秋野暢子がガン発症で休養、食道ガン治療開始へ。右足骨折を報告後に病気、今の状態と今後について説明

女優・タレントの秋野暢子さん（あきの・ようこ 65歳）が4日、「頸部食道ガンの重複ガン」を公表し、治療に専念するため芸能活動を休止することを発表しました。

所属事務所『しまだプロダクション』の発表によると、医師から頸部食道ガンの重複ガンと診断され、現時点で入院治療期間は約3ヶ月を予定しているそうですが、詳しい病状などは現在も検査を受けているとしています。

事務所は秋野暢子さんのガン発症と活動休止を報告した上で、「我々事務所の人間も突然の事に戸惑い驚愕しております」とし、「今回のご報告は秋野本人から、たっての希望により包み隠さず同じ病に苦しむ方々に少しでも力と希望になれればと、ご報告に踏切りました。仕事関係でご迷惑をお掛けした方々には、大変申し訳ございません。」「又皆様にお会い出来る迄暫くの間、温かく見守っていただきたいと思います。」と綴っています。

事務所のコメント発表後に秋野暢子さんはブログを更新し、「食道がんになってしまいました。ビ・ビックリ！です。今まで健康に留意し、毎年定期検診も受けて、食べ物に気をつけて、運動も定期的に続け、睡眠も大切にしてきて、また、それらを皆様に発信してきた私が…………まさか、ガンになるとは考えもしなかったんです。」と綴っています。

また、病名の「頸部食道ガンの重複ガン」について、「重複ガンとは転移したのではなく、数カ所同時ぐらいにできるんだそうです。食道の上下に3箇所みつかりました。ステージは2～3だそうです。でも、今ところ他の臓器に転移はみられません。」と説明しています。

現状の症状については、ガンが食道を塞ぎ始めていることにより、固形物や水を飲み込みにくいとし、今週中にも今後の治療方針が決まるそうです。

今月からガンとの闘いが始まるとした上で、「絶対に鬼退治してやる！と決めました。幸い、ポジティブで暢気な性格なので落ち込むこともなく、闘い抜くための勇気が湧いてきています。今日からしっかり生き抜いてまいります。」と意気込み、前向きに治療に取り組んでいくとしています。

今後は、同じ病気を患っている人たちの参考になればと願って、ブログで病気について発信をしていくとし、「とにかく、信頼できる主治医の先生にお逢いできたので、鬼退治の戦闘モードにしっかりはいりました。また、バリ元気な姿で皆さんとお逢いできる日を楽しみにしてます。」と綴っています。

そして、秋野暢子さんのガン公表、芸能活動休止発表を受けてネット上では、

• 料理が上手で健康にも美容にも気を使ってる方だと思ってた。それでもがんになるんだね。
• 運動や食事に物凄く気を使ってらしたのにね。ゆっくり療養してお元気になって下さい
• 食道がんって難しいイメージ…回復をお祈りします。
• お年を召されると色々な病にかかりやすくなりますよね。お大事に･･･
• ゆっくり治療に専念してほしい。また活躍される日を待っています
• 秋野さんといえば、食事にもめちゃくちゃ気をつけて運動もかなりマメにやってるイメージしかない。早く良くなりますように。

などの声が上がっています。

秋野暢子さんは1ヶ月近く前にブログで、右足をひねって骨折したことを明かしており、「全治4週間 運動できるまで8週間 やれやれですね」と綴っていたのですが、ガンを発症していることも判明し、ブログでは前向きな言葉を綴っているものの、非常に大きなショックを受けているのではないかと思います。

秋野暢子さんはかねてから健康に気を使い、2012年にNPO法人『全国ラジオ体操連盟』の公認指導者資格を取得、2018年には一般社団法人『0から100（ぜろからひゃく）』を設立し、健康について考えるイベント、講演活動なども行っており、2020年11月には『からだの中に風が吹く! 10カウントブレスヨガ』という本も出版しています。

そんな秋野暢子さんが頸部食道ガンの重複ガンを発症し、現時点ではステージ2～3との診断を受けているそうですが、ステージ3はリンパ節への転移などがみられる状態です。

そして、頸部食道ガンは手術で食道や咽頭・喉頭を切除した場合、声が出せなくなるため、咽頭ガンで声帯を摘出したミュージシャン・つんく♂さんのように、リハビリで発声法を習得します。

秋野暢子さんは今後手術を受けるかどうかは決まっていないようですが、放射線治療などを受けていくとみられ、これからしばらく辛い治療が続くとは思うものの、周囲のサポートを受けながら前向きに病気の根絶を目指していってほしいですね。