シンガーソングライターで俳優の福山雅治さん(47)が住む東京・渋谷のマンション部屋に、「コンシェルジュ」として勤務していたマンション管理会社のパート従業員・宮本万里子容疑者(48)が合鍵を使用して不法侵入していた事件について、福山さんがついに言及しました。
福山さんは28日14時からに放送されたラジオ番組『福のラジオ』(TOKYO FM)で、「私の個人的な事件報道でお騒がせいたしまして、ご心配をおかけいたしました」と切り出すと、「ケガもなく、何事も無く、取られたものもなく、とりあえず無事なんです」と報告したものの、「とはいえ、気持ちのいいものではない」と正直な心境を明かしました。
さらに、「こういう機会だから言いますけど」と切り出し、「25年以上の活動で、デビューしてから今までいろいろあった。怖い思いもした。表面化していないものもある」と、これまでにも様々なトラブルがあったことを明かした上で、「一番嫌なのは、『福山のファンはこうなんだ』というざっくりとしたマイナスイメージで取られないようにしなくちゃ」と、今回の事件がファンによる犯行だったことが明らかとなり、それによって福山さんのファ全体のイメージが悪くなってしまうことを心配。
そして、福山さんは自身のファンについて「いい人、優しい人が多い」とフォローし、「今までもいろんなことがあったけど、僕は変わらずに、これまで通りファンの方を信じてますから」「今までと変わらず、これからも僕をはじめ僕のスタッフは、ファンのあなたを信じてますので、変わらぬお付き合いをよろしくお願いいたします」と話していました。
これまでにも表面化していない恐怖体験もあったと明かした福山さんですが、約9年前の2007年9月にも福山さんのファンがある事件を起こして大きな騒動に発展したことがありました。
その事件というのは、東京・両国国技館で開かれていた大相撲秋場所11日目の豪風関と豪栄道関の対戦前に、「福山雅治=悪霊に取りつかれている」と書かれた大量のビラを抱えた当時40代とみられる女性が乱入し、錯乱した状態で土俵際によじ登るというもので、この模様はNHKで中継されており、実況のアナウンサーと解説者の方も驚きを隠せない様子でした。
乱入した女性は、その場にいた高見盛関(現:振分親方)や錦戸審判員(元関脇:水戸泉関)らに取り押さえられ、事なきを得たのですが、この女性はその後も「やめてぇ! やめてください! 親方!」と奇声を上げ、その後協会の110番通報によって警察へ連行されることになりました。
<↓の画像が、土俵に乱入した女性の写真>
- 大相撲 20070919 豪風vs豪栄道 土俵に女性乱入者現る!(YouTube)
この女性はなぜ、「福山雅治=悪霊に取りつかれている」というビラを持ち土俵に乱入したかなのですが、ニュースサイト『日刊サイゾー』によれば、ビラに書かれていた言葉は正確には「『福山雅治が悪霊に取りつかれている』なんてウソだ」といった内容だったそうで、当時ある元力士が宗教団体に絡んだイベントにて、福山さんについての話をしたことがあり、それをファンに誤解され、この女性がこのような行動を起こしたと見られているそうです。
事件前に相撲協会には、福山さんのファンからの抗議電話が殺到していたそうで、問題のビラには福山さんのことについてより、大相撲に対して否定的な事が書かれていたといい、そうしたこともあって関係者は回収したビラをマスコミに公開しなかったとのことです。
これも氷山の一角で、もっと恐ろしい直接的な被害を受けたこともあるかも知れないのですが、これまで表に出すことなくよく耐えてきたと思います。
福山さんは非常に警戒心が強く、週刊誌などもプライベートの行動を把握できないほどで知られていますが、今回のような事件が発生したことで、異常なほどの高い警戒心を持つ理由がよく分かりましたね。
昨年吹石さんと結婚したことにより、今後もファンとの間で様々なことがあるかと思いますが、今回のような事件が再び起こらないことを願うばかりですね。