CMで披露したバットのスイングが「神スイング」と話題になったグラビアタレント・稲村亜美さん(いなむら・あみ 22歳)が10日、明治神宮野球場で開催された『日本リトルシニア中学硬式野球協会関東連盟』の開会式に参加し、式最後の始球式に登板したのですが、マウンド上で球児たちに囲まれて揉みくちゃ状態になるハプニングが発生したことに対して、ネット上ではこのハプニングが物議を醸しています。
小学1年生から野球を始めた稲村亜美さんは、中学時代にシニアリーグに在籍しており、最高球速105kmの球を投げることが出来るといい、この日の始球式では関東地区202チームの球児たちに周囲を囲まれた中で登板し、時速96kmの投球を披露したといいます。
<↓の画像が、『日本リトルシニア中学硬式野球協会関東連盟』の開会式に出席した稲村亜美さんの写真>
しかし、この後に球児たちが稲村亜美さんの元に近付いていき、揉みくちゃになるまでの様子を撮影した動画がネットに投稿されたことで物議を醸すことになりました。
球児たちは当初、稲村亜美さんを取り巻いて始球式の模様を見守っていたものの、球児たちは稲村さんに近付いていき、最終的には稲村さんの姿が確認できないほど揉みくちゃ状態になっており、この混乱状態はしばらく続き、「選手は元の位置にお戻りください」というアナウンスが繰り返し流れました。
<↓の画像は、球児たちに揉みくちゃにされる稲村亜美さんの写真>
このような騒動が起きてしまったものの、トラブル後に稲村亜美さんは「皆さん、大丈夫ですか?」と気遣い、自身のツイッター上でも「今日神宮球場にいた選手の皆さんが心配してくれますが、わたしは全く問題なく大丈夫ですよー!!! 選手の皆さんが一生懸命にプレイすることを期待してます!!!」とツイート。
<↓の画像は、稲村亜美さんのツイート>
さらにインスタグラムを更新し、「色々とハプニング?も起きてしまいましたが、みなさんのパワーが伝わってきてわたし、自身は貴重な経験をさせてもらえました。怪我がなければいいことを祈ります」などと綴っています。
<↓の画像が、稲村亜美さんのインスタグラムへの投稿>
しかし、今回のトラブルに対してはネット上で批判や心配する声が多く上がっており、
- 紛れもなく痴漢
- 無法地帯。 稲村さん怖かっただろうな….
- 中学生だからで笑って許される話じゃない
- 主催者側の想像力の無さが酷いね。事故が起きなくて良かったで済ませてはいけないし、タレントの神対応とかそういう問題じゃない。
- ほとんど事件。親を含めて厳重に指導しなければならない。
- 穏便に済ますのも神対応かもしれないけど、怒る時は怒ることも神対応なんじゃないかな。これを持て囃すとセクハラされてもニコニコしてるのが神なのかということになる。イメージ商売だし本人は仕方ないにしても周囲の大人は厳然とした対応をしてほしい
- 甲子園なら野球部員不祥事ならチーム全体出場停止だよな。今回全チームだから、全チーム出場停止?
- 警察沙汰にすべきです。稲村さん自身には被害届出しにくいところもあると思うので事務所なり周りの大人が告発すべき。動画で誰がやったかある程度特定できるし、特定すべき。
- 集団暴行、集団強姦、集団痴漢。立派な犯罪です。野球上手ければよい、結果を出せば良いと勘違いしている中学生に、してはいけないと苦言を呈して欲しかった。
などのコメントが寄せられています。
ソーシャルニュースサイト『ハフポスト日本版』がこの開会式を主催した『日本リトルシニア中学硬式野球協会関東連盟』に取材したところ、球児たちが稲村亜美さんの元に駆け寄った経緯について、「稲村さんの周囲にいる選手は、全202チームのプラカードを持った選手だけの予定でした。実際には、それ以外の選手も集まっていました。始球式が終わって稲村さんがマイクで話す直前に、一部の選手が彼女の周りに殺到してしまいました」
と説明しています。
稲村亜美さんの周りには大人は居なかったのかという問には、「ガード役として計10人の審判がいたのですが、中学生たちの勢いを抑えることができませんでした。会場では繰り返し、元の位置に戻るように訴えました」「(負傷者は?)選手たち全ての状況までは分かりませんが、稲村さんや審判には怪我は出ていません」
と答えています。
なぜこうしたトラブルが発生したのかについては、「このような状況になることを予想できていなかったことが大きいです。関東連盟の開会式で始球式を実施したことは、初めてのことで運営が不慣れでした。今後の開会式でも、始球式をするかどうかは再検討していきたいと思っています」
と話しているとのことです。
また、『弁護士ドットコムニュース』の取材に応じた担当者によると、今回のトラブルで軽傷を負った球児もいるといい、ツイッター上で今回のトラブルに関わった生徒の名前が上げられていることも把握していることを明かした上で、「好ましくないことだと思っています。当日、個別に注意した中学生もいるが、各チームに注意の文書を送る予定です」
と今後の対応を説明しています。
稲村亜美さんには10日に謝罪をしたそうなのですが、「今日も仲介を通して連絡している。稲村さんからは、非常に好意的に言葉をもらっています」と申し訳なさそうに話していたそうです。
ツイッターでは現場に居た球児たちが今回の件について言及しているのですが、全く反省をしていない様子で、逆に自分たちが最初に近付いたことで雪崩現象が起きたといったことを綴っています。
当然このような騒動を起こした球児たちにも責任はあるのですが、稲村亜美さんを囲い込んだ状態で始球式を行い、セキュリティ面なども不十分だった様子なので、あのような状況を作ってしまった主催者側に大きな原因があると考えられます。
稲村亜美さん本人は全然気にしていない素振りを見せ、逆に球児たちを気遣うようなコメントをしていることによって、メディアやネットユーザーたちが「神対応」などと持ち上げているのですが、今後のためにも正直に被害を訴えた方がいいのかもしれないですね。