270万人ほどで、YouTubeから得られる収入は相当なものだといいます。テレビのギャラよりも良いそうで、粗品さんはリスクを許容した上で再生回数稼ぎとして狙ってやっているそうです」
と、YouTuberのように動画の再生回数を上げる目的で過激な言動を繰り返しているとしています。
また、ネット上では粗品バッシングも過熱しているものの、吉本興業や芸人仲間からの評価は悪くないとし、「若手にしてCMやテレビのレギュラーを多数抱えていながら、批判を恐れない粗品さんの尖った芸風は吉本上層部や芸人仲間から評判がよいそうです。“松本人志さんに続く天才”とカリスマ視する声も少なくありません」
と裏側を明かしています。
ただ、相方・せいやさんは粗品さんの芸風を理解しリスペクトしつつも、「もう少し抑えてくれたらな…」と周囲にこぼしているといい、あまりの暴走ぶりに多少困惑しているようです。
こうした報道を受けてネット上では、
- カリスマなの…笑ったこと一度もないし、ただ悪口言ってるだけにしか見えないけど…
- カリスマでもなんでもないただのイカレタやつだろ
- こんなの芸でも何でもないよな。ターゲットを決めて一方的にいじめてるだけ。カリスマ性もないし尊敬も得られない
- 粗品は毒舌ではないでしょ。ただ誹謗してるだけ。ガキの悪口レベルの事しかいってないよ。有吉みたく面白いわけでもない。ただの炎上芸。
- 人をバカにして罵倒して不愉快な気持ちにさせて何が面白い? 裏では仲良くてネタだったとしたらそれはそれで面白くない、折角実力があるのだからもったいない。
- 中田をあれだけバカにしてたのに、このままじゃどんどん中田コースだよな
- 粗品がこわいのが、ダウンタウンの松本くんも落ちぶれたから、何を言ってもいい存在と考えてそうなとこ。もうすでにラジオでもその兆候がみえる。
カテゴリーでいくと宮迫、水原一平らと同じネタキャラ枠に入ってるだろうし、タブーとか絶対言ってはいけない、ヤバいとこに首つっこむことでアドレナリン出てくるタイプだから、過激になる一方だよな - せいやとあのちゃんが粗品に乗っかって一緒に悪口言ってるのも粗品の悪口芸を助長してそう
粗品にとって特別な2人がそんなんじゃますます調子乗る一方だろ
などの声が上がっています。
大阪時代から霜降り明星と付き合いのある先輩で、コンビの芸を高く評価している『R-1グランプリ2019』の王者・三浦マイルドさんは、粗品さんの言動についてXで、「僕は芸人が大好きで、誰の事も面白くないとか言いたくないんです。粗品が、宮迫さん面白くないとか、見てて胸が潰れそうになるんです。芸人は、みんな素晴らしい。」「俺は正直、粗品の宮迫さんに対する感じは見てて嫌よ。でも粗品は、ネタでもトークでも大喜利でも、マジで勝負したるぞて、腹括ってる様に見えるんよな。覚悟を見せとるからね。弱目の人をイジメてるとかではないと思う。」
と綴り、複雑な心境を明かしています。
<↓の画像は、霜降り明星と三浦マイルドさん(中央)の写真>
また、霜降り明星の1年後輩にあたる『オズワルド』の伊藤俊介さんは、『極楽とんぼ』の山本圭壱さんのYouTubeチャンネルに出演し、粗品さんと宮迫博之さんのバトルに言及した際、どちらに肩入れするわけでもなくワクワクしながらやり取りを見守っていることを明かし、霜降り明星は十数年に1度現れるような存在で、同世代の芸人たちを代表する“エース”コンビだと語っています。
このように芸人たちからは高い評価を受けていて、2018年には史上最年少で『M-1グランプリ』と『R-1グランプリ』を制覇、史上初の2冠を達成しており、このように結果を残していることで“天才芸人”と呼ばれ、他の芸人とは違った立ち振る舞いなどからカリスマ視されるのは理解できなくもありません。
ただ、現在やっている噛みつき芸に関しては、相手へのリスペクトなどが一切感じられず、単なる悪口で全く笑いにはなっていないとして批判されており、これも全て計算でYouTubeの再生回数を伸ばすための炎上芸なのだとしたら、散々批判しているYouTuberとやってることはほとんど変わりません。
この芸を今後も続けたとしたらどんどんファンが減り、現時点では支持している芸人たちも離れていきそうですが、果たして今後どうなるでしょうかね。