2020年8月末をもって『オスカープロモーション』を退所した女優・福田沙紀さん(ふくだ・さき 31歳)が先月、独立後初めてイベントに出席し、現在の肩書について「女優だと思います(笑)」と語る場面があったのですが、『日刊ゲンダイ』によると、福田さんはオスカー退所後“消息不明”に近い状態にあり、改めて女優宣言したことが業界内で大きな注目を集めているとしています。
福田沙紀さんは小学生のころから地元・熊本で芸能活動し、当時13歳だった2004年に、オスカーが主催する『第10回全日本国民的美少女コンテスト』に出場、グランプリは逃すも演技部門賞を受賞し、オスカーに入りました。
同年秋にはドラマ『3年B組金八先生 第7シリーズ』(TBS系)で女優デビューを果たし、今作には濱田岳さん、黒川智花さん、『Hey! Say! JUMP』の薮宏太さん、八乙女光さん等も出演していました。
2005年には、『THE ALFEE』のギタリスト・高見沢俊彦さんのプロデュースで歌手デビューも果たし、2007年にドラマ『ライフ~壮絶なイジメと闘う少女の物語~』(フジテレビ系)で北乃きいさんとW主演し、イジメっ子役を好演し知名度が急上昇しました。
<↓の画像は、ドラマ『ライフ』で共演当時の北乃きいさん、福田沙紀さんの写真>
その後も、嵐・櫻井翔さん主演の映画『YATTER MAN ~ヤッターマン~』、戸田恵梨香さん主演の『SPEC~警視庁公安部公安第五課 未詳事件特別対策係事件簿~』シリーズ(TBS系)など、数多くのドラマや映画に出演し、当時は“ポスト・上戸彩”とも言われており、オスカーから“ゴリ押し”されていました。
しかし、女優としての演技力などは評価されながらも徐々に仕事が減少し、2020年8月末をもってオスカーを退所、独立しました。
その裏側について日刊ゲンダイの記事ではスポーツ紙記者が、「好事魔多しの典型といえます。『櫻の園』と『ヤッターマン』の撮影時期が重なったため、『ヤッターマン』のスケジュールが合わないことがありました。福田さんとしては初主演映画なので張り切って当然でしたが、この対応によってジャニーズ事務所の幹部を怒らせてしまい、ジャニーズタレントとの共演が激減してしまいます。しかも『櫻の園』が興行収入で大苦戦したこともあり、福田さんは天国から地獄へまっしぐらに向かうことになりました」
と語っています。
また、『ライフ』などで演じたイジメっ子役があまりにもハマり役で、演じた役柄のイメージもあってか、「この頃から『性格が悪い』『ワガママ』といったネットの書き込みや報道が増加する。2018年2月にはフライデーで『ブレイク前に映画で共演した杏は、いまも福田と共演NG』とも報じられた。」
としています。
<↓の画像は、福田沙紀さん初主演映画『櫻の園』出演者の写真>
そうして仕事が激減した福田沙紀さんは2年前に独立し、現在は同じくオスカーに所属していたモデル・タレントの森泉さん、元AKB48の奥真奈美さん等も在籍する事務所『ウォークゼロ』と業務提携を結んでいます。
民放テレビ局関係者によると、福田沙紀さんが独立後初めて出席した5月27日のイベントで、「今も女優だと思います……女優です」と語る場面があり、複数のメディアがこの発言を取り上げていたものの、「テレビ局はほとんどオンエアしていませんでした。どれだけあの話題が視聴者に届いたかは分かりません。ただ、福田さんがフェードアウトした背景をよく知っている芸能メディアは苦笑いですよ」
と語っています。
日刊ゲンダイはこのように、かつて女優として大活躍していた福田沙紀さんが消えた裏側、現在の状況などについて報じているのですが、これに対してネット上では、
- 当時、まだ10代だったからか、スタッフや先輩俳優にもタメ口で、ズケズケ失礼な口をきいて嫌われてるって聞いたな。
普段の言動から、その話の信憑性はあるなーと思っていた。いいイメージない。 - キレイかもだけど、なんか女優としてテッペン取れる感じではないよね。若い頃は尖った学生役などが型にハマってた。
見掛ける機会が減ったのには色々理由があるんだろうけど、年齢とニーズが合わなくなったというのもあるかも。 - 福田沙紀が見なくなったのってジャニーズ怒らせたってより、本人の周りへの態度の悪さだったんじゃなかった???
共演者だけじゃなくて、スタッフなんかにも当たりがキツくて使ってもらえなくなった、みたいな感じの話しあったよね。
オスカーって事務所としてはそれなりのはずだし、事務所が強ければ無理くりキャストにねじ込むことだって出来るだろうに、それでも干されたなら事務所も手に負えないレベルだったってことでは…? - ユーチューブで歌をよく聴いています。上手いし、容貌も良いし、まだ若いし、女優としてもまた歌手としても活躍できる可能性は高いと思います。アタックNO1の気持ちで頑張って欲しい
- 正統派だけど意地悪なお嬢様役はぴったり。ライフでいじめっ子役をして、反響があったのはそれだけハマり役だったという事。
充分主役張れる女優さんだと思うからこれから頑張って欲しいです。
などの声が上がっています。
オスカー退所前の2020年6月に週刊誌『週刊女性』のWeb版が報じた記事によれば、子供のころから芸能活動をしている福田沙紀さんは、良く言えばプロ意識が高く、ドラマや映画の撮影現場で監督やスタッフとディスカッションしたり、現場の仕切りが悪いと「段取り悪くない?」と意見することもあったといいます。
そうした言動によって、「生意気だと感じるスタッフや共演者も多かったと聞きます。それに加えて『ライフ』で演じたイジメっ子の印象も相まって、性格が悪いといった噂が流れたのかも」
と、制作会社関係者が証言しています。
ただ、仕事の激減や年齢を重ねるにつれて性格が丸くなっていったといい、「最近はスタッフへの対応もかなり良く、評判は上々です。そんな仕事に対する姿勢の変化もあり、事務所も再び売り込みを強化しているみたいです」
とも語っていました。
ちなみに、福田沙紀さんは2020年5月に自身のツイッター上で、多忙を極めていた当時を振り返り、「あの頃、心が不健康だったよね 死んだ魚の目をしていたよ~心配だった。と言われました いっぱいいっぱいで自分のことなんて客観視出来ていなかった」「強がって、素直に、ヘルプ!と周りに言えず、全てが敵に見えてしまった時間も多い。自分をコントロール出来ないことが多かった。」
などと綴っていました。
それから早2年が経ち、5月27日のイベントでも周囲への感謝の言葉を述べ、自分と向き合っていきながらマイペースに前進していきたいなどと語っていました。
また、2日には情報バラエティ番組『ポップUP!』(フジテレビ系)にゲスト出演し、これまでに演じた役柄から「怖い女」というイメージを持たれているものの、「めっちゃくちゃビビりなんですよね。オバケとかもダメですし、突然ワッ!とかも、分かっていてもどうしても怖くて」と明かしていました。
一度付いてしまったイメージを変えるのは難しいですし、加えてオスカーからも独立し大きな後ろ盾を失ってしまったので、以前のように女優として活躍するチャンスも少ないと思いますが、演技力には定評があることから、今後の活動で少しずつでも活躍の場を増やせるよう頑張ってほしいですね。