『霜降り明星』の粗品さんが、『鼻から牛乳』などのコミックソングで知られるシンガーソングライター・嘉門タツオさん(別名=嘉門達夫)からの苦言に激怒し、YouTubeで恨み節を炸裂させ話題になっています。
粗品さんは少し前から、先輩芸人にも臆することなく毒づいていくスタイルで注目を集め、元『雨上がり決死隊』の宮迫博之さんに対しては呼び捨てにし、ボロクソに罵るなどしてケンカを売り話題になりました。
そんな粗品さんの言動に対して、芸能界の諸先輩からも様々な声が上がっており、粗品さんの上に噛みつくスタイルを支持する声もある一方、言葉の端々から相手へのリスペクトや愛が感じられない、ただ罵るだけで笑いにもなっていないとして批判の声もあり、嘉門タツオさんも粗品さんの言動に苦言を呈した1人でした。
嘉門タツオさんもかつてコミックソングで強烈な“イジり芸”をしていましたが、7月に週刊誌『フラッシュ』のインタビューを受けた際に、粗品さんのイジりをどう思うか聞かれると、先輩に毒づくことは評価しながらも、「粗品の毒舌には愛がない。だから、そこに愛があるといいんじゃないか、CMじゃないけど(笑)」
と語っていました。
こうした苦言に納得がいかなかった粗品さんはその後、総合司会を務めた『27時間テレビ』(フジテレビ系)で不満を口にし、自身のことを批判した吉本の先輩・西川のりおさんも含めて呼び捨てにしたうえで、「みーんな老害」と言い放っていました。
そして、自身のYouTubeチャンネルに先日投稿した動画でも、嘉門タツオさんが作った数々のコミックソングを称賛し、自身もかつては面白いと思ったとしつつも、「いま聞き返したら全然おもんない」「稚拙な笑い」などとディスり、「あいつ飲酒運転しててんで。ほんで、2023年にやで。そんな奴おる?」と、嘉門さんが昨年に起こした飲酒運転による人身事故もイジっていました。
また、嘉門タツオさんが今年9月リリースの『鼻から牛乳(令和篇)』についても、「ホンマに反吐出るぐらいおもんなかった。正直。ヤバいぐらいおもんなかってんけど」「喧嘩売ってきたからな、俺に。腹立つわマジで。大っ嫌いな老害」と痛烈批判しています。
このように嘉門タツオさんに対する恨み節を炸裂させ、「大っ嫌いな老害」だと言い放った粗品さんに対してネット上では、
- 粗品の他人ディスりもう辟易してるわ
- 注意された事を喧嘩売られてると思ってしまうのはやばい。その辺のチンピラやん
- 粗品のやってることはお笑いじゃないんだよな ハラスメントなんだよ
- こいつで笑ったこと一度もない。才能もないのに会社がチヤホヤして作り上げただけ
- 偉そうな口きくほど大した事ない
- 嘉門さんほどの芸何か持ってる? 誰もが知ってる芸有ったっけ? 僻みやっかみみっともないだけなのにね。。
- 大人から子供まで大爆笑、一世を風靡した先輩に何言ってんだろ? 吉本に守られてチヤホヤされて甘やかされてるんだろうね。
芸人としておもろないって言っておきながら、飲酒運転を言い出すか。芸人としても嘉門さんの足元にも及ばんでしょ。 - イジりが直接的過ぎてユーモアの欠片もない イジられた人間から感謝される話術を学びなさいよ
などの声が上がっています。
粗品さんは2018年に史上最年少で『M-1グランプリ』優勝、続いて『R-1グランプリ』も史上最年少で優勝し、史上初となる2冠を達成しました。
芸人として素晴らしい功績を残していることもあり、粗品さんは先輩芸人たちにも臆することなく毒づいているとみられますが、嘉門タツオさんの「粗品の毒舌には愛がない」という指摘は本当にその通りだと感じ、非常に独善的な毒舌によって見ている人に不快感を与えており、これはお笑い芸人の“芸”と呼べるのかは疑問を抱きます。
ベテラン芸人たちの苦言に対して、「老害」の一言で一蹴するのも芸が無いと思いますし、相手から「ケンカを売ってきた」としてクドクドと恨み節を炸裂させているのも正直見苦しく、自身の器の小さを露呈しているだけのように感じてしまいます。
ただ、粗品さん自身はこれも立派な芸だと思っているのであれば、今後も世間の批判に負けずこのスタイルを貫き通してもらいたいですし、言いやすい人にだけ噛みつくのではなく、今回の動画でも言及している木村拓哉さんなど、他がほとんどイジっていない大物と言われるような芸能人たちに噛みついて、新たな笑いを生んでほしいとも思います。