2000年シドニー五輪・柔道100kg超級の銀メダリストで、解説者・タレントして現在は活動している篠原信一さん(しのはら・しんいち 46歳)のパワハラ疑惑を5日発売の週刊誌『週刊文春』が報じています。
篠原信一さんは2003年に現役を引退し、引退前の2001年には天理大学体育学部専任講師・柔道部監督に就任しており、引退後も天理大学で柔道に携わりながら、2008年からは柔道日本男子代表監督を務めましたが、結果を残せず2012年をもって監督を辞任、2013年には天理大も退職しました。
プライベートでは1995年11月に、同じく天理大出身の1つ上の女性と結婚して3男1女をもうけています。
<↓の画像は、篠原信一さんの家族写真>
2013年3月に天理大を退職後は、奥さんが代表を務める産業廃棄物処理会社の専務となり、その傍ら柔道解説者やタレントとして活動し、2014年にはイジられキャラで注目を浴び、ブレークしました。
当時は様々なバラエティ番組に引っ張りだこ状態で、同学年の中居正広さんとは番組共演がきっかけで仲良くなり、篠原信一さん本人はSMAP分裂・解散騒動の最中に出演した番組で、「SMAPさんの番組にはほとんど全部出させてもらっている」「中居くんのおかげでイジられキャラになった」などと語っていました。
こうして柔道とは離れた場所で順調に仕事の幅を拡げていった篠原信一さんですが、『週刊文春』によれば、篠原さんの担当マネージャーがこれまでに5人も辞めているといい、その原因としてパワハラ疑惑が浮上していると伝えています。
記事ではテレビ関係者が、「撮影現場で些細なミスをあげつらって、マネージャーさんを『ボケが!』『ちゃんとやれや!』などと罵倒するのです。恫喝(どうかつ)のような発言は日常茶飯事です。」
と証言しています。
篠原信一さんは現場で、予定と違うことがあると「聞いていない!」と怒鳴ったり、マネージャーがティッシュを持っていなかった時には「何で無いんだ!」と叱責し、周囲のスタッフに「皆さんどう思います?」とアピールしていたとしています。
篠原信一さんはなぜここまで些細なことで怒るのか、その理由について別のテレビ関係者は、「篠原さんは自他共に認めるケチ。例えば局に行く際、片道は局が払い、片道は自腹が慣例ですが、彼は『何で自分が払うんだ』と、全額を局や事務所に出させる。ギャラの取り分も通常よりも多く要求し、時には9対1ということもあったとか。こういった事務所との交渉を有利に進めるため、マネージャーさんの細かいミスをダシに使うのです」
と語っています。
続けて、「昨年、(長野県)安曇野に家を購入しましたが、『数年後に隠居したい』と言っていました。そのため、少しでも貯めておきたいのでしょう」
と、篠原信一さんがお金に関してうるさい原因を憶測しています。
他にも篠原信一さんにはパワハラの“前科”があるとし、「指導は根性一辺倒で、ケガ人が続出。『アホ』『ボケ』と怒鳴り、時には手も出るので、選手との間に溝があった」
とスポーツ紙記者が証言しています。
<↓の画像は、篠原信一さんと現役選手たちの写真>
そして、芸能活動を本格的に開始してからも様々な問題が起こり、現在所属している事務所は3つ目で、マネージャーも現担当者を含めると6人目といいます。
『週刊文春』の取材班は事の真相を確かめるため、元マネージャーの1人に直撃取材を敢行し話を聞くと、「乱暴な口調でどなられたことがあるのは確かです。ただ、昔のことですので…」
と語るのみだったといい、篠原信一さん本人にも電話取材を行っています。
パワハラ問題などでマネージャーが5人も辞めている?と聞くと、「彼らはそういった思いをしていたかもしれないけれど、それが理由ではないですね、多分。本人に聞かないと。会社都合のはず」
とパワハラが原因によるマネージャーの交代を否定しています。
また、マネージャーに手を出したことは?との問には、「それはない。さすがに社会人ですから。口調はキツイ時もあるでしょうし、声も大きいから、怒っているように取られるかもしれないですけど」
と否定し、ギャラ交渉などお金に細かいという噂については、「別にマネージャーに払えというわけではない。事務所とのやり取りですから。細かいかもしれませんが、働いているんで」
と話し、否定も肯定もしていません。
最後に、監督時代には選手に手を出すことはあったかという質問に対しては、「正直ありました。ただ憎くてやっているわけではなく、愛情。でも今はそれで騒がれる。だから、指導者に向かないと分かっています」
と回答しています。
この報道を受けてネット上では、
- 全く驚かない。 パワハラを公言してたし
- なんだかなぁ これからオリンピックに向けて解説やらの人達の足の引っ張り合いが増えてきそう、、、
- 名選手が必ずとも名監督ではないですからね。篠原氏は違ったのでしょう。
- これは難しい問題だ。関東以北の人にとっては関西弁がキツく感じる事もあるらしいから。
本人はちょっとした冗談のつもりでも、受けた側はそうでない時が多々ある - 手を挙げたというのなら別だが、マネージャーがミスしたら口頭で怒られるのは当たり前だろう?
奉仕ではなく金をもらぅている仕事なんだから受忍の範囲内だよ。
最近少し強めに注意したらすぐパワハラだのなんだのと言う風潮だが、あまりにも過剰反応しすぎるのではないかと思う。 - パワハラは良くないけど、マネージャーって使えないと本当に要らないよね。ティッシュも準備しておけないマネージャーなら怒られて当然かと。
まぁ、強面で体も声も大きいし関西弁だし…関東の人間からしたら身近にいたら怖いんだろうなとは思うけど。
こんなこと言われた!あんなことされた!と被害者ぶってるのもいいけど、そういう貴方はどれだけ素晴らしいマネージャー業をこなしたのか聞きたい。 - 監督時代も大会で選手の成績が悪かったら、表彰式も待たずに選手置き去りでさっさと帰っちゃう人だったんだってね。
この人が監督辞めてから、また柔道の成績が上り調子になってきましたよね。柔道会の人にとっては、この人のパワハラ体質なんて、「何を今更」でしょう。
などのコメントが寄せられています。
篠原信一さんがマネージャーに対してかなりキツイ態度を取っていたのか、それがパワハラだと思われても仕方がないレベルだったのかはよく分からず、『週刊文春』もあくまでパワハラ疑惑としています。
そのため、この記事だけで篠原信一さんがマネージャーにパワハラしていた、それでマネージャーが次々に交代しているとは言い切れないのですが、篠原さんは監督時代にかなり厳しい指導を行い、それがただ怒鳴るだけだったことも原因で、選手たちの成績が伸びずに監督を辞任しています。
2016年8月にも『週刊文春』によって、篠原信一さんの指導はただ怒鳴るだけで、選手からは「アイツ」呼ばわりされるほど選手との関係が良くなかったと報じられており、篠原さん自身もその後別のメディアのインタビューで、「(当時の自分は)根性論だけの指導でした」「自分は厳しい練習から磨かれた反骨心でオリンピックに出れるようになった選手。その経験からハイレベルの選手同士の争いでは最終的に気持ちがものをいうことを伝えたかったのだけど、十分に伝えられなかった」
などと語っています。
また、後任の井上康生監督が2016年のリオデジャネイロ五輪で、全階級メダル獲得を達成した際には、「前回の監督と違って、素晴らしいとしか言いようがない」「前の監督は何してたんや!」と自虐しています。
そうしたことなどから、もしマネージャーたちにキツく当たっていたとしても特に驚きはなく、篠原信一さんを担当するマネージャーは体育会系出身で、かなりシッカリとしている人物でない限り長く務まらないのかもしれません。
篠原信一さんのテレビ出演は以前と比べて減少しているようにも感じますが、最近では『スポーツ振興くじ「BIG」』のCMで女優・石田ゆり子さんと共演するなどしており、こうしたパワハラ疑惑などが出てしまうと今後の仕事に大きな影響を与える可能性があるため、マネージャー等に対する言動には注意を払ってほしいですね。