タレント・神田うのさん(45)が30日、デビュー以来所属していた芸能事務所『スペースクラフト・エンタテインメント』を退所し、独立することを発表しました。
神田うのさんはインスタグラムで、「31年間所属していたスペースクラフトエンタテインメントを本日6月30日付けにて退社することになりました。」「今後も自分のペースで個人事務所として活動して参ります」と発表しています。
また、「14歳から所属させて頂き、これまでたくさんのことを勉強させて頂きました。社長を始めとし、関係者の皆様、スタッフの皆様には深く感謝しております。社長はモデル時代から芸能界の父として私を育てて下さいました。穏やかで優しい社長はワガママな私を育てながらも自由にさせて下さり私はそれに甘えてきました。感謝しかありません。そして社長はこれからも暖かく見守って下さるとの事、本当に有り難いです。」
などと事務所への感謝の言葉を綴っており、円満退所のようです。
『スペースクラフト』は、『オスカープロモーション』と同様に所属タレントの流出が相次いでおり、3月には子役時代から30年にわたって事務所に所属し、看板女優の1人だった栗山千明さん(35)が独立、5月には同じく女優の有森也実さん(52)、2.5次元俳優として人気の崎山つばささん(30)が独立、現役女子大生アイドルグループ『カレッジ・コスモス』は活動休止となりました。
<↓の画像は、スペースクラフトを退所、独立した栗山千明さん、有森也実さん、崎山つばささんの写真>
こうした方々に加えて今回、神田うのさんも独立発表したわけですが、3月に週刊誌『週刊文春』のWeb版『文春オンライン』が報じた記事によれば、事務所の経営がかなり危ないとの情報があり、栗山千明さんが退所した裏でも金銭トラブルの噂があるとのことでした。
記事では芸能関係者が、「数年前から、芸能事務所『スペースクラフト』が相当な経営不振の状態にあるという噂がずっと流れています。モデル部門はかろうじて黒字なのですが、芸能部門は大赤字だそうです。そのうえ事務所の看板女優である栗山千明さんが退所してしまった。社員たちは、いよいよ事務所の存続は難しいんじゃないかと不安にさいなまれています」
と語っています。
経営不振の原因は社長にあるといい、以前に比べて資金投入に対して慎重さを欠くようになり、数年前からは社員に対する当たりも厳しくなったといい、「いまはもう誰の言葉にも耳を貸さなくなってしまい、社長の暴走を止められる人がいなくなってしまった」と事務所関係者が証言しています。
そうした中で、人気音楽プロデューサー・梶浦由記さんと、梶浦さんが手掛けていたボーカルユニット『Kalafina(カラフィナ)』の解散、メンバーの退所も大打撃となったそうで、この2組の退社も社長が大きく関係しているとのことです。
神田うのさんも独立も事務所の経営悪化、事務所内のゴタゴタが背景にあるのかどうかは定かではないのですが、うのさんは近年、テレビ番組に出演する機会も減少しており、今年4月にはYouTuberデビューをするなど新たな活動を展開し、このまま事務所に所属していてもあまり旨味がないと思ったのでしょうかね。
ちなみに、神田うのさんの公式YouTubeチャンネルの登録者数は30日22時の時点で1.35万人、インスタグラムのフォロワー数は11.8万人と微妙な数字です。
神田うのさんの場合はタレント活動の他にも、ウェディングドレスブランド『Scena D’uno』と『UNO et L‘ETOILE』のプロデュースを手掛けており、夫・西村拓郎さんは、不動産開発やパチンコ事業を手掛ける『日拓グループ』の代表を務めているので、芸能活動が減少したとしてもそれほどダメージはないと思いますが、独立後にどういった活動を展開していくのか注目していきたいですね。