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竹中直人の放送禁止テレビの内容が波紋。大物芸能人も消える? 不謹慎ネタ完全タブーでテレビの仕事激減の恐れも

竹中直人が東京五輪開会式出演を辞退報道が物議。ビデオ『放送禁止テレビ』で障害者揶揄、他の仕事にも波及か。画像あり

辞任騒動が相次ぐ事態となるなど、開催直前までドタバタ続きだった東京五輪の開会式に、個性派俳優・竹中直人さん(たけなか・なおと 65歳)が出演予定だったものの、開会式前日になって出演を辞退していたことが29日発売の週刊誌『週刊文春』に報じられ、ネット上で物議を醸しています。

『週刊文春』によれば、竹中直人さんが出演予定だったのは開会式序盤に、女優・真矢ミキさん等がパフォーマンスを披露した演目で、竹中さんは真矢さんと共に大工の棟梁役を演じる予定だったそうです。

<↓の画像は、東京五輪開会式で棟梁役を演じた真矢ミキさんの写真>

記事では東京五輪開会式関係者が、「本番では大工の棟梁役を元宝塚女優の真矢ミキが演じましたが、21日に行われた通しリハーサルでは、棟梁役は真矢と、俳優の竹中直人の2人でした。もともと松重豊の起用が検討されていた役どころです。竹中はノリノリで大工たちを盛り上げ、図面を見ながら指示を出す演技をしていた。ところが小林氏が解任された22日、竹中も辞任を申し出たのです」と明かしています。

竹中直人さんが突如辞任を申し出た理由について、大会組織委員会の関係者は、「小山田圭吾氏の問題が発覚してから、組織委は慌てて開会式スタッフの“身体検査”を行いました。それに引っかかったのではないか、と。実際、竹中は85年に『竹中直人の放送禁止テレビ』というオリジナルビデオを発表していますが、障がい者を揶揄するようなコントを演じているのです」と語っています。

『竹中直人の放送禁止テレビ』は、テレビでは絶対に放送できないような下劣で、非道なネタをふんだんに盛り込んだビデオ作品で、竹中直人さんの他にも、劇団・芸能事務所『WAHAHA本舗』所属の久本雅美さん、柴田理恵さん、梅垣義明さん、俳優の村松利史さん、吹越満さん、落語家の林家正蔵さん等が出演していました。

『竹中直人の放送禁止テレビ』は過激なエロ・グロネタをふんだんに盛り込み、障害者をネタにした不謹慎なコント等も複数含まれており、販売開始からどれぐらい経ってからかは不明ながら版元が自主回収したとされ、知る人ぞ知る曰く付きの作品です。

<↓の画像は、廃盤ビデオ『竹中直人の放送禁止テレビ』のジャケット写真>

『週刊文春』の取材班はこのビデオの内容の一部を確認したといい、「映像には、信号機のメロディを頼りに横断歩道を渡る視覚障がい者のモノマネか、竹中をはじめとした一行がリズミカルに白杖を振り回し、笑いを取る場面が収められている。竹中が死体を模したセーラー服姿のマネキンに様々な性的いたずらをするコントもあった。」としています。

<↓の画像は、ビデオに収録された一部コントのキャプチャー>

そして、『週刊文春』は竹中直人さんが本当にこの作品が原因で開会式への出演を辞退したのか、真相を確かめるために本人に直撃取材をしたところ、「事務所を通して下さい」と語るのみだったそうです。

そこで所属事務所『レディバード(フロム・ファーストプロダクション)』に事実確認を求めたところ、竹中直人さんのマネージャーが取材に応じ、『放送禁止テレビ』が原因で辞任したのは事実です。小山田さんの問題が浮上した時、竹中本人から『36年前にこういう作品に出演している』と連絡があり、辞退したいと申し出てきた。ただ、この作品では竹中は演者。企画者でもプロデューサーでもないので、私は『予定通りお願いします』と。しかし小林さんが解任された際、コントでの言動が問題になった。これでは竹中も許されないと考えて、竹中から組織委に申し入れ、承認されましたと説明したとのことです。

また、『竹中直人の放送禁止テレビ』の内容を巡って過去にも抗議を受けたことがあり、竹中直人さんが障害者団体に対して直接、複数回にわたって謝罪したことも明らかにしたそうです。

『週刊文春』はこのように、竹中直人さんが開会式への出演を辞退していたことや、その理由を明らかにしているのですが、この報道を受けてネット上では、

などの声が上がっています。

現在と1980年代では時代背景が大きく違うことから、過去に出演した作品の中に、現在では大きな問題となる表現があったとしてもおかしくなく、『竹中直人の放送禁止テレビ』に関しては竹中直人さんの名前を冠していたものの、企画・構成などは別の人が担当していることや、竹中さんが代表して障害者団体にも謝罪を行ったとのことで、開会式に出演しても問題なかったのではとの声もあります。

しかし、竹中直人さん自身がそれを良しとせずに、自らの判断で出演を辞退したといい、現在の状況から開会式出演後に『竹中直人の放送禁止テレビ』内のコントが蒸し返されて、大騒動に発展する可能性は十分あっただけに、『週刊文春』の報道で過去のネタが大々的に報じられてしまったものの、出演辞退という判断は正解だったのかもしれません。

そして、一連の騒動を受けて『東京スポーツ』(東スポ)は、昔の話だろうが関係なく、不謹慎な言動は許されないという風潮になっていることから、「これが東京五輪だけで終わるわけはなく、今後はテレビにも波及するだろう。番組スポンサーが許すわけはない」と伝えています。

さらに、『竹中直人の放送禁止テレビ』に出演していた久本雅美さん等にも影響が及ぶ可能性があるとしています。

本当にそのような状況になれば、大物芸能人たちも次々にテレビから姿を消すことになるでしょうし、クリーンさをさらに追求することによって、よりテレビがつまらないものとなることは必至ですが、東京五輪の騒動がきっかけで過去の粗探しが続き、次々に芸能人が表舞台から姿を消していくことになるのでしょうかね…。

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