タレント・俳優の石田純一さん(本名=石田太郎 66歳)が新型コロナウイルスに感染していることが公表されましたが、現在は容体が悪化し、集中治療室(ICU)に入る一歩手前の状態にあることを『サンケイスポーツ』(サンスポ)が伝えています。
石田純一さんは9日までラジオ番組などの仕事に参加し、10日には沖縄・那覇に向かいました。
那覇へ行った理由は、自身が経営している韓国料理店『J-chan(ジェイチャン)冷麺』の売上が新型コロナウイルスの影響で落ち込んでいたため、スタッフと今後について話すために向かったとされています。
所属事務所『メロン』の説明によると、沖縄に到着後の10日19時半から22時にかけて店でスタッフと打ち合わせ、11日に宿泊先のホテル内のレストランで朝食をとり、仕事関係者らとゴルフ場へと向かい、プレー中に身体のだるさを感じ、その後は再びホテル内のレストランで夕食をとったとのことです。
12日は朝食をとった後にホテルで休息し、夕方から『J-chan 冷麺』でスタッフと打ち合わせを行い、13日はホテルで朝食をとり、帰京しました。
そして、14日に妻でプロゴルファー・タレントの東尾理子さん(44)と病院へ行ったところ、肺炎の傾向がみられたことで入院、PCR検査を受けた結果、15日に新型コロナウイルスの陽性が判明したといいます。
沖縄滞在中の時点で倦怠感があったものの、発熱やせきなどの症状はなかったそうですが、感染が判明した15日夕方時点では体温が38度8分まで上がっていました。
石田純一さんは、木曜コメンテーターを務めているラジオ番組『斉藤一美 ニュースワイドSAKIDORI!』(文化放送)に肉声コメントを寄せており、15日夕方に病床から電話取材に応じ、現在の症状は「熱だけですかね。38度8分とか、そんな感じです」と弱々しい声で報告し、PCR検査時のことについては「具合が悪くて、下を向いてて、何がPCR検査なのかわからなかった」と語っています。
また、東尾理子さんは石田純一さんの様子について、「今日(16日)は息苦しさや頭痛も増していて心配な状態が続いている」
とコメントを寄せていました。
<↓の画像が、東尾理子さん16日公開の現在の石田純一さんの写真>
サンスポが複数の関係者に取材したところ、石田純一さんの症状は当初、軽症だとみられていたそうですが、「現在の体調は良くない」とし、「集中治療室の一歩手前」の状態にあると関係者は語っているといいます。
別の関係者も、「電話で話すことはできるが、辛そうで『体がだるくて頭が割れるように痛い』と言っていた」と証言しており、電話で話しても声が弱々しく、息苦しい様子から会話も途切れ途切れだったと明かしたとしています。
所属事務所も取材に対して、「現在の症状は聞けていない。ただ、14日は電話でやり取りができていたが、15日は全くできない状態だった」
と説明したとのことです。
そして、石田純一さんの新型コロナウイルス感染、症状が悪化しているとの報道に対してネット上では、
- 病状悪化と聞くと亡くなった志村さんのことを思い出してしまう。今は石田純一さんの体調が回復することを願うのみ
- 仕事だったとは故、会食やゴルフしたツケがこの状態。コロナウイルスの恐ろしさを世に知らしめてくれた。
- 高齢だから、重症化したらヤバイよ。この御時世に仕事とはいえ、なぜ沖縄に行くんだろ。お子さん3人いるのに無責任だと思う。
- 今月は、まともな人間は旅行、外食などしない。視察?遊びのゴルフしに行って感染してしまったから理由つけてるだけだろ。
- コロナに感染した人をたたく風潮は好きではないけれど、自宅にこもってストレスためている側からすると、出歩いている人がイライラしてたまらないんだよね。
うちも親が、今までといっこうに生活を変えようとしなくてイラつく。もし感染したら、大丈夫? の前に、そら見たことかと言ってしまいそう。 - 仕事と言えどもこの時期に沖縄行ってゴルフ…完全にアウト。
『自分は大丈夫』は通用しないってことを自覚してもらいたかった…
でも感染してしまったものは仕方ない。ご家族も心配してますし、早く元気になるよう願っています。 - 石田純一は具合が悪いのにゴルフ強行。その日フェアウェイカート乗り入れ禁止だったのに具合が悪いので、フェアウェイ乗り入れさせてくれとごねた上でのプレイ続行。
すぐ帰ればまだよかったのに風呂場利用、更に密室であるサウナまで利用。ロッカールームでは具合わるそうにうずくまっていたそうです。
これすべて知人の目撃情報。
その知人はサウナで10分ほど一緒で完全に濃厚接触者。石田氏には元気に復帰してほしいが、二度とゴルフはしないで欲しい。ゴルファー失格。
などのコメントが寄せられています。
沖縄へ行った後に、自身の店のスタッフと今後について打ち合わせを行ったことに加えて、ゴルフまでしていたことが新たに判明したこともあり、石田純一さんに対する批判はさらに増加している様子です。
東尾理子さんも責任を感じているようで、16日には自身のブログに【お詫び】と題した記事を投稿し、「全世界が感染防止に努力、我慢をしている中で、仕事であるとはいえ飛行機に乗り都外へ出ようとする主人を説得、止めきれなかった事を深く後悔し、反省しております。沖縄の方々、移動で使用した交通機関の皆さま、大変申し訳ございません。心よりお詫び申し上げます。」
と謝罪しています。
また、石田純一さんがまだ無症状の状態だった7日、次女・つむぎちゃんの2歳の誕生日祝いを自宅で行い、自身の両親を呼んだことについても、「万が一を考え換気をし、本当に短い時間立ち寄っただけでしたが、家族という事で気が緩み、自覚が非常に欠けておりました。」「その時すでに保菌者であった可能性もあり、高齢の両親を巻き込むこととなった事に対しても深く反省の気持ちで受け止めております。」
などと綴っています。
<↓の画像が、7日の誕生日会での写真>
新型コロナウイルスの感染者が首都圏を中心に激増し、7都府県を対象とした緊急事態宣言が発令され、地方へと向かう“コロナ疎開”などが問題視される中で石田純一さんは沖縄へと渡っていました。
その時点では特に症状が無く、自分だけは感染しないだろうという甘い考えを持っていたのかは不明ですが、結果的には感染していて、移動時に利用した空港や飛行機、ホテルなど様々な場所でウイルスをバラ撒いていた可能性があるだけに、非難を浴びるのは仕方がないかもしれません。
こうした行動によって、周囲に大きな迷惑を掛けていることを問題視されるのは当然だと思う一方、症状が悪化しているというのはやはり心配で、3月末には70歳だった志村けんさんが新型コロナウイルス肺炎が重症化し亡くなってしまいましたが、これから少しずつでも快方へと向かってほしいですし、石田純一さんの家族や発症前に接触した東尾修さんなど、今後さらなる感染者が出ないことを願うばかりです。