すき家・鳥取南吉方店のみそ汁にネズミ混入の原因と対応巡り物議、石原さとみのイメージも悪化危機

牛丼チェーン『すき家』が、鳥取南吉方店で味噌汁の中に“ネズミの死骸”が混入するトラブルが発生していたことを22日に公表し、この問題で2020年からCMに出演している女優・石原さとみさんが、とばっちりを食らう事態になっていると週刊誌『フラッシュ』のWeb版『SmartFLASH』が報じています。

味噌汁の中にネズミが混入していたとの問題は、Googleマップ上のすき家・鳥取南吉方店のクチコミ欄に書き込まれていたもので、SNS上でその情報が拡散され、『NEWSポストセブン』（小学館）がこの問題を取り上げ大きな波紋が広がる中で、すき家が22日に公式サイトでトラブルは事実と認め謝罪しました。

＜↓の画像が、Googleマップのクチコミとネズミの死骸入り味噌汁の写真＞

当サイトでモザイク処理をしています。

すき家は公式サイトで一部報道についてとし、今年1月21日の午前8時ごろに鳥取南吉方店で客から従業員に対して、味噌汁の中にネズミが混入しているとの指摘を受け、その場で従業員もネズミの混入を確認したそうです。

この問題を受けてネズミが混入した原因を調査した結果、「みそ汁の具材をお椀に入れて複数個準備をする段階において、そのうちの1つのお椀の中に異物が混入していたと考えられています。当該従業員が提供前に商品状態の目視確認を怠ったため、異物に気付かずに提供が行われました。なお、同店において同様の異物混入の恐れがある商品は、当該お客様以外の方に対しては提供されておりません。」と説明しています。

また、問題が発生後に店は一時閉店し、衛生検査の実施とともに、異物混入に繋がる可能性がある建物のヒビ、亀裂といったクラック等への対策を行い、商品を提供する前の目視確認など、衛生管理を改めて徹底するよう従業員に厳格な教育をしたとしています。

所轄の保健所にも報告し、保健所の職員に現地確認をしてもらったうえで営業を再開しているとしています。

すき家側はこのように説明しているのですが、味噌汁の具材を入れたお椀に、ネズミの死骸が入ったとする説明に対しては疑問の声が上がっており、お椀ではなく味噌汁の鍋の中にネズミが混入し、それに気付かずに提供したのではないかとの憶測も飛び交うなどしています。

そして、この問題で2020年からすき家のCMイメージキャラクターを務めている石原さとみさんが、とばっちりを食らっているとSmartFLASHが報じています。

SmartFLASHによると、「石原さんのCMを観ると、すき家に行きたくなる」と好評を得ていて、石原さとみさんがCMに出演して以降は女性ユーザーが増加するなど、すき家と言えば石原さとみさんというイメージが定着していたとしています。

そうした中で今回のようなトラブルが発生し、SNS上では石原さとみさんの名前も飛び交い、大きな波紋を広げているといい、「数年にわたって、すき家のイメージキャラクターをつとめてきた石原さんにしてみれば、女優としてのイメージも考え、降板を考えざるを得ないほどの深刻な事態といえる」と広告代理店関係者は語っています。

企業の不祥事が原因で、CMイメージキャラクターを務める芸能人ら著名人がとばっちりを食らうケースは過去にもあり、近年では2年前に中古車販売会社『株式会社ビッグモーター（BIGMOTOR）』の自動車保険不正請求問題によって、2017年から同社のイメージキャラクターを務めていた俳優・佐藤隆太さんがとばっちりを食らうことになり、当時所属していた事務所側がビッグモーターにCM契約解除を求めて協議を行った結果、契約解除となりました。

＜↓の画像が、ビッグモーターのイメージキャラクターを務めていた佐藤隆太さんの写真＞

今度はすき家の問題で石原さとみさんがとばっちりを食らうことになり、すき家では3年前にも三重県の店舗で、客に提供した麦茶の中にゴキブリの死骸が混入していたとする写真がSNSで拡散され、すき家が謝罪するというトラブルがありましたが、石原さんは降板することなくCM出演を続けてきました。

そして、別の店舗で異物混入によるトラブルが再び発生し、すき家のイメージはかなり悪化してしまっており、石原さとみさんのイメージにも悪影響を及ぼす可能性もあるだけに、CMを降板するといった可能性もあるかもしれないですね。