『霜降り明星』の粗品さん（本名＝佐々木直人 32歳）が自身のYouTubeチャンネル（登録者数：230万人）で、大人気YouTuber・ヒカキンさん（HIKAKIN 本名＝開發光 かいはつ・ひかる 35歳）の発言に噛みつき、ネット上で物議を醸しています。
粗品さんが噛みついたのは、ヒカキンさんが先日動画で語ったお金に対する持論で、ヒカキンさんは視聴者から寄せられた「1,000億もらったらYouTubeやめる？」とのコメントに対して、「やめない」「お金持つよりもこうやって1万人に見られてる方が全然楽しい」などと答え、その流れで自身の金銭感覚について語り始め、「コメントとかでめっちゃ書かれるのよ。『いいよな、どうせHIKAKINにとっての1億なんて俺にとっての1万円くらいとしか思ってない』って。違うんだよ。俺にとっての1億の方がもっと重いから。稼ぐのどんだけキツかったと思ってるんだよ。命削ってるっつーの」
などと発言していました。
粗品さんはこの発言をYouTubeで取り上げ、「お前は何も間違ったこと言ってない。お前はいつも正しいよ」と賛同した後に批判を開始し、「なんでM-1優勝直後の令和ロマンに、（M-1の賞金を上回る）1,500万円相当のプレゼントできるん？」「お前の中での金の価値が軽いか、芸人にリスペクト無いかどっちかやろ？」
と指摘しました。
ヒカキンさんは1月に、『M-1グランプリ』で史上初の2連覇を達成した令和ロマンとのコラボ動画を公開し、それぞれに約500万円の超高級腕時計『ロレックス コスモグラフデイトナ』（型番：126500LN）をプレゼントしたほか、自宅に寿司職人を招いて“金箔寿司”を振る舞ったり、1本500万円の超高級ワインを開けるなどして2人をもてなしていました。
ヒカキンさんと令和ロマンはこの日が初対面だったものの、M-1の優勝金額を超えるもてなしをしたことで物議を醸し、「成金の遊び」などと揶揄されていました。
粗品さんとしては、こうしたヒカキンさんの言動を見て「俺にとっての1億の方がもっと重い」との発言に対して疑問を抱いたとし、「なんで初対面の令和ロマンにそれができるの？ 頭おかしいし芸人にリスペクトないよ。どういう意味？ 嫌な社長やん、それ。芸人が一番嫌いやで」「ハッキリ言うとくぞ。お前より芸人の金の価値の方が重いからな。お前のやってる仕事で何が命削ってるやねん。どアホって、ちょっと思っちゃいますね。」「金の価値でそんなに人にマウント取りたいんやったら。それやったらハッキリ言うけど、それは芸人の方が偉いよ。だってお前YouTuberやもん」
などと痛烈批判しています。
これに対してネット上では、
- すべてをかけてM-1出て優勝して得た賞金をはるかに超える額のプレゼント。たしかにお金に対する価値観が違う
- ヒカキンのあれは、仕事して金を稼いでる人全員を侮辱したわな
- 動画回す為の経費、広告料だから別に普通だと思うよ。誰もいない所で1500万のプレゼントはしない
- あと少しで完勝というタイミングで「芸人の方がえらいよ、だってお前YouTuberやもん」という足さんでええやつ足して計画的に敵作る天才
- おもてなししてる割にはこれはいくらでこれは、、、と話してて。おもてなしやプレゼントなら金額言わないよね、普通。
これはお母さんをパリ旅行に連れて行った時も思ったなぁ。高いホテル行ってイチイチここがいくらだ、このレストランがいくらだって、、、すごいとは思うけどあまりにも高いアピールするから旅を楽しむというか、高いところの値段を知る旅、みたいな。最後まで見る気失せた。
昨年くらいからのヒカキン、多分『みそきん』が売れすぎて税金対策大変なのかなと思う。 - 必死に掴んだ賞金以上の価値のものがポーンと出てくるのはどうかな 経済力の差があるのは分かるし、ヒカキンがそこまで上に行った苦労も努力も否定するべきではないけど、この行為は芸人というか賞金設定してるグランプリに対するリスペクトに欠ける
などの声が上がっています。
粗品さんはかねてからYouTuberのことを見下していて、国内のYouTuberでトップクラスの人気を誇るヒカキンさんも例外ではなく、以前からラジオやYouTubeなどで定期的に批判しており、「YouTuberの中でもトップクラスでおもんない方ちゃう」「あんなもんクリエイターちゃうがな。ゼロからイチが1個もない」
などと語っています。
この他にもちょくちょくヒカキンさんの言動を批判しており、令和ロマンの2人にM-1の賞金額を大きく上回るおもてなしをしたことに対しても、ヒカキンさんとプライベートで交流がある相方・せいやさんは擁護したものの、粗品さんは賞金を上回るのはさすがに芸人を舐めてる、下品過ぎるなどと非難していました。
また、M-1王者だけでなく、自身がMCを務めている『R-1グランプリ』の優勝者にも同様のプレゼントをしてあげて欲しいなどと訴えていました。
ヒカキンさんは普通の人よりもお金の重みは感じているなどと語りつつも、初対面の令和ロマンに対して大盤振る舞いをしており、これはあくまでもコラボ動画の一環として行ったものではありますが、高級品などを次々に購入している姿などを見ると、普通の人とは金銭感覚が大きく異なるのは間違いないと思いますし、時間と労力を使ってM-1史上初の2連覇を達成した令和ロマンに、いきなり賞金を上回る額のおもてなしをするというのは配慮が欠けていると感じます。
特に粗品さんは「芸人至上主義」を標榜していて、YouTuberよりも芸人の方が断然面白いとの考えを持ち、芸人たちがYouTuberたちに気を遣っている風潮にもイラ立っているとも語っていたので、ヒカキンさんが令和ロマンに対して取った行動はどうしても許せないのだろうと思います。
ネット上でも、今回ばかりは珍しく粗品さんの意見に対して賛同の声が多く上がっており、こうした世間の反応を受けて粗品さんの“ヒカキン叩き”は今後さらにエスカレートしていきそうですね。