第一線で活躍している同い年の女優・上野樹里さん(34)と石原さとみさん(34)が、“共演NG”になっているとの情報を週刊誌『週刊新潮』のWeb版『デイリー新潮』が伝えています。
『デイリー新潮』によると、上野樹里さんと石原さとみさんは、2003年度後期放送のNHK連続テレビ小説(朝ドラ)『てるてる家族』で初共演して以降、17年にわたって一度も共演しておらず、この最初で最後の共演作で“なにか”があったようだとしています。
元NHKスタッフは、「2人は同学年。ドラマの開始時点で上野さんは17歳、石原さんは16歳でした。デビューは上野さんの方が早く、芸能界では先輩です。ところがオーディションで主演に選ばれたのは石原さんで、上野さんはその姉役。こういう関係性だと、うまく付き合うのが難しいんです」
と明かしています。
石原さとみさんは2002年に、芸能事務所『ホリプロ』主催のオーディション『第27回ホリプロタレントスカウトキャラバン』でグランプリを受賞し、本格的に芸能活動をスタートさせ、芸名を本名の「石神国子」から「石原さとみ」に改名、2003年には映画『わたしのグランパ』に出演し『日本アカデミー賞』の新人賞を受賞、同年にはドラマ『きみはペット』(TBS系)で連ドラ初出演し、『てるてる家族』ではヒロインに起用されました。
一方の上野樹里さんは、2000年にファッション誌のモデルオーディションを受け、その際にモデル事務所『ウィルコーポレーション』の社長にスカウトされて芸能界入り、2001年に『クレアラシル』のCMイメージキャラクターに起用され芸能界デビュー、2002年から女優活動を開始。
2003年に『てるてる家族』のヒロインオーディションを受け、最終選考まで残るもヒロインは石原さとみさんが勝ち取り、上野樹里さんは石原さんの姉役に起用されました。
<↓の画像は、朝ドラ『てるてる家族』で4姉妹役を演じた紺野まひるさん、上原多香子さん、石原さとみさん、上野樹里さんの写真>
なお、上野樹里さんは『てるてる家族』で父親役を演じた俳優・岸谷五朗さん(56)に才能を高く評価され、それがきっかけで岸谷さんが所属する『アミューズ』が上野さんの獲得に動き、上野さんは事務所に恩義を感じていたことで移籍を拒否しましたが、『アミューズ』は上野さんを移籍させるために当時所属していた『ウィルコーポレーション』を吸収合併、それによって吉高由里子さん(32)も『アミューズ』の所属となりました。
上野樹里さんも2004年に主演した映画『スウィングガールズ』がヒット、『日本アカデミー賞』の新人賞を受賞し、2006年には月9ドラマ『のだめカンタービレ』(フジテレビ系)で玉木宏さんとW主演するなど、デビューから間もなくブレークを果たしました。
石原さとみさんと上野樹里さんはデビューから早々に高い評価を受けており、『デイリー新潮』によれば、それが原因で2人はお互いをライバル視するようになったといい、前出の元NHKスタッフは朝ドラ撮影時の様子について「休憩時間などに2人が話しているところを見たことがない」と証言しています。
『スウィングガールズ』のメガホンをとった矢口史靖監督は、当時のインタビューで上野樹里さんについて、「本人は気づいていないでしょうけど、周りに火の粉を散らすタイプ。勝手にどんどんアドリブを言うわ、勝手に走るわ、手を動かすわ。だからリハーサルをやっても本番で狂わされ、その中でまた新しい芝居が作られていくという感じ」
と語っていました。
一方で石原さとみさんについて芸能記者は「受け答えが理路整然としている。無駄なことを口にしない」と語り、仕事もプライベートも計画的で、上野樹里さんとは正反対のタイプとのことです。
そうしたこともあり、2人は『てるてる家族』での共演後、一度も共演せずに現在に至っているそうで、業界内では“共演NG”とされているそうなのですが、これに対してネット上では、
- 2人とも同年代で文句無く主役を張れる女優だから、あえて2人を共演させる理由もあまりないだけの事でしょ
- ライバル視してたとしても、共演NGまでは無いんじゃない?この年代は豊作でみんな主役級だから必然的に被らないだけだと思う
- 現時点では、完全に上野樹里が石原さとみを上回っているね。結婚して安定感が増したのと、朝顔含めて作品に恵まれている。
ただ、なんといっても大河の主演の経験値がすごく大きいと思う。かたや、石原さとみは1クール連続ドラマへの出演ばかりで、女優としての幅が狭いままだ。笑 - 石原さとみは創価学会の看板だから才能無くても仕事があるイメージ。上野樹里はたしかに天才タイプ
- 石原さとみは綾瀬はるかとも共演NGだと前に見たことあるね、事実は知らんけど…。負けん気が強いのかね?あんまり我儘がすぎると使いにくい女優になっちゃうよ。ただでさえドラマ低潮なのに。
- 石原さとみは何やらせても“石原さとみ”で脇役では使い物にならない。可愛らしいが先行してしまって今後どうやっていくつもりなのか…。
起爆剤になるようななんらかの作品の中で新境地を切り開くでもしないと先細りな感じがする。
一方で、上野樹里は憑依型女優ともいわれるように主演はもちろん脇役でも完璧に期待以上の役割を果たす。結婚後は更に安定感を増してきたし今後歳を重ねるごとに楽しみな役者です。 - 二人を比べるには個性が違い過ぎると思うけど、石原さとみさんの演技はワンパターンかなって思う。次の綾野剛とのラブコメも期待はしていません。まずタイトルがね。なんだかなぁっ感じ。
上野樹里さんと比較するなら、綾瀬はるかさんあたりじゃないですか?天国と地獄の演技も良いし、綾瀬さんもカメレオンのように色んな役柄されているので。
などの声が上がっています。
ドラマや映画などで、主演クラスの役者が共演するケースもありますが多くはなく、同じ作品に起用した場合にお互いを潰し合ってしまう可能性があることから、本人が共演NGにしているのではなく、制作側があえて同じ作品に起用していないだけの可能性も十分あるとみられます。
ちなみに、2人と同じ1986年生まれの女優は沢尻エリカさん、杏さん、北川景子さん、安藤サクラさん等がおり、1つ上の1985年生まれは綾瀬はるかさん、上戸彩さん、蒼井優さん、相武紗季さん、満島ひかりさん、宮崎あおいさん、貫地谷しほりさん、松下奈緒さん、1つ下の1987年生まれには井上真央さん、長澤まさみさん、木村文乃さん等がいます。
ただ、上野樹里さんと石原さとみさんはこわだわりが強く、自己主張が強いタイプとも言われていることから、単に主演クラスだから共演させないわけではなく、様々な事情があって『てるてる家族』以降、共演が一度も無いとも考えられますね。
そして、2人の女優としての実力、実績などに対してネット上では様々な声が上がっていますが、上野さんは一時期仕事が減少し、主演作でもあまり良い結果を残せない状態になっていましたが、2016年に結婚して以降は作品に恵まれ、2018年放送の『グッド・ドクター』(フジテレビ系)、『監察医 朝顔』シリーズ(フジテレビ系)では好視聴率を獲得しています。
一方で石原さとみさんは、デビューから毎年のように複数のドラマや映画などに出演、2014年以降は毎年1本以上の連ドラで主演を務めていますが、2018年7月期放送の『高嶺の花』(日本テレビ系)以降は数字が低迷しており、かつての勢いを失っています。
演技に対する評価も、上野樹里さんはデビューからこれまで様々な役柄に挑戦し、演技力に磨きがかかっていると評されている一方、石原さとみさんはここ数年ドラマで同じようなキャラクターを演じることが多く、演技力を評価する声は少ない印象です。
石原さとみさんは昨年末に超エリートの一般男性と結婚し、今年4月期放送のドラマ『恋はDeepに』(日本テレビ系)で綾野剛さんとW主演、結婚後初のドラマ出演ということで大きな注目が集まっていますが、このドラマでも視聴率が伸び悩み、演技に対しても厳しい声が上がるようだと、上野樹里さんとの差は今後さらに広がってしまうかもしれないですね。